なんて便利なネット予約~ZOOMで読書会 その4
メンバーは、学生時代の友人「🐰さわ」&「🐱MOTO」と 私「🐻くば」。
それぞれ 自分で決めたテーマ にそって選んだ本を3冊、15分程度で紹介。
毎回、選んだ本のことに加え、片付かない部屋のこと、最近の老化具合、物忘れ自慢など おとぼけ風味も多い読書会となっています。
☆くば☆ <テーマ>本屋が舞台の本
もう、1年7ヶ月も大きな本屋に行っていない。行きたいよ~
たくさんの本の中を 歩く
表紙や、帯、背表紙をながめる
平台のポップに 目をとめる
児童書コーナーにすわりこむ
ああ、本屋に行きたい!
(くば 心の叫び)
1 書店ガール 碧野圭
🐻東京の書店に勤める年代も家庭環境も様々な「書店ガール」たち。
時には反発しあい、時にはタッグを組んで、お店の危機に立ち向かう。
最初は、「女の争い」という感じで、正直おもしろくなくて、1巻で読むのをやめようと思った。
ところが、1巻途中から、がぜんおもしろくなり、7冊、あっという間に読んでしまった。
駅中書店の店長になって、とってもがんばっていたのに、「閉店」になってしまう彩香の話が好き。
どんな小さな書店にも、実はこういう物語がたくさんあるのだろうなと感じた。
2 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ
🐻書店を舞台にしたミステリ。しっかり者の書店員・杏子と、勘の鋭いアルバイト・多絵が、書店でおこる様々な謎をといていく。
この「成風堂シリーズ」とは別に、「出版社営業・井辻智紀の業務日誌シリーズ」というのもある。この2つのシリーズの登場人物が活躍して「書店大賞」の謎を解く「ようこそ授賞式の夕べに」という作品もおもしろかった。
🐱読んだけど忘れてる。がっかり・・・
🐻いいのいいの それが普通(笑)
🐱「ミステリーズ」っていう雑誌が 東京創元社から出ていて、それで大崎梢さんも読んでたの。でも、今年の春 廃刊になっちゃたんだよね。新しくまた創刊されるという話だったんだけど、どうなったかなあ。
3 桜風堂ものがたり 村山早紀
🐻ある事件がもとで、長年勤めた書店をやめた 月原一整。
体を悪くした店主に代わり、桜風堂で働き出した一整。たくさんの出会いや人と人のつながりで一整がまた歩き出す。
「本」や「本屋」を愛してやまない人の気持ちが とても伝わってきた作品。こういう話、好きだなあ。
☆さわ☆ <テーマ>ドラマを観たら読みたくなった
1 六番目の小夜子 恩田陸
🐰ある地方の高校にやってきた、転校生 津村沙世子。その高校には、3年に1度、サヨコと呼ばれる生徒が選ばれる奇妙なゲームがあった。今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。
原作とドラマはけっこう違うのだが、どちらも楽しめた。
自分自身の高校時代とは、全く違うんだけど、なぜか「なつかしいなあ」と感じた。
ドラマを先に観た場合、ドラマのキャストを思い浮かべながら原作を読むことが多いんだけど、設定があまりにも違いすぎたせいか浮かんでこなかった。でも、サヨコだけは栗山千明を思い浮かべながら読んでいた。これはピッタリと感じた。
(2000年にNHKで放映されたドラマが、今年7月31日から3日間、深夜に再放送されていた。打ち合わせをしたわけではないが、3人とも録画していた。)
🐰今をときめく すごい俳優が たくさん出ててびっくり。山崎育三郎さんも出てたよ。
🐻そうそう、びっくりしたよ。
🐰おもかげあったよね。
勝地涼さんも弟の役で出てたし、すごいよね、今も活躍している俳優さんがこんなに集まってるなんて。
🐱目のつけ所がすごい人がいたんだね。
2 櫂 宮尾登美子
🐰作者自らの生家をモデルにしている作品。高知に生まれた喜和は、15才で嫁ぐ。夫は、商売にうちこみ家を顧みない。子どもを抱え必死に生きる喜和。
「春燈」 「朱夏」 「仁淀川」と続いていく。
登場人物があんまり好きになれなかった本。
作者は、自分自身をモデルにして綾子を描いたにもかかわらず、容赦なく綾子の駄目な部分・嫌な面を描いていて、それに対するダメ出しをしているのは良かった。
かなり昔、ドラマを録画してたんだけど、ずっと見てなくて 最近見た。
(松たか子さんが「喜和」で、井上真央さんが「綾子」役。)
何年も前に、「櫂」と「春燈」は読んだことがあったが「朱夏」は満州の引き上げを描いているというので、悲惨な話だろうと思って、あえて手を出さなかった。でも、ドラマを観て思い出し、読んでみることにした。
もう一つ、「朱夏」を読んで見ようと思った理由は、テレビで100才くらいの高齢の女性が、「毎日新聞やテレビのニュースをチェックしている。この年になっても知っていたいんだよね」とおっしゃっていた。それを見て、「知る」ということは大事なんだなあと思ったから。
3 ライオンのおやつ 小川糸
🐰人生の最後に食べたいおやつは何ですか――
瀬戸内の島のホスピスで余命を過ごすことを決めた雫。ホスピスでは、入居者がリクエストできる「おやつの時間」がある。でも雫は、なかなか選べずにいた。
ドラマを観て、図書館で予約した。同じような方が多かったようで一か月以上たっても665番目。
☆MOTO☆ <テーマ> 旅
1 トラベリング・パンツ アン・ブラッシェアーズ
🐱すごく仲のいい4人の女の子の夏の話。体型の違う4人がはいてもぴったり合うジーンズ。魔法のジーンズだということで、そのジーンズを4人が順番に手元に置くことにする。
子どもの気持ちに添っているところと 大人からのおしつけがないところがいい。
若いころ、こういうことが 苦しかったんだよなあと 思った。
🐻読んだけど覚えていないよ。映画にもなったよね。確か2冊出てたかな?
