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【まいぶっく20】なにをやっても ぬいぐるみ~どうぶつえんガイド
「いつ行っても、混んでいる」
旭山動物園(北海道 旭川市)の印象だ。
動物の自然な生態が見られる「行動展示」を行い、「廃園の危機から復活」ということで、全国的にも有名になった動物園。
混んでいるのも納得。
何度来ても、もう一度来たい と思ってしまう。
シロクマが 目の前にいる迫力
ペンギンが 頭の上を「飛んでいる」
カバのお腹を 下から見ることができるなんて!!
* * *
「どうぶつえんガイド」の作者のあべ弘士さんは、長年この 旭山動物園 で飼育員をやっていらした方。
普通の「動物図鑑」とは ひと味もふた味もちがい、あべさんの絵が表す動物の生態は、親しみやすさ ばつぐん。
レッサーパンダが
すきなものから じゅんばんに それだけをぜんぶたべる
ささ、たけのはっぱ、りんご、ふかしいも・・・。
そして
さっき たべたじゅんばんに うんちがでてくる
なんていうのは 実際に飼育員をやっていらしたから かけることなのだろう。
「ラクダのこぶは おべんとう」
「レッサーパンダは なにをやっても ぬいぐるみ」
「リスは ちょきんがすき」
各動物についているタイトルも 心ひかれる。
* * *
この絵本を、ファミレスで読んでいたときのことだ。
隣の席にいたお子さん(たぶん小学校入学前)が、近くによってきた。どうも 絵本を見たいようだ。
「見る?」と 声をかけると こくりとうなずいた。
ちらっと目に入っただけで、見たくなったのね。
この絵本の力を感じた。
どうぶつえんガイド
あべ弘士 さく・え
デザイン なかのまさたか
福音館書店 1995年
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