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あなたの血管は、大丈夫ですか?

今日は、定期的な経過観察の診療日でした。
診察に際して血液検査をしたものがこれです。

みなさんの健康診断で返してもらった血液検査に比べて、少々高めの値が出ています。(すいません。「少々」と気休めですが言わせてください)

20歳から30歳代の方々も他人事ではありません。現代の日本国内での食事は
世界で推奨される和食とはけっこう別物なので、コレステロールの蓄積が
将来の寿命に直結します。
お金がたまるならいいのですが、脂肪はちょっと少なめでどうでしょうか。
脂っこい食事を避けたダイエットも必要です。

皆さんは、ご自分の血管の事知ってますか。


血管が詰まったり老化すると、日本での死因、第二位と第三位に該当することになります。
日本人死因の一番が、「ガン」二番が、「脳血管疾患」三番が、「心疾患」
で、二番と三番は血液、血管からくる病気なので合わせると、一番の「ガン」と同じくらいの死亡原因だそうです。

「脳梗塞」や「心筋梗塞」になる前に、『頸動脈エコー検査』を受ける必要があるかを、健康診断の数字から計算しましょう。

動脈硬化計算方法は


<動脈硬化指数>(AI)=Atherogenic index=(アテローム発生指数)の計算式で計算します。
基準は、4.0以上は要注意となりますが、詳しくは下記に記します。

計算式
AI=(総コレステロール-HDL)÷HDL

例)上記画像数値から
総コレステロール 260、HDL 61
AI=(260-61)÷61=3.26  4以下なのでまあまあ。

詳細判定基準
3.0未満 良好  3.0以上 5.0未満 要注意  5.0以上  危険

計算は簡単な式で小学生の算数でかたずきますが、ここで他の問題があります。実は総コレステロールの値が、2007年から必須項目から記載が削除されています。
現在は「脂質」の項目に、中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロールの3つが基本で記載されています。
「では、どうするのさ・・」となりますが、ちゃんと総コレステロールを求める計算式が有ります。

総コレステロール値を求める計算式

総コレステロール=LDL+HDL+(中性脂肪÷5)
例)上記画像数値から
LDL 177 HDL 61 中性脂肪 111
総コレステロール=177+61+(111÷5)=260.2≒260

こんな感じで、皆さんも血液検査の結果があれば誰でも血管のプラークなどで悪くなったかどうかを確認できます。
忙しいでしょうが、命あっての仕事、健康を守るのも仕事です。

基準は4以上で、『頸動脈エコー検査』に行きましょう。

エコーなので痛くないですよ。

おまけ

<平均血圧と脈圧の計算方法>
血圧などによる血管への負担を減らすために、高血圧などにも気を付けましょう。平均血圧は、なかなか90以下にはなりずらいですが、自覚していることが大切なことなので、無理をせずにある程度の運動を心掛けるといいようです。

平均血圧=下の血圧+(上の血圧-下の血圧)÷3 <90以上の値は要注意>

脈圧=上の血圧-下の血圧 <60以上の値は要注意>

例)上の血圧 132 下の血圧 78
平均血圧=78+(132-78)÷3=96<90以上で要注意>
脈圧=132-78=54<60以下で大丈夫>

私は、医療関係者ではないので、このやり方を私自身が健康管理の観点で使用していることから、少しでもお役に立てればの思いで執筆いたしました。
医療機関で聞いて、調べての内容ですが、すべてではないのでご自分で判断していただけますよう、お願いいたします。

最後まで読んでいただきありがとうございます。





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