切り絵 伊勢遺跡
弥生後期の巨大祭祀空間「伊勢遺跡」を切り絵にしました。
タイトル画は、竹細工をする女性との2人展での様子です。
小谷正澄さん提供の伊勢遺跡CGを
切り絵パターンにして切ったものです。
背景に、近江富士と呼ばれている三上山が見えます。
三上山のすそ野の白い線は野洲川で、
この川が作った野洲川デルタに弥生遺跡が栄えました。
方形区画の、主殿、副殿、祭殿、祭祀用倉庫が並んでいます。
切り絵では、空の空白が難しいので
葛飾北斎風の雲を入れました。
直径約220mの円周上に並ぶ
独立棟持柱建物の祭殿群です。
空の空白を埋めるため、松の木を入れ、
祭殿と枠をつなげるため、松の枝を伸ばしました。
卑弥呼の居処には楼観がありました(魏志倭人伝)
この楼観だったかもしれません。
独立棟持柱を持つ建物で、
伊勢神宮の正殿とほぼ同じ大きさです。
構造も伊勢神宮とおなじ神明造りと考えられています。
中国風の雲をそらにいれました。
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