ワンランク上のスキル~分析・可視化~
介護に関する知識や技術はもちろんですが、ワンランク上の介護を目指したい方におすすめすることがあります。
それは、日々、目の前で起きていることを分析・可視化することです。
可視化することで、根拠ある説明ができたり、改善のヒントになります。
可視化にはいくつか種類があります。
①言語化
何となく思っていることや曖昧なことを言葉で表すということです。ヒヤリハット等はまさに言語化と言えます。普段何気なく素通りしている危険因子を言葉で炙り出すことでより早期に対応できます。
また、起きた事故を分析し、逆にそこに隠れた危険因子に分解してみても新たな発見があるかもしれません。
もちろん、職員の不満や愚痴を意見として収集し、言語化することも良いと思います。
②視覚化
様々なデータをグラフにしたり、姿勢を改善した場合、ビフォー・アフターを写真を撮ったり。視覚化することで改善策・対応策のヒントになることも多いです。例えばグラフ等の図解に関しても様々あります。
精神面でのむらをバブルチャートで表した場合
落ち着きのない様子を経過とともに図解にすると、傾向が掴めたり、問題視している時間帯の一歩手前にアプローチできることはないか等ヒントになります。
③数値化
人手が足りない、事故が増えているかもという時曖昧なままでは解決に時間がかかります。そこで、具体的な数値に落とし込んで考えてみます。
どの時間帯に何人足りないのか、そこにいくつの業務が重なっているのか等を数値化し、分析することでどういった求人が必要か提示できます。
重なった業務を別の所に持っていく等、業務の渋滞を改善することでどれくらいの時間の効率化が図れているか等、さらに数値で分析できます。一見、数値化しづらいものでも定義を決めると数値に落とし込めます。
まだまだ、価値のあるスキルがありますが、可視化するスキルは経験の浅い介護職、リーダーになりたての方等でも成長と信用に繋がるものです。
スポーツでも、ビジネスでも分析することは必須ですので、分析と可視化に取り組んで頂くきっかけになればと思います。
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