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ヤドカリ放浪記2015〜豊後西部滝の陣編〜

5月14日
AM6:48
道の駅原鶴

車の往来音で熟睡出来なかった朝
この日のルートを考えて過ごす
慌てる必要が無いのでユックリと道の駅で過ごしてから出発
AM7:50
大分県突入
四日振りに豊後の国
国道210号線を使っての豊後入り
AM8:27
観音の滝

天ヶ瀬町上ノ釣の国道210号線沿いに流れる滝で天ヶ瀬三瀑の一つ
落差12m・幅4mのなだらかで優しい流れのまさに観音様の名前に相応しい滝
また滝壁の中央部の凹凸が観音菩薩の様に見える事からこの名称になったとの事

確かに岩肌一つ一つが仏様に俺は見えた♪
別名・琵琶の滝とも呼ばれているらしい
AM8:43
天ヶ瀬温泉

阿蘇山を源に九州を横断する様に流れる筑後川流域に点在する四つの温泉郷を纏めた筑後川流域温泉郷の一つ
開湯時期は不明だが奈良時代に書かれた書物にはすでに天ヶ瀬温泉が登場しており、開湯1300年は迎えていると思われる
豊後三大名泉の一つに数えられている大分の名湯である
近年では九州温泉道にみるき〜すぱサンビレッヂが加入した事で再注目されている温泉地だ
しかし今回は温泉目的ではない
駐車場にヤドカリを停めて駅の横から伸びる遊歩道を歩いて目的地を目指す
AM8:56
桜滝

数年振りに訪れる天ヶ瀬の名瀑
線路を横切った記憶が有りましたが遊歩道が出来て綺麗になってました
ふれあい広場も造られて綺麗に整備されてました
俺的には昔の方が滝を観に行く感があって好きでした
そんなこんなで五馬高原に源流を発し玖珠川に合流する合楽川にかかる滝に到着
落差25m幅15mの中型の滝

水量が豊富で流れ落ちる滝水が無数の非常に細かい筋になり飛沫が桜の花の様である事からこの名称が付けられた
1803年に書かれた豊後国の他誌・豊後国志でも「砕け散ること花の如く,流下することスダレの如し」とこの滝の繊細な美しさが賞賛され江戸時代より文人・墨客に愛された滝だとか…

天ヶ瀬三瀑の一つだけあって観ているだけで気持ち良い♪
癒されます♡
AM9:32
慈恩の滝

今から約千数百年の昔この滝壷の中に大蛇が住んでいた
或る年の麦の実る頃,夜中にこの大蛇が滝壷より這い出して麦畑の中で,のたうちまわり農民の汗による麦を荒してしまい,わずか一夜で近郷の麦畑はほとんど全滅に近い被害を受けその年の秋の実りの田もこの大蛇に荒され其の後数年間田畑を荒され続けた
この為、農民はホトホト困り、八方手を尽くし何とか大蛇を鎮めんものと或る時は加持祈祷に,またある時は滝壷に竹網を張る等したがその甲斐もなく大蛇に荒され農民は食べるものもなく困窮の果て先祖より受けついだ田畑を捨て家を捨てる者が続出しこの地域を離れて行ったのである

こんな年の夏の夕暮れ時、地域を通りかかった旅僧がこの有り様を聞き及ばずながら経の功力により大蛇を鎮めて見ようとその夜折から登る月光の下滝しぶきのかかる辺りに座して一心に読経を続けておりますとやがて急に滝壷に逆渦巻が起り波の中から凄まじい形相の大蛇が姿を現わしたのである
これを見た旅僧はそのような浅ましい姿では
経を聞くことは出来まい「心をやわらげ、姿を変えて現われよ」と諭した
すると大蛇はザブンと水中に身を沈め、しばらくして今度は頭だけ大きく胴体は筆の軸位に痩細り長さは二丈あまり見るもあわれな姿で水の上に現れた

旅僧は大蛇に向い法を説きながら「何故に田畑を荒すのか」と問いただすと大蛇は頭を胴の方に向けて曲げ舌の先で体中を舐め始めたので旅僧は大蛇に近付きよく見ると鱗の間に全身虫が寄生しているのを発見した
旅僧はこの大蛇を憐れに思い、その胴体の上を経文で撫でさすると大蛇は目を細め旅僧のなすままに静かにしていて病気も良くなりその後は一度も田畑を荒すことなく稲や麦も実り農民の喜びは大変なものであった
そんな伝説の残る天ヶ瀬三瀑の一つ
滝の裏に回れる事から別名・裏見の滝とも呼ばれている

