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inBodyで体組成を計測してみた話

2月に内科にかかった件からおよそ3ヶ月経って、それまでより筋トレ増やしたり食事の内容を見直したりして過ごしてきたわけだけれど。

正直、あまり身体について変化があったとは思えない状態。悪くはなっていないけれど、良くもなっていない。あれから体重は少し落ちたものの今は安定していて、目立った体調不良なども特にないし、身体が怠いとかそういうのもほとんどない。

血液検査を受けるには、前回の検査から3ヶ月以上あけなければならない(保険治療の場合)らしいので、検査は今月の中ごろにまた行く予定。それとは別に、体組成について気になっていたので、inBodyで体組成を測れるところを探して行ってみた。

inBodyの体組成を探していたのはちょっとした理由が。タニタなどの体組成計だと年齢の統計補正が入っているらしく、inBodyはそれが無いので正確に測定できる、という話を聞いていた。ジムなどでは置いてある場所もあるそうだけど、自分はジムの会員などではないため、ゲスト測定が(あまり高くない料金で)できるところを探してなんとか見つけた。

測定自体はものの1分ほどで完了。印刷機から出てきた結果レポートを、半分は恐る恐る、半分は興味深々で見てみたところ……

……は?

いや、さすがにおかしいんじゃない?

あ、上着を着たままだからか? これも脱いで再度トライ。

いやいやいやいや。
機械壊れてない?

でも当日に他の人が受けた結果もあって、そちらはほぼ想定通りらしい。どうやら機械が壊れているわけではなさそう、ということ。

inBodyの注意事項として、「測定前10分ほどは安静に」とか、「足の裏は乾燥しないようにウェットティッシュで拭いておく」とかがあるのだけれど、そこは注意していた。なので、やっぱりこの値らしい。

でも確かに、血液検査で測ると中性脂肪はいつも正常値ギリギリ下限くらいなので、確かにこの結果はそれなりに当たっている……のか? 

だとしても、いや本当に? ちょっと驚きを通り越して怖い。自分の身体ながら、意味が分からない。

ちなみに筋肉量は、総量は少なめながら脚の方には結構な筋肉がついている。これはロードバイク乗りとしてはちょっと安心した。左右のバランスも悪くはないかな。

というわけで、体重が増えないのは純粋に脂肪がついていないから、ということになるみたい。


偶然なのだけど、この翌日に友人と銀座に遊びに行ったら無料でinBodyの計測ができたので、そこでも測定させてもらった。こちらの方が新しい機種らしい。

あー……はい……。
やっぱりそうなのね……。

もうこれで嘘の測定結果ではなさそう。少なくとも、inBodyの測定基準で考えると体脂肪率はこんなもんらしい。

ちなみに友人の測定結果も見せてもらって、そちらはそちらでショックを受けていた。

事実って、残酷……。


衝撃的な結果だったのだけど、さてこれをどうとらえたら良いのか。

恐らくだけど、油脂が吸収されにくい体質なんじゃないかと思う。

油脂自体は別にそこまで避けてもいなくて、オリーブオイル350mlのボトルを2ヶ月くらいで消費する程度には摂っているし、なんならそこにゴマやらナッツやらは結構な頻度で摂っているので、極端に少ないわけでもないと思う。

もっとも、自分でも少なめにしている自覚はあるのだけれど。もともと肉の脂とかは可能な限り取り除くようにしてきたし、今は肉は自炊では全く使わないので。でも魚は食べるしなあ。サバとかイワシとか、けっこう脂がのっている青魚とか好きだし。

ちなみに中性脂肪が低すぎることは良くないとされていて、低体温や冷え性、または慢性疲労などが主な症状として現れるらしい。冷え性なのは、確かにそう。昔から、他の人に比べて寒がりで身体の産熱が低すぎるな、とは思っていたので。慢性疲労については、どうだろう。そんなにずっと疲れているとは思わないけれど、もしかしたら疲れているのに「これが普通」だと思ってしまっていて気づいていないだけなのかもしれない。

まあでも、瞬発的な力が出しにくい感覚は、もうかれこれ10年くらいはある。単なる加齢によるものかと思っていたのだけれど、実はそうではなかったりするのかも。もしくは、筋肉量の少なさか、速筋と遅筋の違いによるものかもしれない。持久系のスポーツばかりやっているので、速筋はあまり無い気がする。

解決策はなんだろう。もっと食べれば良いんだろうか。

でも、あきらかにカロリーは摂り過ぎな気がする。計算すると1日2500kcalくらいにはなっているのだけれど、吸収効率が悪すぎるみたい。効率が悪いならなおさらもっと食べないと、ということなのかもしれないけれど、なんというか、食べものを無駄にしている感があって嫌。

本当に無駄にしているわけではないし、自分にはそれくらいの食べものが必要、ということなのもしれないけれど、ここはどうしても他人と比べてしまう。他の人は、もっと少ない食事量で体重が増えたりしているのに、自分はそれでは全然足りないという。本来比べる必要はないのだけれど、どうしても比べてしまう。

必要十分以上を摂りたくない、という思いが強い。

という感じで、結果からいろいろと考えてしまったけど、一方で「これが自分なんだな」とも思う。正確な言葉は忘れたけど、「自分とは、他者とは異なるものの総体」というような考え方が認識論みたいなものにあったと思う。つまり、同じ人間だけれど、そのなかで他の人にはない特徴を持った人間というのが自分なのだと。そういう風に考えると、これもまた自分の個性であり、自分自身なんだな、と思える。

変な身体だけれど、これが自分の身体であり、これが自分の「普通」なのだと認めるしかない、のかもしれない。


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