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Gold Coast アンドレアからの返信

オーストラリアのゴールドコーストにまた行きたいなぁ。

東京は良い天気、こんばんは。

今日は新月、また新たに始まっていきましょう。


今日の話は、僕のブリスベンでの短期留学が終わった後、農場にメールでコンタクトを取り続けるも一向に返信がなく、途方に暮れる前に旅に出た先、ゴールドコーストでのお話です。

これから留学や、海外での生活を試してみたい方々にとって、少しでも明るい話を提供できれば僕も嬉しいです。

この辺りの話はインドでの旅の中で書いていました。

『三つ目がとおる』でも読んだ後に書いてたのかなぁ。

さて、前説はこのくらいにして、本編スタートです。

今日もよろしくお願い致します!!

Gold Coast アンドレアからの返信

目を背けてはいけない。今いるところから見えるものがすべてじゃない。開くんだ第三の目、「開眼だ」ってなんかのアニメみたいなこと言っている。
俺は「10daysメディテーション」に行くことに決めた。それが終わったらすぐに日本に帰るよ。

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トムに別れを告げて、俺はゴールドコーストに旅立った。あいつはスケボーが好きないい奴だった。再会することになるのはまだまだ先の話だ。

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予約してあった宿はゴールドコーストの浜から歩いて10分くらいの所。少し離れていた方が宿代安いんだ。

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その宿で出会ったのが、しん君、ヒデ、たくや。後、日本人の女の子たち数人だ。なんでこんなに日本人に会うのか不思議だったけど、一緒にワイン飲んだりして楽しかったのは覚えてる。

一日目、チェックインしてから俺はまだずっとパソコン開いてファームの仕事を探していたんだ。一通りメドがついた後、海を見に浜に行った。

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そして街を歩いていた時、僕の携帯が鳴った。

これはきっとファームの仕事の電話だ、勢いよく電話に出る。しかし、相手が言っていることがほとんどわからない。オーストラリア訛りの強いアクセントがなおさら頭の中でこんがらがって、もうお手上げ状態だった。

残念だが、縁がなかったってことにするしかない。

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僕は街を歩いた。歩いては写真を撮り、思い出を集めた。

オーストラリアまでの行きの飛行機の中で出会った、しほこちゃんともこの街で再開した。あの子はこの街で働いていた。少しだけ街を案内してもらった後、一緒に海に行った。

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透き通るようなきらきらした海水。踏むとやわらかく足跡が残る綺麗な砂浜。サーファーズパラダイスって言われるだけあるぜ。

青い空、白い雲。ほほをなでる爽やかな風。

今僕がこれを書いているインドとは大違いだ。
オーストラリアが恋しい。海を見ていたいんだ。

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しほこちゃんとバイバイした後、宿に戻ると、もう何人かワインを飲んでいた。オーストラリアでワインといえば四角いボックスに入ってて、割と安く買えて量もたっぷりある「グーン」って呼ばれるものが人気なんじゃないかな。僕等はそれと瓶のワインも何本か飲んでたなぁ。

日本人同士だと英語をしゃべらなきゃとかいう変な気を使わなくていいからとても気が楽だ。この頃は全くしゃべれなかったんだけどね。

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なかでも日本人の女子二人組はオーストラリアを「ラウンド」している最中なんだとか、「グレイハウンド」っていうバス会社のサイトを教えてもらった。
「俺もいつかラウンドしたいんですよー」なんて言ったりしてた。する気まんまんだったけどさ、あの頃はイキってたからな。可能性だけ追っていた。

あと、印象的だったのはヒデだなぁ。あいつは若いのに根性あったよ。
みんな海外保険とか入って来ないでいきなりなんの準備もなく来ちゃうんだもんな。俺なんてびびってびびって超段どってきたから、来れてるっていうのにさ。

俺もそういうちょっとヤンキーな部分欲しいよ。

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翌朝、俺は朝日を浜まで見に行くことにした。たくやも「誘って下さい」なんて言っておきながら、朝ぐっすり寝ていたから俺一人で行った。

そしたら、海の向こう曇っててさ、サーファーズパラダイス散歩して帰ってきたよ。

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宿に戻ってきてしばらくゆっくりした後、この後どこに行こうかななんて考えていた時、一通のメールが来てることに気が付いたんだ。

