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PIVOTアプリ Ver2.0はこう生まれた(プロダクトマーケティング編)

今回、PIVOTは、アプリ・Webを本格始動しました。

これは思いつきではなく、実は創業当初から立てていたマイルストーンで言う「Phase2」に差し掛かったことを意味します。

※ その様子はこちらにも一部出ています。

ちなみにPhase1は、「23年中に100万チャンネル登録 + 10億円以上の資金調達」。

いずれも皆様のお陰で無事に達成しました。

同様に我々の中にはPhase4までのシナリオがあり、今回はこのPhase2に差し掛かったというわけです。

では、そんなPIVOT App Ver2.0は何が違うのか、その背景にはどんな探索や仮説検証のもと、進行していったのかをこの記事で解説していきます。

① バックグラウンド再生を軸にした"ながら聞き"

実は、私が入社してから、毎週1名を目標にユーザーインタビューを行ってきました。(途中停止期間もあるが)

※ PIVOTのユーザーインタビューについてはこちらの資料から

その中で見えてきたのが「ながら聞きの親和性の高さ

生活の中での利用シーンを聞くと、通勤・通学、家事しながら、運転中、ジムのランニングマシンで・・・といった声が多くを占めていました。
そして、コンテンツとしても15~45分という長さや、少人数の対談形式が多いので、親和性が高い。

そこで、まず一番初めに注目した機能が「バックグラウンド再生」

これは夏にすでにリリースしているが、改めて全面的に押すことにしました。
 バックグラウンド再生はYoutubeでは有料の機能。
そのため、「広告なし+バックグラウンド再生可能」は十分にAppを押し出すポイントになり、数多くの反響もいただきました。

さらに今回は、ユーザーインタビューで得たユースケースをマーケティングにも取り入れています。

Youtube内の自社コンテンツにユースケースごとのCMをいれることで、今までそのユースケースを行なったことがない方にも試してもらう。そしてAppの便利さを感じてもらう仕掛けを作りました。

ランニングシーンの訴求CM

② PIVOTマイルの導入

ユーザーの声の中に「PIVOTのコンテンツは学びになるから見たいんだけど・・・ついつい、ゲームやエンタメを優先しちゃう」という声も少なくなありませんでした。

もちろんコンテンツのバリエーションで変えていくことも継続的にしていくが、機能としてもこれを解決できないかということでいくつかの候補があしました。(今後採用の可能性もあるので他候補は割愛)

その中から選ばれたのが「学ぶほど貯まる”PIVOTマイル”」これを活用して、さらなる限定的な学びの権利と交換できます。

最近多くのメディア企業で導入されている「コイン/ポイント還元」はいわゆる課金の割引サポートですが、PIVOTマイルの目的とは異なります。

あくまで学ぶことでしか貯めることができない。購入ができない。

そのため、学びの習慣化に貢献する目的で作られている。いわゆる「Learn to earn」の仕組みとして提供しています。

③ コンテンツと連動したプレミアムプランの導入

ディスカバリーの中で偶にこんな声もありました。

  • 「PIVOTのお陰で今の会社に出会えて転職した」

  • 「PIVOTを見て投資を初めて、世の中の味方が変わった」

その中で「PIVOTに貢献したいんだけど、お金を払う手段がない」との声がもあり、その声に答えたのがプレミアムプランです。

現在は、無料会員はコンテンツが公開1週間のみ無料視聴だが、すべてのアーカイブが無料で見れる機能 + マイルが2倍貯まります。


正直、今後もサブスクを自社の収益優先とするよりもファンの方向けのラグジュアリープランと言うイメージで考えています。

なので、今後もより100人に1人、1000人に1人のファンのために求められるものを拡充していく思いです。

最後に

実はこの方向性が決まったのは2023年6月。この頃は私含めてプロダクトチームは3人でした。
今では、副業メンバー含めて10人。

つまりこの半年間は、人を増やしながら、プロダクトも開発していくという不確実性と向き合ってきていました。
 その両輪をどう回していったのか。そこには私の中での不確実性と向き合う上で、意志決定プロセスがありました。次回は「PIVOTアプリ Ver2.0はこう生まれた(プロダクト開発編)」としてその話をしたいと思います。

本件のみならず、PIVOTでの実践を下にしたプロダクトマネジメントや組織開発のお話、たくさんお話できますので、イベントのご依頼など含め、ぜひDMでいただけたら嬉しいです!
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主にPjM、PO、セールスエンジニア、AWS ソリューションアーキテクトなどを務める。「映像業界の働き方を変える」をモットーにエンジニア組織を超えたスクラムの導入、実践に奔走。DevLOVEなど各種コミュニティーにおいてチームビルディングやワークショップのファシリテーションを行う