メンタルを低迷させる悪習慣
メンタル落ちてる時ってつらいですよね。
ちょくちょく来るんですよね。あるいは常に落ちてるよ、という人もいるかもしれません。私も以前は毎日落ちたり戻ったりを繰り返してしんどかったですし、なんなら一日中落ちている時もありました。
が、今では、気分が落ちることはほとんどなくなりました。3ヶ月~半年ぐらい集中して色々と取り組んだおかげで、メンタルが安定しているのが自然な状態になりました。
私のクライアントさんも、色々習慣を聞いて、どうしていくかを一緒に考えて、行動習慣を変えていってくれた方は、結構メンタルが安定していきますね。原理原則が存在します。
なので、「あえてこうすれば自分のメンタル状態最悪にできる」なんて方法も分かってます。もちろんやりませんが・・
今回は「メンタルを低迷させる悪習慣」ということで、まず問題提起をさせて頂きつつ、こうすればいいよっ、というのもお伝えします。
難しい内容ではないはずなので、ぜひその行動ができているか、できていなければ生活に取り入れていくにはどうしたらいいか、考えてもらえれば嬉しいです。
■1. 悪習慣①:刺激を避ける
今回は、「運動・食事・睡眠」の習慣の良しあしとか「依存症」の話はちょっと置いておきます。これはこれでとても大事ですが、今回はちょっと別の視点で話をします。
今回は、メンタルを低迷させる悪習慣を2点、紹介させて頂きます。
まず1点目は、「刺激を避ける」ということです。
メンタル低迷に悩む人は、敏感な人が多いと思うんですよね。なので、刺激を避けがちです。
でも、一日何もしなかった日って、本当に退屈だし、意味のない一日だったと思ったりしませんか? また、そういう時こそメンタル病みませんか?
刺激に敏感だからといって、ベッドでずっと寝ているとか、動画見てるだけ、ゲームしてるだけ。
もちろん、その対象に熱狂してめちゃくちゃ刺激を受けている間はいいですよ、新しく買ったゲーム1本終わらせる!週末全部使う!何なら月曜は有休取ってあるぜ!楽しい!全然OKです。
はじめは刺激的です、でもそれがずっと続くと刺激に慣れます。
不安障害や対人恐怖などがあると、人と喋れないし人と交流する場を避けます。すると、もう一日つまんないわけですね。エンタメは溢れているとはいえ、自宅で一人でできるエンタメには限りがあります。
すると、人生自体がつまんなく感じてくるわけです。人生が味気ない。
そうすると、メンタル低迷につながってしまうんですね。
もうそうなると、どんな対策を取ればいいかということ、後に残された道といえば、リアルの対人コミュニケーションという刺激に触れに行くことになります。結局そこです。
ただ、それができないから一人の時間を作ってるんじゃないか、メンタル疾患になってるんじゃないか、と思われるかもしれません。
でも、そのままでは自分の未来も明るくないよな、というのも感じているところだと思います。なので、はじめは小さく動く、ベイビーステップでやっていくのが一番近道です。
はじめは誰でも
不慣れ
うまくいかない
恥ずかしい
あがる
人目がきになる
むしろ落ち込む
という状態におちいると思いますが、
うまくいくときもある
楽しくなる
行って良かったと思う
という瞬間も訪れます。
■2. 悪習慣②:ギブを避ける
メンタルを低迷させる悪習慣、2点目は、ギブを避けるということです。
私もそうでしたが、自分から動くべきかな? 何かしてあげるべきかな?と思った際に、一緒に自動思考が流れてきて、
迷惑じゃないか?
出しゃばってると思われないか?
そんなことやって恥ずかしいやつと思われないか?
人の活躍を奪っていないか?
など、変な自意識過剰が頭をもたげてきたりします。
あるいは「やってもらう人」の方が楽なので、待ちの姿勢になっている人も多いと思います。
でも、色々自分から動いてやってあげる人、面倒見のいい人、言い出しっぺをする人、幹事をする人は、周りから多くの感謝を得るので、色々声がかかるわけですよね。周りに人がいて良好な人間関係を築けていれば、メンタルが低迷することは少なくなります。
メンタル落ちていると、なかなかそういう積極的なことができないのは当然です。
もちろん、やったことに対していい反応が返ってこないとか、舌打ちをされるなんてリスクも想像してしまうと、やりにくくなるというのもあると思います。
ただまあ、やったことにお返しが返ってこないなんてザラにあるので、問題ないです。そんなもんですよ。
むしろいい反応返ってきたときとか、そこからさらに仲良くなれたりした際には、それ以上のリターンを得られるので、トータルはやったほうが得なんです。
メンタル落ちてる人も、人と良好な人間関係作りたいとは思ってるんです。
そういう状況を実現するには、小さくていいのでやはり自分から動くという癖付けができていると、楽になります。
ハードルの低いギブをするということですね、ちょっとした、誰にも気づかれないギブからはじめましょう。
そうすると、見返りを求めない行動ができるようになります。少し行動をすることでもうちょっと大きめの行動もできるようになります。
ある研究結果がありましてね、保育園児の集団であったとしても、みんなのために片付けとか声掛けをする園児、つまりギブをする園児には、他の園児がより多く声掛けしたり遊びに誘ったりとポジティブなフィードバックがあったということです。
これって大人でも同じですよね。
■3. 習慣を変える
ギブすることも、一つの刺激です。
ギブは
世界に対する刺激であり
相手に対する刺激であり
それを行う自分に対する刺激でもあります。
他者へのギブは、自己を肯定することにもつながりますので、自分へのギブでもあります。
ギブは、何か自分の大事なものをちぎって相手に渡す行為と思われているかもしれませんが、そうではありません。自分は100あって、5ギブしたら自分は95に減ってしまう、わけではありません。自分は100のままで、相手に5や10をギブできるんです。
「幸福な王子」という童話では、銅像の王子は金箔や宝石を全部人にあげてしまってなくなってしまいました。金品だとそうなります。でも、ちょっとした配慮とか声掛けという「ギブ」行為は自分からは何も減りません。まあちょっと時間が減ることはあることはありますが、その分経験が増えるのでその点はプラマイゼロです。
でさらに、世界をちょっとだけ良くしたり、相手をちょっとだけ良くしたりすることができるので、トータルはプラスになります。
単に、ポジティブなものを世界に増やす行為なんですね。
■4. まとめ:ギブという刺激にダイブする
メンタルを低迷させる悪習慣とは、刺激を避けることと、ギブしないこと、という話でした。
逆に言えば、小さな刺激でいいので刺激を求めて動き、小さなギブでいいのでギブできるタイミングがあればギブしていく。
それを習慣化してしまえば、自然とメンタルが向上するし、自然といい人間関係を作っていくことができます。
今日はこんなところです。ではまた!
音声発信もやってます↓
【stand.fm】HiroのメンタルUPラジオ:#003 メンタルを低迷させる悪習慣
https://stand.fm/episodes/64f2a523f6e75e34cc74913f
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