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作品に感情を込めすぎてしまう時に、行っていること。

僕も 含めて そうですが、絵本を作る ときに やりがち なのが、
感情を 入れすぎてしまう ことです。
どういうことかと 言うと、
まだ アイデアの段階の ままの作品だ と言うことです。

どストレートな お話しも有りだとは思いますが、コンテスト受賞や、商業出版を 目指すにあたり、自分の 思いのままの ストレートな 作品では、自分が 伝えたい事が 強すぎて(整理できていなくて?) アイデアの段階だな と見抜かれます。

例えば、何かの物語、キャラクター、などに すり替えて物語にできると、その表面上のポップさ、ストーリーに 深みが出るという感じかもしれません。

ただ、とりあえず 動物のキャラクターに してとこう。と、安易に 決めるのではなく、自分が伝えたいものを 表現するのに、このキャラクターの 特徴を 使うと 表現しやすいのでは、と考える 必要があるのかな と思います。

もちろん、人間のままでも 良いですが、思いの丈を 詰めすぎるのは 危険です。

僕は、自分が伝えたい事を後ろへかくして、少し見えるくらい(この度合いはさまざまです)が、ちょうど良いのかな と思いながら制作しています。

これは、プロの編集の方に見せるにあたり、考えてみる必要がある部分ではないかと思います。

しかし、
この手順は、僕にとっては難しい作業なんです。
これは順番が、
自分が伝えたい事がある
②物語にずらす、すり替える
③感情を裏に隠す。

という作業だからです。

どんどん感情を削る作業」です。

これは、うまくまとめられたら良いですが、悪い方向にいくと、自分が伝えたい事から ずれていってしまう ジレンマとの 戦いです。

感情がストレート過ぎると作品として難しい

何かにすり替えて作り直すと、伝えたい事がずれていく

感情との折り合いがつかない

客観視出来ない


となります。

そこで、僕がよくやっているのは、とにかく、
日常生活で自分が面白い!と思う部分をまず探す。と言うものです。

ぽっかりライトせんせいなら、家電が動き出したら面白いだろうな。
例えばどんな面白いことしてる?

ぽっかりライトせんせい - 講談社えほん通信|講談社の絵本やイベント、読み聞かせなどの情報サイト (kodansha.co.jp)

「ぽっかりライトせんせい」講談社

いっぺんやってみたかってん なら、誰もいない公園で、
遊具たちが遊び回ってたら面白いんじゃない?

いっぺん やって みたかってん - 講談社えほん通信|講談社の絵本やイベント、読み聞かせなどの情報サイト (kodansha.co.jp)

「いっぺんやってみたかってん」講談社

トイレロケットなら、うんちをすることは、ロケットで宇宙へ行く事と同じなんじゃない?これめちゃくちゃ面白くない?
トイレロケット - 講談社えほん通信|講談社の絵本やイベント、読み聞かせなどの情報サイト (kodansha.co.jp)

「トイレロケット」講談社 

そこでええはなさかせてや では、タンポポの綿毛が、綿毛を置いて自分の足で歩き出したら面白いなさて、どこへ行く?
そこでええはなさかせてや | リーブル出版 (livre.jp)

「そこでええはなさかせてや」ビルボ

ぼくはひこうき は、こどものころ 飛行機をしてもらってた時、頭のなかでは空を飛んでたよなぁ。面白かったなぁ。あれを表現できないかなぁ。
ぼくはひこうき - 講談社えほん通信|講談社の絵本やイベント、読み聞かせなどの情報サイト (kodansha.co.jp)

「ぼくはひこうき」講談社

ひよこがほしいもの だと、他の人を 羨ましく 思う部分を 全部自分にくっつけちゃったら面白くない?
こころの絵本大賞/第三回(2018年) | 公益財団法人仏教伝道協会 Society for the Promotion of Buddhism (bdk.or.jp)

「ひよこがほしいもの」仏教伝道協会

ざっとあげるならこんな感じです。

自分が 面白いと思う ストーリーを作る。

その上で、この物語は 何が伝えられるかな。何を 伝えようと してるのかな。自分が伝えたい思いを この物語 に少しでも込めることは 出来ないかな。

「思い」の部分を、後から 下へ 下へ 見えにくいように 重ねていく。
足していく 作業。(もちろん 足したり、時には 引いたり)

表面上の 楽しい部分は 子供たちに、重ねた 部分は大人の方も含めて 感じ取ってもらえる 部分。(明確には 分けてはいませんが) こうすることに よって、二重構造に 仕上げる

客観視 しやすい。

となります。簡単に お話しすると です。

このような事を踏まえて【ページ数】絵本の基本的なページ数は

①0~2才向けは 
24ページ一般的に 感覚、感性が大切。
シメは 22~23で、24ページ目は 余韻。

②3~9才向けは   
32ページこれが一般的な絵本のページ数です。
本文は、トビラ(1ページ目)+15見開き(本を開いた面2ページ分×15)+32ページ目(コンテストによっては15見開きのみもある)通常は、

印刷の関係で 8の倍数です。

今日も最後までありがとうございました。
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それでは!



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