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はじめに

始めまして、ヒロと申します。
ご訪問ありがとうございます。

このnoteについて

このnoteでは強迫性障害を患っている方、またはその方を支えるご家族の方に向けて、
強迫性障害を持つ妻とともに辛い生活から抜け出すために試行錯誤してきた経験や、その中で勉強した知識を発信しています。

妻は強迫性障害だけでなく、うつパニック障害不安障害パーソナリティ障害をもっています。
なにかしら併発されている方多いですよね。

その妻との生活は、金銭的にも精神的にも体力的にも大変でした

当時、メンタルクリニックやカウンセリングに通ったり、ネットでいくら調べても、これら病気の組合せに対して有効な方法が見つかりませんでしたが、なんとか抜け出すことができました

症状はまだあります。
ただ絶望的な状況からは抜け出して、今は割と普通に生活できています

当時の自分と同じように悩んでいる方がいたら力になれると思います。

強迫性障害を抱える方ご本人にもご家族にも、改善に向けたヒントがあると思いますので、ぜひ覗いていってください。

妻は不潔恐怖

強迫性障害の症状については、お分かりの方が多いと思うので割愛させていただきますが、人それぞれ症状のあらわれ方は様々です。

確認強迫だったり、加害恐怖だったり。

妻の場合は不潔恐怖です。

もともと糞尿に関わるものが恐怖の対象でしたが、最近では生乾き臭やカビ臭などの臭い関連のものが対象に変わりました。(2022年時点)

妻が不潔恐怖なので不潔恐怖寄りの説明になってしまうかもしれません。
イメージしづらい箇所は不安の症状に合わせて適宜置き換えていただきたいと思います。

想像することで変わってきた

強迫性障害はとても辛い病気だと思います。

僕自身は違うので、本人の感じ方を100%理解することはできませんが、そう思います。

本人は命の危険を感じるほどの恐怖を一日のうちに何度も感じているわけですよね。

支える側の方は一度想像してみてください

例えば「地雷」を使って想像してみます。

外出先でも、家の中でも、少し触れただけで爆発するような地雷がいたるところに仕掛けられている状況だとしたら。

動きたくても動けない。怖い。できるだけ動きたくない。

もし触れてしまったとき、爆弾処理(強迫行為)をすれば爆発が防げるとしたら。

爆発したらヤバい。なんとか(強迫行為)しなきゃ。

こんな感じになってしまうと思います。「爆発してもいっか」にはならないし。

しかもこれが1回2回じゃなく日常です。

そのうち、これが続くことに耐えられなくなってきて、こうなってしまうと思います。

こんな世界無理だ もういっそ死にたい

ただ、これは強迫性障害を経験したことのない僕の想像です。
人それぞれ近かったり遠かったりすると思います。

もし地雷がイメージしづらければ、

・感染すると即死するウイルスに囲まれている
・常にスナイパーに狙われている
・神様が天罰を下そうと監視している
・初期装備でラスボスのダンジョンにいる

など、自分が怖いと思えるものならなんでも良いです。

相手が確認強迫の方なら、

確認をしないことで怖いことが起きてしまう、自分や誰かが死んでしまう

くらいに具体的に想像してみる。

相手が加害恐怖の方なら、

人を意図せず簡単に死なせてしまう力を持っていて、自分ではその力をコントロールできない

など。

支える側の人が、これらを想像してみると、本人に対する見方が変わるはずです。

「そんな状況怖いに決まってるよな…」と考えてみてほしいです。

それほど怖がっている人に対して、
「そんなの大丈夫だよ!」とか「頑張れ!」とか、軽々しく言えないですよね。

どんな声を掛ければよいでしょうか。

見方が変われば行動が変わるはずです。

巻き込まれたり、強迫行為に付き合わされたり、確かにこちらも辛いですよね。

無駄でしかない、辛いしかない。

でも本人も好きでやっているわけではない。

強迫に脅されてやらされている。

自分が辛いとどうしても忘れがちになってしまうかもしれませんが、まずは見方を変える癖をつけましょう。

思いやりをドラえもんから学ぶ

想像することはとても大事なことです。

映画「ドラえもん のび太の月面探査記」で、未来を破壊しようとしている悪いやつに向かってドラえもんが言っていました。

想像力は未来だ! 人への思いやりだ! それをあきらめた時に、破壊が生まれるんだ!

映画「ドラえもん のび太の月面探査記」

「思いやり」って言葉、なんとなく「やさしさ」くらいの意味で使ってませんでしたか?

思いやりは「想像すること」だったんですね。

ドラえも~ん!人の気持ちが分かる道具出してよー!

\(のび太)/

大事な人を救って未来を変えるために、想像すること続けていきましょう!

現在も妻とともに闘病中

最初の僕は想像力ゼロで、人の気持ちが良く分かってない人間でした。

大体の人は自分と同じように考えるだろう」という考えが強いような感じで、妻に対しても、

え、なんでこれが怖いの?
全然怖くないよー!
ダイジョブダイジョブ!

みたいにゴリ押ししてた時もありましたね。本当にヒドかったと思います…。

その後、妻の努力と僕の努力によって、一番ひどかった時期に比べれば遥かに落ち着きました。

ですが、今でも病気がなければ必要のないお金や、時間や、体力を使って生活している部分もあります。

引き続き、普通の生活を目指して、病気と闘いながら焦らず出来ることをやっていこうと思っています。

その中で回復に向けて役に立つことなど有益な情報を発信していくのでよろしくお願いします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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