ニホンミツバチ分蜂記⑤ 春がいっぱい
~写真はキンポウゲの花~
宮崎県高千穂町の蜂場で、分蜂したニホンミツバチの群れの入居状況を確認しました。残念ながらゲットはゼロ。しかし、そこかしこに春の訪れを感じることができて、素晴らしい1日でした。
高千穂町の巣箱は、天岩戸神社からさらに奥の、もっと奥の山の中に置いてあります。
その蜂場へ山道を歩いて上がっていると、3,4メートルほど先を野ウサギがピョンピョンと跳ねてすぐに姿を消しました。
蜂場に着いたら、黒くて小さい粒々がまとまって落ちていました。妻によると、シカの糞とのこと。
辺り一面が掘り起こされていてこれはイノシシの仕業です。
動物たちが活発に動いていることが実感できました。
また、昨年春に入居した巣箱では、厳しい冬を乗り越えたニホンミツバチの群れがぐんと大きくなっていました。
山道のわきでは、黄色いキンポウゲの花や白い野イチゴの白い花、やや大きく成長したゼンマイを見かけました。
春になると可憐な花々でそこいらじゅうがカラフルに彩られます。
街中やビル街ではめったに目にできないものばかりです。春は生命のエネルギーに満ちています。
ニホンミツバチの養蜂をやっていると、自分は自然の一部であり、さまざまなモノの中で生かされていることを理解できて感謝の念が湧きてきます。
(了)