何度来ても飽きない滝だ(*´ω`*)♪
AM10:09
清流の駅山浦川ゆめ公園

慈恩の滝上流に流れる玖珠川支流山浦川沿いに佇む公園
シンボルの躍動の水車は停止中
シーズンオフだからだろうか
寂れてます…
そんな山浦川流域には山浦川七滝と呼ばれる瀑布群があるらしい
ここを拠点にチョイと滝巡りをしてみます♪
AM10:17
おなめ滝

山浦七滝の一つ
落差1m程の小さな滝
清らかな流れについ滝壺で水浴び
気持ち良か〜♫
AM10:29
裏おなめ滝(仮)

おなめ滝上流の田んぼの脇に流れているおなめ滝よりもっと滝らしい滝
かなり見辛い場所にある為に山浦川七滝には含まれていない
小型の滝だが迫力がある
あ〜滝壺まで近付きたい
AM10:46
女滝

これこれ♪
入口から道はあるけど、道じゃない道を歩いての滝を目指す
これこそ滝アドベンチャー
舗装されて道を歩んで観た滝には達成感なんか生まれやしない!!
これこそ滝浪漫♪
そんな滝浪漫を求めて、滝アドベンチャーに雪駄で挑む学習能力の無い無謀な俺
一度スッテンコロリンしちゃいました(ノω`*)
そして辿り着いたのは滝口…
滝は滝壺から観るからこそ滝
滝口から観ても面白くない…orz
でも滝壺に降りる道があったから下へ降りると女滝の全貌が現れた!

落差は5m
決して大きな滝ではないが緑に覆われた中に流れ落ちる滝は優美だ
ココと合わせて男滝が存在するが入口が分からなかったので先を目指す
AM11:16
下園妙見様湧水

山浦川七滝五つ目の滝・万年見の滝を目指して来たが発見出来ず
恐らく枯渇して無くなったと思われる
そんな万年見の滝を探していたら見付けた平成の名水百選の湧水

先日、登山した二重メサの地形で知られる万年山の山麓から湧出する綺麗な名水だ
湧水は妙見社の敷地内からの湧き出ており、湧水の名の由来にもなっている
この妙見社は1701年に作成された山浦村の村絵図にも妙見様として記されていて古くからこの地に祀られていた事が分かる

また百数十年前に大火が起きた際に妙見様が燃え上がる建物の上を横切った瞬間に火が消えたと伝えられている為、水の神様として崇められている
そんな神様のお膝元から湧出する天然水は澄みきって清らかで美味しかったです
AM11:22
名水茶屋

そんな名水で作られた万年元気とうふを製造販売する茶屋
チョイと昼飯がてら豆腐定食を食べようと思ったけど先客に手間取ってガン無視…
責めて一言「お待ちください」とかあれば良いんだけどガン無視💢
多少接客の心得がある俺だから、そんな対応が許せない
なので残りの七滝を探しに下園を跡にする
AM11:35
秋畑地区
この地区に山浦川七滝の残りの二滝、詰の滝と上の滝がある
しかし両方とも入口が分からず断念
天ヶ瀬エリアを跡にします…(´・ω・`)
PM0:09
三日月の滝

昔のむかし、京都に横笛の名人がいた
その横笛名人の噂が天皇の耳に入り宮中の宴の席で笛を吹く様にと招かれた
宮中勤めをする様になった横笛名人
いつもの様に笛を吹いていると何処からともなく笛に合わせるように美しい琴の音が流れて来た
それは小松女院という姫の奏でる琴の音
その日から宮中では笛と琴の音が合わせ奏でる日々が続き、いつしか二人は愛し合うようになりました
これを知った天皇は激怒
横笛名人は豊後の国、姫は因幡の国へと離ればなれにされてしまった
それから幾年も経ったが,どうしても横笛名人の事が忘れられない姫は十一人の侍女と共に豊後の国へ
豊後の国玖珠に辿り着いたのは因幡の国を出て百日余り頃
身も心も疲れ果て三日月の滝の畔で休んでいると一人の年老いた木こりが通り掛かったので横笛名人の事を訪ねると里の主の娘婿に入ったと聞かされる
事実を受け止められない姫は生きる望みを失い三日月の滝の淵に寄ると手を合わせて飛び込んだ
十一人の侍女も姫を追い身投げした
そんな玖珠川にかかる悲恋の物語が伝わる滝
落差約5m幅約50mの雄大な滝だが物寂しげな雰囲気のがするのはこの物語のせいだろうか…
名称の由来は馬蹄形の滝壁を持つ事による
また玖珠のナイアガラともいわれるが大した事はない
国道210号線を走行中に観る事が出来る
PM1:21
城島高原温泉

