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UtaMochi/詩餅
2024年2月23日 18:52
20240202誰もいない原宿の隅にしおれた彼は一人シャッター 落書き 竹下通り表参道に思い入れはない散歩の時に似合うコーヒー代々木公園の前に顔馴染みになったカラスたちあの建物は変な形飛び出した家は部屋一つ狭苦しくて電気と水道は止まる蠟燭の火で不味い飯を柏の時は何食う短いようで長い不吉な日々痛みに慣れてしまった石の裏に棲み着いてしまったその感覚から逃れることな
2024年2月20日 19:54
20240205岩陰で ハッチが開く 夜のこと異星の彼は 深呼吸するボロボロの 脱出ポッド 乗り捨てて彼は慌てて コンビニに行くレジ袋 3円払う 余裕なく彼は両手に 菓子を詰め込むアパートの 階段の音 五月蝿くて耳を塞いで 菓子が散らばるドアを開け 中に入ると 気配する何も居ないが 彼にはわかる下を見て 首が曲がって 上を見てどちらも白い 壁が広がるパキパキと 悲
2024年2月14日 20:19
20240202この言葉が誰かの元に届く頃には俺の身体は小さな小さな粒となっているだろう空中を漂い水中に溶け出しあらゆるものと結合して生まれ変わり続ける水と合わされば奇妙な味のコーラになるし鉄と合わされば鋭い凶器になるし何でも良い そこらにあるもの 例えばソファやベッドと合わされば寝心地が悪くなる小さな粒となった言葉たちが自由にやって誰かの生活に影響を与える時になるまで