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それには英語でこう書いてあった。

“ファームで働きたいのならバンダバーグに来て、条件は、時給18AUSドルで、だいたいこのくらい働くわ。宿はシェアハウスを用意するわ、ファームで働く人はみんなそこに住むのよ、レントは週160AUSドルよ。”

どんぴしゃでオーケーな内容だった。

バンダバーグはクイーンズランドにある小さな町で、あらかじめいろいろチェックしていたので、すぐに場所のイメージが出来た。

よし、わかった、俺はもうすぐ働ける。

“明日の午後にはバンダバーグに行くよ”ってメールを返して、俺はすぐに列車の時刻表を調べた。うんうん。朝早くにゴールドコーストからブリスベンに戻って、トレインステーションでチケットがうまく買えれば間に合うぞ。

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希望が充ち溢れだした。なんていうミラクルなタイミングだったんだろう。これはなにかの奇跡に違いない。働いて、働いて、稼ぎまくって、オーストラリアをラウンドするんだ!

この日はもう嬉しくて、それまでの悲壮感はどっかに消えたんだ。

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俺のオーストラリア生活がむちゃくちゃ楽しかったのもこんな「奇跡」が山ほど起こったからなんだ。嫉妬されちゃうくらい、ぎりぎりで羨ましいくらいラッキーな目に出会ってる。

まじで感謝してもしきれないよ。

なんとしてもファームで頑張ってセカンドのビザを取る。
やりたいことと、やれることがはっきりしてた。

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この頃オーストラリアでは季節労働を三カ月以上すると、二回目のワーキングホリデーのビザを申請することが出来たんだ。

みんなで飲みながら話していて、ヒデも仕事を探していたから、「俺が行ったところがもし良かったら連絡するよ」って言ってゴールドコースト最後の夜もわいわい楽しく過ごした。

みんなで働いた方が楽しいし、分け合った方が気持ちいいに決まっているんだ。

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編集後記

っと、まぁこんな感じでラッキーな事に、農場で働くアンドレアからの返信があったんです。それがなかったら、だらだらと何処にも行けずに過ごしていたのかもしれないし、また別の出会いや、未来があったのかもしれない。

準備が大事だった。

留学が終わっていくタイミングの頃から、ものすごい数の農場にメールでコンタクトを取っていたから繋げた道だったんだ、きっと。

ここから俺のセカンドワーキングビザを申請するための季節労働、三カ月以の農場仕事がスタートしていきます。

それは、次回以降お伝えしていきますね。

仕事は辛い時があっても、一緒に働く仲間次第で良い物にもよくない物にも出来る。

さて、本編で出てきました「グレイハウンド」という、バス会社。

オーストラリアでの長距離陸移動では、よくこの「グレイハウンド」のバスに乗っていました。ちょっと待ってってね。

これこれ、オーストラリアに行こうとしている友達がいたらお伝えしてあげてください。僕も大変お世話になりました。

ファームを探している時は、Gumtreeとか、いろんなサイトで調べてました。今の方がきっと種類も多いと思う。フェイスブックとか、インスタとか、俺の知らないものもたくさんあるだろうな。

英語のサイトを見ていると、英語の勉強にもなるかもしれません。


それとさ、新月の日も、僕の電子書籍のお知らせをしています!!

『光の中を旅してた』-第一章 オーストラリア編-シーズン1

只今、noteでシェアしている、オーストラリアの話が綴られています。

綱渡りの海外生活、チャンスに飛びつきまくって、素晴らしい人生の糧になった成功体験が書かれています。

何をもって成功か、本当に人それぞれだと思います。

僕にとっては、自分の好きな事をめいいっぱい出来て、世界中に笑いあえる友達が出来て、そいつがこうして一つの本になってる。

もちろんここからが大事だ。でも、一旦とても満足してる。

一人の旅の青年の人生の一部分が綴られています。

友達一人で来たと思って、気楽に読んで頂けたら幸いです。

序章 日本編はnoteでも公開しているので、ぜひ見てみてください。

Kindle版は、Kindle Unlimitedの方でしたら、全部無料で読めるのでお勧めです。

旅はまだまだ始まったばかりです。

今回もありがとうございました。ぜひ、スキ、フォロー、していってくださいね。この頃はコメントも頂けるようになりました。励みになってます。

今後もよろしくお願いします!!

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光の中を旅してた
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