独立したいクリエイター必読の一冊
僕は2021年9月よりフリーランスのインテリアデザイナーとして活動をしています。
フリーランスとして活動をして半年経っているだと思うと自分でも少し信じられないです。
できていること、できていないことはたくさんありますが、僕が会社員時代に独立するための情報収集として読んでいたおすすめの本を今日は紹介します。
この本の構成を紹介し、その後ピックアップして一部を紹介しようと思います。
クリエイターが「独立」を考えたとき最初に読む本
紹介する本はこちら!
本のタイトルそのまんまの本...!
この本を会社員時代に読んで自分も独立しようと具体的に考えることができるようになりました。
読めば独立は安心!How toが詰まっています!という内容の書籍ではありません。
独立にいたるまでの考え方や実際にどんなケースがあるのかなどを知ることができる本かなと思います。詳しく構成をご説明します。
この本の構成
この本は悪魔でさまざまなクリエイターの方がどのように独立に至ったのかなどが書かれている本なので一つの情報として捉える必要があります。
独立する。ビジネスをする。このことには正解がありません。
そこで注目すべきは、この本を出版するにあたって問題と考えられていたのは、クリエイターが独立をするのに役に立つ情報が少ないということ。
それらを解消するためにこの本が作られました。心強いですよね。
そんな本書は3つの章で構成させていて
Part1.独立の心構え
Part2.デザインの値段と価値
Part3.プレゼンテーションについて
となっています。
気になる部分だけでもいいですが、特にPart2・3に関してはネットにはない情報が書かれてあります。Part1の心構えはいろいろなところで発信させているのを目にすると思いますが、お金のことや実践的なプレゼンのことはとても面白いものでした。ちなみに本書は日経デザインの特集記事の抜粋記事によって作られています。
情報がたくさんある現代ですが、独立することに関する情報はまだまだ少ないと思うので有益な情報が詰まっている一冊だと思います。
Part1より僕が心に残った2人の心構えの内容を紹介します。
真面目なデザインが今後生き残る -水野 学
「僕は独立には反対です。」
冒頭から真逆な意見を述べていて、とても興味深く思い読み進めていると、それは単純に辛すぎるからという理由でした。
今ではgood design companyという会社を立ち上げ、とても成功しているデザイナーという認識でしたが、やはり相当な苦労をしてきたのだと理解することが出来たと共に自分が独立をするのに不安になったというのも、僕の本音です。
真摯に仕事に向き合い、自分の仕事広めていくことが大切だと水野さんのことは至極当然の内容のように感じますが、この当たり前が本当に大変なことなのだと思います。
ここで現実厳しいと思わせるだけでなく、僕は
最後に今の時代に必要なのは「本当に真面目なデザイン」だけだ。
この言葉にとても救われました。
当たり前をしっかりとやる。そうすれば仕事を嘘をつかないよ。と言ってくれている様な気がしました。
やり方がうまい人とか誰とでも仲良くなれる人が独立をして成功するんだと勝手に思い込んでいましたが、僕はこの言葉に救われて、今がんばれています。
営業スタンスとロイヤリティー -鈴木 啓太
独立をして個人で活動する場合、どんなにデザインのスキルだったり、クリエイターとしての実力があったとしても、個人で活動するなら営業も自分でやらないといけない。
デザイナーなどは営業をすると足元をみられるという思い込みによって自分を制限していることもあると思います。
会社ではいい働きをしていたとはいえ、個人として活動し出すと最初は紹介できる実績はない。実績のないデザイナーに依頼するということはとても難しいことなので、積極的に提案をしていくことが大切。
それによりクライアントとの信頼関係を作っていくことができる。駆け出しの頃の営業スタンスとして大切なことが詰まっている部分だと思いました。
あとはロイヤリティー契約で収入を確保していく考え方はすごく賢いなと思いました。
デザイナーなどはやはりやればやるほど収入になる仕事でストック型の収入がないことがすごく不安に思っていましたが、ロイヤリティー契約をすれば、その不安は払拭され、クライアントとしても初期費用が抑えられるためお互いいい関係になれると思います。
営業の仕方、個人での運営方法。とても参考になりました。
実際に独立した僕の意見
という感じで、本の紹介をさせていただきましたが、最後は実際に独立をした僕のリアルな声として見てくれると嬉しいです。
僕は去年(2021年)独立をして、26歳の年齢で活動をしていますが、どの年齢に独立するかはもちろん正解はないと思います。
ただ結婚もしていないし、失うものがないタイミングとして見極めて独立をしました。
背負っているものがなければ、独立をするデメリットは僕はないと思います。挑戦して見えてくる世界は全く違う。仮にうまくいかなくなって就職するとなっても、28歳ぐらいだったらまだまだいけそうな感じがするし、独立をして活動していたということはきっと評価されることだと思っています。(評価させる様なところじゃないと今後就職したくない。)
覚悟を決めないと独立できません。でも新しい世界が見えてきて、間違いなくあなたを成長させてくれると思いますよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!