🐱それが、4冊出てるのよ。
🐰私も2冊読んだかな。
🐱この本、持っているはずなんだけど、見つけられなくて図書館で借りました(^^;
2 スーツケースの半分は 近藤史恵
🐱30才ちょっと前の 大学時代の友達4人の話。その中のひとりが、フリマで青いスーツケースを気に入って、3000円で買う。そのスーツケースを持っていると何かいいことがあるということで、4人が順番に使って旅行に行く。
女の人の苦労や、仕事のないときの苦労が描かれているよ。
🐻近藤史恵さんの作品は、おもしろいだろうなあと思うよ。安心して読めるだろうね。
3 おばちゃまはシリア・スパイ ミセス・ポリファックスシリーズ ドロシー・ギルマン
🐱「ミセス・ポリファックスシリーズ」の最後の方の一冊。
あるおばちゃまが、CIAに「私をやとってください」というとこらろから、シリーズが始まる。
CIAにやとわれたおばちゃまは、イスタンブール、スイス、東欧、香港・・・等 世界中へ出かけ仕事をすることになる。
その旅の途中で、護身術として空手を習ったり、たまたま知り合った人と再婚したりもする。
いい本だけど、あんまり人に知られていないんじゃないかな。
このシリーズ全部買ったんだけど、どこにあるかわからない。やっとこのシリアスパイだけ見つけたよ。
少なくとも14冊出てる。もう本屋にはないと思うけど、図書館ならあるかもしれない。
🐱文庫本の中には、字が小さかったり行間がせまいのがあって、私たちの世代には、そういうのはちょいとつらいよ。
🐻この間、久しぶりの雑誌 を 手にとったんだけど、読めなくて愕然としたよ。
🐱え? 字が小さくて?
🐻そう。最近、中高年むけの字の大きい雑誌ばかり読んでいたから、読めなかったんだよね。
🐱字の大きさって重要だよねえ
🐰私は、図書館にめざめた。今まで全然使っていなかったから。ネット予約は便利だよねえ。「ライオンのおやつ」は、665番だけど(笑)
🐱私も 三島屋シリーズの最新刊 を予約したけど、なかなかこないよ。
図書館は、新刊本リクエストをしたら早く読めるよ。
🐻そうそう、出版される前に予約するのよね。
🐰ええそうなの? いいこと聞いた。
🐻あそこに行った?大通りの学習館?(正しくは「情報館」でした)」
🐱え?hitaru のところ?
🐻そう。すごくいいよ。貸し出しはしてないけど、席の予約もできるんだよね。HTB(札幌のTV局)と同じ建物だから、1階にONちゃんがいるよ。
🐰私、こども図書館にも 行ってないんだよね。
🐱こども図書館ってどこ?
🐰白石
🐻私、行ったよ。たまたま行ったの。すごーーーくいいよ。幸せになる。地下鉄の白石駅からすぐ行けるよ。札幌っていいなって思ったよ。
(正しくは えほん図書館 ① ② でした)
本を紹介する際、3人のうち2人は、zoomの共有機能を使って、パワーポイントの資料を提示している。
今まで、スムーズに共有できたのだが、今回は、うまくいかなかった。
パワーポイントのスライドが、6割くらいしか表示されないのだ。
共有を使ったふたりのうち、ひとりは何でもないのに、なぜ?
前回までは、何でもなかったのに、なぜ??
やっぱり奥深いぞ、ZOOM!
(noteで、ルビがつけられるようになったので、さっそく使ってみた。
昔、HP作成時に、タグを書いたときのような感じ。「|」と「《》」の組み合わせで表示される。
ルビが表示された時には、「おおおお やったあ!」と喜んでしまった。)