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墾丁 最高のタイミングで台湾一周してる
どうもこんばんは、墾丁です。
僕の読み方は、墾丁(ケンティン)といいます。
よろしくお願いします。
名前だけでも憶えてくれると嬉しいです。
僕は、日本の方々からすると、だいぶ南(なん)の位置にあります。
台湾のみんなの憩いの場所としても有名なんです。
僕の所にも今日の彼のnoteの見出しの写真のような青い海があるんだよ。
ほら、僕はこんなに南端に位置しているんだよ。沖縄よりなんさぁ。
そうそう。僕の所にはたくさんの旅行者が来るよ。
台湾の人が多いみたいだけど、旅の彼もどうやら、訪れてくれた事があったみたいだね。
なんだか楽しそうでよかったじゃないか。
またおいで。
墾丁 最高のタイミングで台湾一周してる
高雄も屏東も経て、今俺は高雄のバスターミナルにいる。
ここから向かうのは墾丁っていう台湾の最南端に位置するリゾートだ。
こっから先の事なんて全く空っぽ。白紙、もちろん泊まる宿なんて取ってない。とにかく行くのみ、文字通り行くだけ。その先どんなに困ったことがあろうとそんなことは問題じゃない。どうにだってなるし、どうにだって出来るはずだって勢いをこの頃持ってた。
バスターミナルでバスを待ちながら、簡単なパンを齧って、ジュースを飲んでいた。バスは定時になっても来ない。
ここから墾丁まで約三時間近く。どこでバスを降りていいのかもわからない。そしてバスにもたくさんの人が乗っているわけじゃない。どうしよう。
僕はただただ窓の外の景色を見ながら考え事をしていたのかもしれない。なんとなくの到着予定時刻と、周りの景色から判断して、海が見えてきているし、もうすぐ墾丁かも知れない。
どこで降りれば熱くなるんだろう。そんなのわからないままバスが停まった。何人かが降りるみたいだ。その時、勘が働く。他にも旅行者らしき三人組が居て、どこで降りたらいいかよくわかってないみたいだ。
そうだ。便乗しよう。早速話しかける。
「君達はどこに行くの。僕は墾丁に行きたいんだ、海を見たいんだよ」
それで話は決まった。速攻、たぶんその瞬間に。その中の一人のセクシーなお姉さんが言った。
「オーケーそれなら一緒に行きましょう。私達もわからないわ」
一人から一気に旅のパーティーが増えた。
カナダのDJとそのタイワニーズの彼女そして、セクシーなアメリカンギャル。まさに一瞬の出来事だった。
それから、僕らが降りた所は墾丁で間違いなくて、コンビニでおにぎりとお酒を買っていろいろ話しながら海まで行ったんだ。
ありがとう偶然そしてビキニの水着!
本当に海に入るとも思ってなかったし、まさかこんなに何にもしてないのに楽しくなるとは思わなかったんだ。これが運って奴か。
墾丁の海は超綺麗でさ、初日は案外小さな浜だったんだけど、それでも十分楽しめたし、日にも焼けて気持ち良かった。隣にナイスバディーの肩にタトゥー入ったギャルがいる。
不思議なもんでここは台湾最南端ってことは、沖縄よりも南にあるわけで、そこにはそこの楽園というか、リゾートがあって、もうちょっと行けばフィリピンとか、本当に南国の島々があるところだったりして、なんていうか世界って繋がっているし、とても広いし、面白いもんなんだなぁって感じているよ。
ジェットスキーをやっている人達、海を背に写真を撮っている子達。
それぞれが今日って日になにか刻んで生きてんだなぁ。
楽しかった海の想い出に浸りながら俺は今日の宿を探さなくちゃいけないんだけど、なんかそれもしてなかった。って言うのも、台南であったアシュリーの友達の二カとか、ビッキー達が墾丁でみんなでBBQをするみたいで、俺も連絡とりあってて、墾丁で俺の事を車で拾ってくれるみたいなこと言ってたんだ。だから、携帯の電池ぎりぎり切れそうなくらいで連絡取っていて、「墾丁の大きなストリート沿いに立っているから、拾ってよ」ってメール送って道路にわかりやすく立っていたら、本当に5分もしないでちょうど通ったらしくてマジで来てくれてそのまま乗り込んでBBQの食材を買いに行くっていう、なんてーのこのタイミングの良さ。
