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エリックサウス・マサラダイナーのモダンインディアンコース 2023春

2ヶ月に一度の楽しみ。エリックサウス・マサラダイナーのモダンインディアンコースを頂きに、夜の渋谷へ。

概要やどうしてこのコースが好きなのかについては前回の記事で紹介しているのでそちらを見て頂くとして、今回の料理で深く印象に残ったのは「真イカのワダ カリフラワーのコールスロー マンゴーと青唐辛子のフルーツソース」。

真イカのワダ カリフラワーのコールスロー マンゴーと青唐辛子のフルーツソース

えっ、なんだこれ?
出てきた瞬間の驚き。メニューが長かったので「イカとカリフラワー」というイメージしかもっていなかったところにこの見た目。明らかにカリフラワーのカタチをしているものもあれば、そうでないものもある。

えっ……と、白いから、これがイカ……なのか?
とりあえず白いものをひとひら、食べてみる。シャキッとした歯ごたえにプレーンな味わい。あれ、やっぱりカリフラワー。でもこれは随分シャキシャキしている。

カリフラワーにソースを絡めて食べてみると、甘酸っぱく、ほんのり辛い刺激的な味わいが。ああ、このソース美味しい。

そこで、ようやくようやく中央の一番下に何か埋もれていることが分かってくる。周りのカリフラワーをそっとよけてみて、ようやく分かった。こんなところにワダが隠れていた。

一番下に隠れていたワダ

ワダはイカのすり身の濃厚な味わい。周りはカリッと、中はむっちり。カリフラワーとは味と食感が対比的でいいアクセントに。

説明を読むと、どうやらカリフラワーは生のままらしい。カリフラワーを生で?! 茹でないといけないと思っていたのだけれど、どうやら生で食べるのも結構普通らしく、眼からウロコ。そうだったのか。

見た目、盛り付け、味わい、そして知識にも。いろんな面で発見と驚きがあった一皿で、これはきっと一生忘れないんじゃないだろうか。ここまでインパクトある皿って、なかなか無い。

なんだか、異国で見たことも聞いたこともない料理を食べたかのよう。

他の料理ももちろん美味しかったのだけれど、今回の自分的トロフィーは不思議な印象を残したこの一皿。

ごちそうさまでした。

また2か月後が楽しみ。


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