「カルフォルニア物語」吉田秋生さん(マンガ感想文)(*ネタばれ注意)
久しぶりに再読。
いい話だな~。
学生の頃に読んだから、
もう、海外へのあこがれが
ハンパなかった。
しかし、たしかに、
高校生くらいの時に
読んだから、ショックだった
というか、すごいハマったけど、
もう若くない私には、
若干浅いストーリー。
ヒースのぐれ方が若干、子供っぽい。
(中島梓=栗本薫が、同じ解説だった)
しかし、吉田秋生さんが、
この漫画を20代で
描いたというのは、驚き。
主人公のヒースじゃなくて、
脇役のリロイや、ルシンダの関係、
インディアン(通称)やスージー
のキャラ。大人だね。
で、スージーが最後に言うセリフ、
覚えていたワタシ。
スージーがインディアンに
ヒースのこと教えてくれと言う。
で、インディアンが、
「あの、西から来た少年のこと?」
で終わる。
すごいねー、我ながら。
ウン十年前の記憶。
ヒースやイーヴ(ヒースを
好きになる少年)ではなく、
ヒースの兄テリーや、
その奥さんスージー、
キャラバン先生(医者・ヒースの
父の友達)とかに
気持ちが寄ってしまう。
でも、ヒースの、
女性(彼女:スウェナ)に
対する男の単純さには、
吉田秋生に脱帽。
マンガ家って、
何か神様がおりてくるのかな。
「バナナ・フィッシュ」
(私が一番好きなマンガの
うちのひとつ)の人だからね、
さもありなん。
最後の番外編の、
兄テリーから見たヒースが
また、いい。「夢の国」。
日本のマンガ文化はすごい。
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