SNSが苦手な経営者がなぜ1年以上noteを続けられているのか?
2020年の創業時より
毎月noteを書き、発信しています。
それまでは、ほとんどSNSをやっておらず、
発信すること自体にも苦手意識がありました。
ちなみに、創業時、Twitterのフォロワー数は80人ほど。
フォロワー数が10倍以上の学生のインターン生や若手メンバーに、”社長の発信力なさすぎる問題”をいじられたことは、1度や2度じゃすみません。
そんな経営者が
なぜnoteで発信を始めようと思ったのか?
なぜ1年以上noteを続けられているのか?
を今回のnoteでは、書いていきます。
経営者は発信すべきか?
私はタンザニアでエアコンのサブスクサービスを提供する会社の代表を務めています。
経営者の発信について、客観的に見てみると…
世の中に文章があふれているのにわざわざ書く必要なんてある??
発信より、肝心の経営頑張ればいいんじゃない?
承認欲求のために発信しているんじゃないの?
と思ったこともあります。
もちろん、私自身も、自分がやってきていること、考えていることを認めてほしいという想いももちながら、発信しているのは事実です。
ですが、それだけではありません。
なぜ"自分”が発信すべきなのか?について、
明確な理由をもち、noteでの発信をスタートしています。
経営者は発信すべきかについて、
こうだと言い切る答えはありませんが、
経営者としての”自分”は書くべきだと思っています。
周りからの言葉に対する違和感
タンザニアでエアコンのサブスクサービスを提供する我々の知名度はほぼゼロです。ですが、設立前に、メディアやダイキン社内で取り上げられることがありました。
そうすると
「サブスクやりたいんで、話聞かせてください」
と依頼が来たりします。
そうした言葉に私はどうしても違和感を感じてしまったのです。
率直に言うと、この事業に対して、もっと色々な想いをもってやっている。ただエアコンのサブスクをやりたいから事業をやっている訳ではないんだと言いたかったんだと思います。
そのときに改めて、
「どんな想いで、どんなビジョンをもって事業をやっているのか?」
を自分自身が明確にして伝える重要性に気付かされたのです。
設立時に書いた最初のnote
経営者として、自分の言葉で伝えたい想いをちゃんと伝える努力をすべきだ。これが私がnoteを書く1つ目の理由です。
直感派の経営者としての危機感
私は論理派か直感派でいうと、
完全に直感派のタイプです。
自分が考えていることを整理するのがとても苦手です。
ミキサーのようにガーッと頭の中を回して、答えはこれだと出すタイプなので、周りの人から見ると、私がどういう背景でこのことを言い出しているのかがよく分かりません。
また、アメリカ駐在時の上司に、「あんたの言っていることは分かった。正しい。でも私が理解するのに、30分かかった。そこを改善しろ!」と怒られたこともあります。
Baridi Baridiは事業開始当初から何百人という人が働く会社になるということを想定していました。(立ち上げの初期である現在でも60名ほどの社員が働いています。)
そこを考えると、私のやり方が絶対通用しないことが目に見えていました。
10人ぐらいの会社であれば、一緒に仕事をする時間も長く、朝田が言っているのは、こういうことかと、言葉の背景も踏まえて、感じ取れるかもしれません。
何百人の会社に成長した場合、社長がまた訳わからんこと言い出したとしかならないはずです。更に言うと、会社としてのベクトルはバラバラになり、現場はただ混乱するだけです。
このように、自分自身が会社における大きなボトルネックになるという危機感があったのです。
苦手な思考整理に取り組むことで、
自身の頭の中の言語化能力を上げる。
また、
自分の言葉の背景となるものを
継続的に伝える努力を怠らない。
といったことが、経営者として取り組むべきだと感じたからです。
これが私がnoteを書く2つ目の理由です。
SNSにあふれているものがあまり面白くない
これは愚痴です。
モチロン良いものも多くあるとは思うのですが、それよりも多くの面白くないものが溢れているような気がします。
タイトルだけで煽ったものや中身のないものが多くあります。概して、賞味期限の短いコンテンツが多いように感じたのです。
私は、下世話な人間なので、小室圭さんのニュースぐらい薄っぺらいものを薄っぺらく書いているのは好きです。でも、薄っぺらいのに、ちゃんとしてる感を出している読み物があまり好きではないのです。
そういった想いもあり、文句を言うだけではなく、自分でもやってみようと思ったのです。
せっかく書くのであれば、SNSに消化されないもの(賞味期限の長いもの)を作ろう。何かしらに人に影響を与えられるものを作ろうとチャレンジしてみることにしたのです。(実際やってみるとめちゃくちゃ難しかった話は次回に。)
これが私がnoteを書く3つ目の理由です。
まとめると以下の3つが私がnoteを書く理由です。
1. 自分の言葉で想いを伝えたい。
2. 言葉を伝えられる経営者になりたい。
3. 人に影響を与えうるコンテンツを作りたい。
佐藤さんとの出会い
実を言うと、佐藤さんとの出会いがなければ、
noteの発信は始まっていないし、ちゃんと続いていないです。
佐藤さんは大学時代のゼミの先輩で、経営コンサルタント、編集者、ヨガの先生と様々な分野で活躍されている方です。
Twitter:https://twitter.com/sugarpod_saya
これまで全てのnoteは佐藤さんに編集をお願いし、二人三脚で作っています。テーマ出しから骨子作成、執筆後の校正までを「対話ベース」で進めさせてもらっています。
「対話ベース」でビシバシ指導を受けながら、厳しい質問に追い込まれながら、何度も文章を書き直して、毎月のnoteを作っています。(佐藤さんはいつも優しい笑顔と口調で剛速球の"問い"を投げかけてくれます。。。)
このように、経営者としての私自身の頭の中を、隣にいる編集者との対話の中で、文章として表現するという方法を取っています。この”経営者と編集者”というテーマについては、たくさん書きたいことがあります。この話題は次回のnoteでまとめていきます。
「経営者の隣に、経営者の思考を伝える編集者がいるべきだ。それが当たり前になっていく。」という佐藤さんの言葉の意味を自分の体感から伝えていこうと思います。
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