自分らしさ
「自分らしさ」ってなんだろう。
「自分らしく生きる」
「自分の人生は自分で決める」
よく耳にする。
現代にはさまざまな「もの」が溢れ、世界はますます「自由」になっている。
わたしたちは、「すべての人が“自分らしく生きられる”社会を目指すべきだ」とする「自由」な社会に暮らしている。
「自分らしさ」
もちろんそれは素晴らしいことだが、光があれば闇もあるように、どこか不吉なところがある。
誰もが「自分らしく」生きる社会では、社会のつながりは弱くなり、わたしたちは「ばらばら」になっていく。
「自分らしさ」を求めるあまり、自分と他者のつながりを切り離し「孤立」していく。
本来の濃密な人間関係が希薄化し、広大なネットワークの中で人間関係が過剰になる一方で、どこか「孤独」を感じている。
また、「自分らしさ」が求められる社会で「自分らしく生きられない」ひとは一体どうすればよいのか。
ときに「自分らしさ」という言葉には、何か脅迫のような威圧感を感じることがある。
「自分らしさ」だけでは、世界は成り立たない。
しかしながら「協調性」も過ぎれば、同調圧力が働く。
むずかしいですね🤔