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「結」 ー Work ❹ ー Uzumakism

MUSUBINA  KITCHENへプレゼントした作品「結」の制作時に使用した画材を前回に引き続き紹介する。

▼前回を参照していない方はこちらを一読して欲しい。

「結」 ー Work ❸ ー Uzumakism


前回はエジプトの「女神バステト」を線画描写する様子をお伝えした。
「結」と「バステト様」ではキャンバスサイズの違いと、若干手順の前後があると言う違いはあるが、基本的な作業工程は一緒だ。

【イメージ①】ペン入れ完成の図

ハガキサイズ(100×148mm)の「L!FE POSTCARD」に描いたバステト様の線画。
この紙は表面に若干のエンボスがある。


色塗りには「STAEDTLER  karat 色鉛筆」を使用する。
結構良い値段のドイツ製色鉛筆だ。ま、全部使い切るまでに一体何枚の絵を描けば良いのか分からないくらい消耗具合は激しくないので“高い買い物“ではないと思う。


一般的な色鉛筆のように使用する事も出来るが「水筆」を用いて水彩画風に仕上げられる所がこの色鉛筆が優れているポイントだ。

水筆は筆の毛先部分を外す事でスポイド状の本体部分へ水を蓄えられる
仕組みになっている。


【イメージ②】色鉛筆での着色 第❶段階

色を塗る際は、最初は写真に示した様に隙間を開けて所々塗る。
青から紫の系統の色4色を使用した。


【イメージ③】色鉛筆での着色 作業の様子


色鉛筆で塗った部分を水筆で“溶かしながら“広げて行く。色鉛筆での色塗りの段階でガッツリ着色をしてしまうと水彩画のような淡い風合いは出せなくなってしまう。

【イメージ④】色鉛筆での着色 作業の様子

水筆から水が出過ぎたり、キャンバス表面が濡れ過ぎる時はティッシュで水分を拭き取って調整する。


こんな感じに仕上がった。↓

【イメージ⑤】色鉛筆での着色 第❷段階

【失敗は成功のかーちゃん】
写真撮影をしながら作業していたので“途中”で乾いてしまい色斑が出来てしまったが、黙っていれば分からないと思うので“失敗”していない事にしよう。
失敗は成功の母と言うではないか。(少々癖のあるかーちゃんだ)


首飾りと目鼻などを、緑、赤、黄色、オレンジ、ピンクで塗る。
少し色の濃さが足りないと感じる部分は追い塗りを施した。
作業台にパレット代わりの紙を用意して、色鉛筆を溶かして筆先で運び、キャンバスへ塗るのもアリかもしれない。

【イメージ⑥】色鉛筆での着色 お顔と首飾り



仕上げに真っ赤なアイシャドウでまぶたを染めてセクシーにゃんこの出来上がり。


【イメージ⑦】完成!


で、“むしょく”の癖に生意気なサインを入れる。はい、完成!


私のお気に入りスポットの一つ占い舘Luriにこの絵を持って行ってホワイトボードに貼っ付けたら「それ紙でしょ?神様なのだからちゃんとしたキャンバスに描いてくれたら飾ってもいいけど」と稀咲先生からクレーム…じゃない、ご助言を頂いた。

神様は紙に描くべきではなかったようだ。トイレの神様ならそれでも良かっただろうが。

美人にプレゼントの押し売りを突き返されて、バイクで走る帰り道に吹き荒ぶ夜風はより一層寒く感じられた。

・・・続く


さて、次回の “「結」 ー Work ❺ ー Uzumakism” は、作品の構成要素になった動物や植物の練習風景を紹介する。大きな「本番」に臨む前には、やはり練習が欠かせない。それでは次回をお楽しみに。


Work ❺ へ続く  ▶︎▶︎▶

◀︎◀︎◀︎  Work ❸ はこちら

「結」の物語    ▶︎▶︎▶︎  Phase 1


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私の伯父「山内秀德」の遺作を投稿しています。是非ご覧ください。



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