もうその日の夕暮れが僕等の影を伸ばしていて、一切の不安なんて、この時はその日の宿の事だけど、なくってっていうか考える暇もない程に充実していて、マジで最高のタイミングで台湾に来てんだなって感じだった。
あのバスで会った三人組とは、墾丁の道路の上で別れた。彼らはバスに乗って高雄まで帰ったんだ。その間、何分だろ、さっきも書いたけどたぶん感覚的には5分くらいでビッキー達と会ったんだ。俺、冴えまくっていた。ラッキー過ぎた。やっぱり人と会って旅するのが一番楽しい。まず、自分が楽しく。これが一番のポイント。
こっからまた深い夜の話になっていくんだけど、ビッキーの大学の友達の婆ちゃん家でBBQ、車で田舎の道を走ってってたどり着いた。
なんで俺がここにいるのかみんなわかってなかったんじゃないだろうか、しかしそこは台湾。みんな優しいし、あんまりそこは重要じゃない。一緒に楽しもうって雰囲気がある。可愛い子達がたくさんいたのは覚えている。
近くのスーパーで買った食材持ち込んで、ビールもがっつり飲みこんで宴はいつの間にかスタートしていた。あぁ、こんなローカルな体験ってもう二度と出来るもんじゃない。この価値は値段なんて付かない。お金じゃ買えない経験している。
たくさんの人と出会い、別れ、また再会する。そういう人生の良しあしをここで築いている実感。そんなもん抱えながら、でも重たくない。形はないから、心に染み入ってくもんで、それがこの先とか、またいつかふっとした瞬間に滲み出てくもんで、そいつが俺の味なんだ。散々飲んで話して食べて最高だった。
眠くなった順に二階の部屋で雑魚寝出来たから、俺もいい具合の時に眠った。そうだ、そこで日本語を話す黒にあった。そして英語を上手に話す可愛いファンにも会った。あの子の笑顔はキュートって感じ、また会いたい。
超楽しかった。ほら、宿とってなくて良かったっしょ。
墾丁の宿なんてあの時期どこも満室で入れなかったと思う。俺って勘がいいっていうか、ラッキーっしょ。最大の防御は攻撃なんだ。せめていこーぜ。あつくいこーぜ。
その日の夜が明けて、空はまた青く晴れ渡っている。ニカと、ヴィッキーとジェロームと僕の四人で近くの旨いと言われている飯屋に朝飯を食べに出掛けた。
そこで食べたものは、朝にはぴったりの健康食材。豆腐とか、野菜のおひたしとか、色のついたお米、柔らかく煮込まれたお肉、そして玉子。どれも食感が優しく、胃袋にもすぅっと入り込んでくる味、食欲をそそられた朝。
それからニカの運転で墾丁へ、昨日のBBQのメンバーとも合流して、海辺でリラックス。可愛い子達の水着が近くて、少しあいつらと行く白浜を思い出した。
少しして僕等はBBQ組とは別れて別の浜へサーフィンをやりに出かけた。僕はやらないけれど、ジェロームとかがやりたがったんだ。俺はただの付き添いっていうか、旅人。いろんな世界を感じている流れの人。
サーフィンを借りるところの屋敷も古くて、海には人もいなくて、波もなかったけど、僕等は海水浴を楽しんだ。ほとんど貸し切りの浜、気温も最高だ。日本で入る海、たまに寒い時があるけど台湾では感じなかった。
簡易シャワーで砂や、しおっけを落とした後、僕等は車でまたドライブで台湾最南端の岬へ行く。
日が暮れかかっているけど、黄昏てる暇もない程に楽しんでいる。
ここにも風は吹いている。ポーズを決めて写真を撮る風吹砂の崖の上、忘れたくないことばかりだ。
あの時見た海の向こうは遠く今度はフィリピンまで続いているんだろうか。
夕暮れに照らされている僕の頬を風がさすっていく。
帰り道、山焼きか、山で火がくすぶったか、地面から煙が上がっていた。
あっと言う間に日は暮れて、夜のとばりが落ちる。
一日を体感するのは、やっぱり一日かかる。
思い返すのは、ほんの何分、または何秒。いや、全く思い返さない空っぽの日だってあった、その逆もだ。
