【まいぶっく33】つぎつぎ かおが かおをだす~まちには いろんな かおが いて
家の壁、木の幹、公園の遊具・・・。
まちの あちらこちらにある「顔」に見えるものを集めた 写真絵本。
思わず、笑顔になってしまう「顔」の数々。
手押し式信号の「押しボタン箱」(表紙)は、ボタンが鼻、両脇のねじが目、下の細長い文字表示板が口。
おでこには「おまちください」と文字が。
しっかり顔に見えるというか、一度そう思ってしまったらもう顔にしか見えない。
「マンホールのふた」は、左右対になった持ち手(?)が両目。下のほうには縁にそって口が。笑ってる?
「家の外壁」が、上方の二つの窓と、下方の横長の窓で顔に見える・・・というのなら、私でも気づくかもしれない。
でも、「手すりをとめる金具」や、「鉄棒をとめている金具」など、私は、しっかり見ることもないし、たとえ目が行ったとしても、それを「顔」だと思える気持ちの余裕がないと思う。
この絵本を見ると、まちのあちこちにある「顔」を探して歩きたくなる。
わくわくしそう。
きっと、日々の暮らしがちょっと楽しくなる。
作者の佐々木マキさんは、「やっぱりおおかみ」の「け」のおおかみのイメージだったが、写真も撮られるのね。
読んでいただき ありがとうございました。