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【31】2023年を振り返って

引き継ぎを経て9/1から現場を回している。
定休日以外は昼も夜も休まず仕事。

休憩の合間にジムに通って
営業後はお客様と飲みに出かける。

定休日は来てくれたお客様の店をまわる生活だ。

飲み過ぎて疲れてはいるけど充実感がある。

久しぶりの現場はやる事がたくさん。
忙しさが先行しココロの問題もどこかへ行った。

-お客様ならびにスタッフとの関係性構築
-スタッフの働き方改善
-清掃の強化
-SNS投稿の強化
-デリバリー対策
-新メニュー開発
-メニュー変更
-雇用増
-ルーフトップ改装
-店内サウンドシステム切替
-新しいユニフォーム作成
-その他修繕

新しく改装したルーフトップ

やはり忙しく働くという事は自分にとって
すごく重要な要素なんだと実感した。

「やるべき事がある」
母が教えてくれた人生を幸せに生きるための
3つの要素のうちの1つだ。

パートナーがいる訳でもなく単独の事業だから
自分の好きなように店づくりができる。

当然ながら責任も伴うが、
やはり飲食という仕事はやりがいがある。

心配していた売上やお客様が離れてしまうのでは
ないかという不安も杞憂に終わった。

引き継いでから3ヶ月目、11月末時点で
コロナ禍以降、最高売上に到達。
12月度はシェムリに移住した4月度の
売上高から200%up    売上は倍になった。

設備投資を継続して行っているため
利益ベースで見るとまだ薄利ではあるが、
中長期で取り組んでいく計画なので
あまり心配はしていない。

また、数字だけを見れば、
取り組んだ仕事に対して結果が伴っている。


でもそれ以上に、
現場の雰囲気が改善されていることや、
スタッフの能力が飛躍的にアップしていることが
何よりも嬉しい。

前の記事で「自分のやりたいお店ではない」
そんな事を書いた記憶がある。

けれど今では自分が守りたいものに変わった。

あの時、精神的につらい中で
ちゃんと向き合って良かったと今になって思う。


時間をかけてStep by Stepの精神で
お客様に心から喜んでいただける
お店づくりを続けていきたい。


そう思えるようになった。
自分の中での小さな変化だ。

だけど今はその小さな変化を大事にしたい。

変なプライドもなくなって
欲しいものもあまりなくて
やっとフラットな気持ちで
自分の人生と向き合えている。


自分の利益しか考えない人たちも
周りからいなくなった。

自分が苦しい時しか連絡してこない
都合の良い人たちもだいぶ減った。

自分を大切にしてくれる仲間たちを大切にして
その瞬間を楽しみながら新たな人生を創造して
いきたい。


多くのことを追求しすぎずに
「自分にとっての幸せとは何か」を
時間をかけてゆっくりと見つけていくつもりだ。

2024年からは7年間、お店のために働いてくれた
カンボジア人スタッフをマネージャーに抜擢した。

それに伴い以前考えていたインターン生の採用や
日本人マネージャーを雇う考えは先送りにした。


まだやるべきことが幾つかあるので、
しばらくは僕自身もお店を離れる予定もない。

今一緒に働いてくれてる子たちを育てながら
より良いお店づくりをしていく方が賢明だ。

ある程度の権限はマネージャーに譲って、
フレキシブルに次のチャンスを掴めるような
働き方にシフトしていければと思う。

2024年は何か新しい事業にチャレンジしようと
考えている。
でもあまり焦ってはおらず、タイミングがあれば
小さなことでも良いから飲食業以外のことに
取り組んでみたい。

万が一またコロナが来ても耐えられるような
強い基盤を模索している。

その方がリスクヘッジにもなるし
観光業に依存しない別の事業モデルを
自分のペースでつくっていけたらと思う。


両親含むたくさんの方に迷惑をかけた1年であり
多くの人との関係性を絶った1年になった。

そしてそれは自分にとって良いことであり、
自分らしく生きるために必要な経験だったと
解釈している。

人ひとりの力は決して大きなものではない。
その中で自分の家族、スタッフ、少数の身近な
仲間だけでも大切に出来ればいいなと思う。

そして自己の成長とともにその輪が少しずつ
大きくなっていけばいいなと考えている。

2024年のキーワードは「step by step」
上述したように一歩ずつ着実に自分にできる事
を積み上げていきたい。

そして
「焦らず」「怒らず」「期待せず」
自分と向き合い自己の成熟に時間をかけていく。
そんな一年にしたい。

今年でカンボジアに住んで10年が経った。
やってる事は10年前と変わらないので大それた
事は言えないけれど、10年間カンボジアで生活
出来た事に感謝してまた一歩ずつ頑張りたい。

今年も一年大変お世話になりました。
皆さまが素敵な新年を迎えられるよう
願っております。

つづく…

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