城島後楽園に隣接する城島高原ホテルに湧いた天然温泉
源泉温度62.9℃の単純泉である
別府八湯温泉道高段位優待券を使ってタダで入浴する
しかしいつ来てもいかにもホテル〜といった大浴場
此処では軽く汗流し程度にしか浸からない
水風呂があるから助かります♪
滝巡りで掻いた汗を流してサッパリです
PM2:29
別府帰還
駐車場に愛車を停めて今回のプチ放浪終了
チャリに乗り換えて帰路に着きます
PM2:35
ひろきん邸

ココ数日の疲れからかすぐ床に就く
床に就いて即爆睡
夜に備えるのでありました
PM5:01
起床
夜のイベントの為、起床
すぐに家を出る
PM5:19
ファミリーマート別府中央町店

寝起きの一杯
期間限定カクテルパートナー特濃はちみつレモネードを一杯
甘過ぎる💦
PM5:35
秀ぴン家
今宵ばりあな温泉部入浴同時進行『あ、台風きてる…そうだ!鍋にしよう!!』を開催
でも十八時からなので準備のお手伝いにと早目に秀ぴン家
「ひろきんさん帰って来たん?」と参加表明してたのに驚かれる俺
加嶋さんが買い出しに行くと言うので一緒に行く
PM5:43
ゆめタウン別府
ソフトドリンクに焼酎・発泡酒
適当に決める加嶋さんだが「これ安いですよ」「こっち特売です」と倹約モード全開♪
レジ袋5円もケチる為に持参袋に詰める
しかし取っ手裂けるw
抱えて持って帰る
PM6:00
秀ぴン家
買い物終えて再びパーティー会場
コロちゃんが来てくれてるので準備はコロちゃんに任せて秀ぴ・マークリー・俺は無駄話w
今宵は夢喰夢叶の当番だという加嶋さん
とりあえず先に温泉に連れて行く
PM6:09
梅園温泉

別府温泉街中の秘湯
チョッとした路地に入ると現れる共同浴場
既に佐野がうえっぴぃと中塚君に入れられている
加嶋さんを頼んでパーティー会場に戻る
PM6:14
秀ぴン家
とりあえず秀ぴ・マークリー・コロちゃんと四人呑み
皆が集まる前に肉焼いて呑み始めます
鍋と言いながら結局焼き肉です
はむち・若杉・明ちん・コーセイと徐々に参加者が集まります
佐野が上がってコーセイとマークリーが梅園へ
面子は入れ替わり立ち替わりで盛り上がる『あ、台風きてる…そうだ!鍋にしよう!!』
焼き肉だけど(´・ω・`)
そして時間を見計らって若杉を温泉に連れて行く
PM7:23
福助堂
その前に梅園温泉のスタンプを捺しに寄る
温泉から上がったらもう少しお店が閉まってるから先に捺しに寄る
若杉の分だけ捺して自分の分捺し忘れる…orz
PM7:26
梅園温泉

若杉温泉道一湯目
明ちんに助っ人に来てもらって仲良く入浴
約三十分の入浴を楽しみました
PM8:09
秀ぴン家

三度パーティー会場に戻ると元ミス別府が来てた
此処から結局シェフやらされる
毎度の事であるが…
それから約二時間半の宴会が続く
なんか久し振りに楽しく酔いました♪
PM10:57
ひろきん邸
誰を送る事なく真っ直ぐ帰り着きました
そんな佐賀から帰還からの飲み会な夜
そんな癒しの滝巡りな半日
痛み止めが切れて歯が痛いです…
早く治療に行かなきゃだな(。´Д⊂)

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松川紘己
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