可愛い子に旅をさせる話
旅行会社の社長をしていて思うことは是非若い方たちにさまざまな形の旅行を楽しんでいただいて人生を豊かにしていただきたい、そしてそのお手伝いをしたいということです。世界は広く美しいもの素敵なものに溢れています。今回は私と旅行のつながりについて書いていこうと思います。
私の旅の原体験は11歳です。
小学5年生の時に机上旅行クラブという課外授業に入ったのがきっかけでした。机上旅行というのは今でいうところのバーチャルトラベルです(なんかカッコ良くなった笑)頭の中でまず行きたい場所、体験、テーマを決めます。それから当時の国鉄の分厚い時刻表を使ってそのまでのルート、金額を旅のテーマに沿った形で調べてそれをもとに旅程表を作ります。授業の終わりに旅程表と金額をノートに書いて旅の栞を作り先生に提出すると先生から評価をいただき1時間が終わるというものでした。
元々地図好きであったこと、まだ見ぬものに憧れがあったため私はずいぶんこの作業にハマり、鈍行を使った最速の日本全国県庁所在地巡りツアーとか、全国海鮮駅弁食べ巡りツアーなどを脳内企画してノートに書いておりました。一種の鉄オタですね😁 列車には全く興味はなく鉄道を手段として旅を作る脳内鉄旅オタだったわけです。
とはいえまだ小学5年生。自分で旅行する財力も、学校休んで駅弁巡りする時間もないので私の旅はもっぱら一週間に一回に限られていました。それでもこの時間はワクワクしながら臨んでおり、時刻表の日本駅地図を見ながらまだ見ぬ駅や土地の名前を覚えてはどんなところなのか想像するのはとても楽しかったのを覚えています、
このように脳トレを修行を積んでいたある日、私に思いがけずリアルに国鉄を使った小学生一人旅のチャンスが巡ってきたのです!
明日に続く!