僕はまた、こうして思い出の中を旅しているのかもしれない。
ファインダー越しに乱反射する信号の光が眩しい。
僕等は墾丁の夜市にいた。渋滞している道路に、はみ出ちゃうくらいのたくさんの人。日本の夏祭りの様だけど、活気が半端なくある。
誰とも、はぐれないように一定の距離をもって歩く。
屋台をのぞき込んで、食べたいものを探している。
やけに人が出ていたから、みんな半歩ずつ歩く。ここに地元の友達とかと飲みに来たら、すっげー楽しいだろうなと思う。飽きることは無いだろな。そんな未来がやってくるのはだいぶ年取ってからかぁ。
台湾では鍋の中の具を自分たちで選んで食べるっていう習慣があるんだろうか。屋台に並んでいる野菜や、適当な鍋の具を自分達が食べたい分だけ選び、料理してもらって食べるっていうスタイルの店に行って夜飯を食べた。
そういえば、台湾に来た初めの頃、タンクに連れてってもらった店もこんなスタイルだった。一緒に行ったエンジェルも綺麗な人だったなぁ。
墾丁の夜は更ける。僕らもそろそろ帰る時間。
彼らは台南に帰る。僕は何も決めていない。ただ行くところは次の街、台東。そこまで出ている電車ももうない。
ビッキー達が僕を高雄まで送ってってくれるみたいだ。その街でバッパーを探して寝ることにした。それもニカが探してくれた。高雄で泊まっていたジェイソンのバッパーじゃないけれど、綺麗で街の中心地に近い所だった。
僕を送ってくれた台湾の友達にお別れを言い、僕等は別れた。
その後、ニカは、その時の彼女と結婚したらしい。ヴィッキーとジェロームは今でも付き合っているみたいだ。この夏の話が出るかどうかはわからないけれど、僕は遠くから嬉しく思っている。
そんな幸せが届いているのか、夢の中。
その夜、バッパーで僕は眠りについた。同じ部屋にはもう一人、ヨーロピアンだったと思う。夜の街に遊びに行っていたんだろな。深夜に帰ってきて眠ったみたいだ。僕はまたぐっすり思い出の中で眠った。
朝になって、次の旅が始まる。そう、ふたたび高雄の駅へ、今度は墾丁じゃない。台東だ。電車で約二時間くらいかかっただろうか、窓の外を流れてく景色と一緒に今、また新たな旅が始まる!
編集後記
おいおいおいおい。
おーい。いいなぁおい。
最後、ハッピーエンドっぽくしてるけどよぉ。あんちゃんよぉ。
まじですか? こんな事あんの?
「あるんです!!」 出た!!
あの、サッカーの人のあるんです!!
こんな日もありました。って事じゃん。
旅の中に身を委ねていたら、いろんなことが起こります。
NZを旅していた時のような自然に囲まれた静かな旅も好きだし、こんなに人に恵まれた台湾の旅も好きでした。
こんなのもう夢じゃん。
これから旅に出ていく方には、こんなこともありますよってさ、良いイメージを持って頂きたいじゃないですか。
散々、空振りで練習していたらたまには当たりますよ。
俺の手、旅の豆だらけだったじゃないですか。
前説を墾丁にやらすとはよ。お前、助けてもらいすぎてねぇか。
本当にそうですよね。おっしゃる通りです。
墾丁ありがとう。感謝して、もっとして。
何でもない日々にも、どこにも行けなくても。
質素な生活と、すき焼きうどんや、ところてんだけで満足できます。
まぁまぁ、いいもんくってんなぁおい!!
慎みます。もっと。白米だけで、お腹いっぱいです。
思い出をおかずにします。米大好き。
お酒、全然飲んでません。今の生活に必要ありません。
痩せてます。そんなに大食いしません。
服も全然買ってません。
最近、秋服に衣替えしようと思ってます。
勝手にしろよ。
これって喋ってんの? 独り言、文字になってますよ。
というわけで、真面目に編集後記やってます。
次回はね、台東というこれまた地味な土地への旅が続きます。
台湾の南東にある自然豊かな土地です。
夏の思い出がスキです。フォローしてくれたらもっとスキです。
コメントしてくる人は、キライ。冗談です。スキです。またね。
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