先が思いやられる

 元日の震災は,ただでさえ新年にあかるい希望を持つことができなかったわたしの心境に追い打ちをかけた。テレビを見ながら持ち帰り仕事をしていたので,こたつにあたっていたわたしの下は,断続的に縦に,横に,揺れ続けた。
 東日本大震災のときの揺れ。阪神・淡路大震災のときの揺れ。あのときによく似ている。……これは大きいかもしれない。予感は悪い方へ的中した。
 あくまでわたし個人の考えだが(いや,まあnoteは個人の考えを書くところではあると思うが)東日本大震災のときより,救助が遅れているような気がしてならない。お正月だったからだろうか,いや,そんなことではない,と思ってテレビをつぶさに見ていると,直下型地震でテレビ一面に火災の様子が映し出された阪神大震災,海中に震源地があり,大きすぎる津波に襲われた東日本大震災,それとは違い,地面の隆起,道路のひび割れ,液状化現象。地上から被災地へ入るのが非常に難しいということがわかってきた。
 素人考えなので,映画のように空中から行けないのか,まあ行けないか……と思っていたら,2日に支援物資を運ぼうとしていた飛行機が事故に遭った。年始から,なんてことだと思った。
 今回の震災で命を落とされた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げるとともに,未だ行方がわからない方々が一刻も早く見つかりますように。家も何もかも失い,避難されている方々が,少しでも早く,心安らぐ日々を送ることができるよう。
 募金等に協力しつつ,祈るしかない。

 わたしはいつも通りの3学期が始まり,金曜日は朝から夕方5時過ぎまで授業に入ったり,指導をしたり。ストレスでぶっ壊れてしまった。ほうぼうご迷惑をおかけした。反省はするが,またやるんだろうなと思う。
 朝から晩までほぼノンストップであちこち出入りをしていたのは,3学期が始まって2日目だったからである。書きぞめをしているクラスもあったし,自分のところで課題をさせた子もいた。他の学校は本校よりもっと早く始まっていたために,放課後通級の子どもたちはいつも通り通級してきた。……わたしのところの子どもたちだけは,である。……あとの二人はやる気なかったというところになんともがっかりさせられるが,何をしに仕事に来ているか考えれば,そんなもんである。
 子どもたちと接して,少しでも何かできれば。担任ではないわたしは,自分の担当の子どもたちが楽しく生きていけるように一緒に考えるわけである。しかも,ただでさえわたしの体調不良で回数が減っているわけで,これ以上削るわけにはいかない。

 ここにすら書けない,なかなか厳しい状況にはなっているが。
 みんながんばってるんだろうと思いながら,明日からもまた4畳半窓なしのせまっちい指導室で,自立活動を続けるのである。

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