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8.ただの主婦がレ・ミゼラブルを読解していくだけのnote


まずはこちら

 読むに至ったいきさつなど、最初の話はこちら。

前回 第一編 7 クラヴァット

 前回はミリエル氏盗賊を恐れず反省させるの巻、でした。

読んでいくのはこちら

青空文庫
レ・ミゼラブル LES MISERABLES
第一部 ファンティーヌ
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo
豊島与志雄訳

 こちらより今回は
第一編 正しき人
8 酔後の哲学
 を読んでいきます。縦読み用リーダーアプリで1489頁中135~151頁の部分です。

 これを使ってます。Android用アプリです。

第一編 8 酔後の哲学

調べた言葉など

荒ぶるメモでごめんなさい


考察のような感想のようなもの

 今回先に謝らせてください、読めませんでした。まず伯爵と呼ばれる上院議員が「前に述べたあの…」とわかるでしょ的な感じで出てくるんですけど、全然思い出せない!けどこの時点(1行目)ではまだやる気はあったので遡って確認しました。わかりました。馬車代を県に請求した時にクレームの手紙を寄越した、あいつです!(第2節参照)
 で、そのクレーム伯爵と知事の家で晩餐をとり、食後に少し論じようと伯爵が言ってきてなんとそのあと9ページに渡って話し続けます。いるよね、お酒はいるとめちゃくちゃ話す人…面白い話じゃなくて政治批判とかしだす人…。この内容もう全然何言ってるかわからないし、正直理解しようという気持ちも削がれてしまってここでリタイアです。
 ですがミリエル司教は途中で諦めずに、話の腰を折らずに、伯爵の論弁を最後まで聞きます。そしてなにかおそらくウィットに富んだ皮肉めいたギャフンと言わせて黙らせるような素晴らしい発言をしてるはずなのですが、私にはわかりませんでした…。力不足です。

超意訳あらすじ

 第一編(8)を私なりにまとめた超意訳あらすじがこちら。


ミリエル司教、アンチ伯爵と言論を交わすの巻

ほんとごめんなさい。

追記

 あまりに理解できなかったこの章をチャットGPTに読んでもらいました。青空文庫からコピペして「あらすじを教えて」とか「中学生でもわかる程度に説明して」とか「小学生向けにして」などというと要約してくれました。それに対して「こういうこと?」と聞くと答えてもくれました。以前使ったときは知ったかぶりのような発言をしていたので、本当に合っているのかどうか確かめるすべがないのですが、すごいですね。

 それによると、やはりこのクレーマー気質のエラそうな上院議員がミリエル氏の思想に反することを言って、ミリエル氏はそれに同調する体で皮肉を言ったという解釈で間違ってはいませんでした。すこし詳しく言うと上院議員は現実主義の哲学者を自称しており、「神を信じて神に祈るなんでばかばかしい、せいぜい貧乏人は神にでも祈ってればw」というような神も神職者も貧しい人も侮辱するような発言をしたようです。それに対するミリエル氏の発言は、訳文だと「あたかも鵞鳥(がちょう)の栗料理は貧しい者にとっては七面鳥の松露料理だとでも言うように。」で、つまり「あなたは貧乏人は七面鳥(高級食材)の代わりにガチョウ(安価)を食べていればいいと、そうおっしゃるのですね。」というような意味のようです。これこの上院議員に言っても「そうそうw貧乏人は安モン食っとけよww」てなって皮肉が通じないんじゃ?とおもったけど、ここは知事宅での晩餐後なのでたぶんほかにも人がいて、その中でコイツがエラそうに弁論大会したら中には「そっか~」って納得しちゃう人もいそうだけど、わかりやすい例えを出したことで「そんなわけないよな、こいつ間違ってるな」って周りに思わせるための発言かなと思いました。たぶんこの上院議員には皮肉は通じてないでしょうね。

 この七面鳥のセリフがこの節の〆の文なのでたぶんオチなのはわかりながらも、七面鳥とガチョウの甲乙もわからないので理解に苦しみましたがチャットGPTさんのおかげでだいぶわかりました。日本的にしたら「大トロにぎり」と「サラダ軍艦」とか?サラダ軍艦おいしいよね。
 しかしGPTに頼ってしまっては面白くないので、どうしてもわからない時や自分の解釈が合っているか確かめたい時だけ使うようにしようと思います。

次回 第一編 9 妹の語りたる兄

 なるほどね、妹から見たミリエル氏の話ね。比較的読みやすかったです。


読んでくれてありがとうございます。1人じゃ心折れそうなので…。
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