工夫ひとつで、子どものチャンスがひろがるね
かぁちゃーーん。
これ片付けてーー。
夕飯作るため台所にたっている私に、4歳の娘が横のダイニングテーブルから声をかける。
娘は ダイアモンドアートにはまっている。
ダイアモンドアートとはこれ。
ノリのついたイラストの台紙に、細かなビーズをぺたぺたはっていく。
袋から、この小さなトレーに出して、粘着シートがついた棒で、ビーズをとり台紙にはる。
次の色に移る場合は、トレーにあるビーズを袋に片づけて、新しい色をまたトレーに移す。
幼稚園生には、まだこの袋に入れる作業が難しい。
でも、台紙にビーズをつける作業は簡単なので、次々に声がかかる。
夕飯を作る忙しい時間、私は何度も手をとめられると、ちょっとイライラ。
たまにはいいけど、、、ちょっとそればかりは付き合っていられないと
私は、手の届かない、娘のみえないところにダイアモンドアートをしまってしまった。
娘は、時々思い出し
かぁちゃーーーーん。これとって。
娘にビーズを袋にいれる方法を教えたが、やはり自分ではできない。机や床に散乱したビーズ。さらにイライラの私。
私に気持ちの余裕ある時にしか、付き添ってできなかった。
このダイアモンドアート。義姉が好きで、姪っ子である娘のために、プレゼントしてくれたことがきっかけ。
義姉は、百均だからと、全種類ずつ購入してくれた。5袋くらいだったかな。新しいシリーズがでたときも、また全種類買いをして、娘にプレゼントしてくれた。
義姉は 他、アクアビーズやパズルなど、ぞくぞくとプレゼントしてくれるので大きな専用ボックスができたくらい。
ただ、母である、私が一緒に見ないと作業ができないので、面倒な思いもあって、どんどんたまっていった。
秋ごろ、義姉がまたまたプレゼントしてくれた。
今まで手のひらの半分サイズの台紙だったのに、フレームにいれて飾れるような大きな台紙に。
ひゃーーーーーーー。
私の気持ちはいっぱいいっぱいだった。
誰が、娘に付き合うのーーーー?
よく義姉は娘と遊んでくれるのもあって、今回一緒にダイヤモンドアートを相手してもらった。
義姉は、今回ビーズの種類も沢山あるかなと、プラスチックの収納ケースを用意してくれたのだ。
たぶん、ネイルアートなどで使うようなケースかな。
義姉は娘と遊びながら、プラスチックのケースにそれぞれ、ビーズをいれ、番号を書いたシールを貼っててくれた。
そのケースが大活躍!
使ったビーズを片付ける先が袋ではなく、プラスチックのケース。
入れやすく、自分で入れれるようになった。
それから、娘は事あるごとに、隙間をみつけては ひたすら台紙にビーズを貼る。
一種類ずつ片付けては、また出す。
コツコツ、コツコツ、自分の好きなタイミングで隙間をみつけて 一人で大きなものを完成させた。
私が隙間時間に作業するのが苦手で、それに憧れるので、それをやってしまう娘。母として感心した。
私はよく、ちょっとまってといって、娘のやりたい気持ちを中断させてしまうことがある。
娘が集中してできる環境にしてくれたことが本当にありがたい。
娘もその大作に、やりきった気持ちよさを感じたのか、この時期にぴったりな クリスマスや雪の結晶の台紙をどんどん作っていく。(これも義姉のプレゼントです!ありがとうございます!)
最近は、かあちゃんきてーーーーーではなく
ここまで、できたんだよーーーと報告しにきてくれる。
そしてもうひとつ。
ペンが常に床やテーブルに散らかってるのは毎日で、毎回娘に 片付けてーーー!と叫ぶ私。
いままでペンをケースにしまって、引き出しにいれたのを、ペン立てにさした。
しまう作業工程を減らした。
そのペン立てを私が、在宅で仕事をするカウンターデスクに置くようになった。
私がパソコン作業するときも、娘は横で絵を描いたり。
ふらっと、カウンターにたって
好きなタイミングで絵を描いている。
いつも、ダイニングテーブルや、畳の上で描いて いつもペンが散らかり放題。
ペン立てを使ったら、少しずつ、すぐペン立てへ戻すようになった。
小瓶も置いて 床に落ちてる 先ほどのダイモンドアートのビーズも、いれて。創作幅がアップ!
母であるわたしの都合で、つい イライラが先だって やらせないという方向に進めてしまうことがしばしばある。
少しの工夫で、娘の大好きな時間をたくさん作れることを感じた。
娘のやりたい気持ちを大切にしてみてみると、色々工夫できることがあるなと思った。
娘だけでなく、私たち夫婦も。
もっともっと、それぞれやりたいことが出来るような環境に整えていきたいなと思う。