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ビジネス基礎スキル1(実践) 〜良いビジネスをする姿勢〜

前回の記事で、良いビジネスをするために「皆をHappyにするために行動し、思考の速さと力を高める」ことが重要と書きました
今回は「思考の速さと力を高める」ためのトレーニングを紹介します

これは私個人で生み出したものではなく、Big4時代に先輩社員の方々から教わったものです
【マンガでわかる! マッキンゼー式ロジカルシンキング】にも同じ内容が書かれていますので、興味のある方は是非読んでみてください


🟢なにをやるのか?

  • 1分間で、1つの問に対して思いついた解をとにかくたくさん書き出します(最低でも5個以上)

  • 解を1つ選んで問にして、同じことを繰り返します

形式はスマホ/PC/紙&ペンなんでもいいです、自分が手軽に速く文章を書けるやり方がいいです
とりあえず1回やってみます

ポイントは「深く考えずとにかく書き出す」「主語と述語をなるべく具体的に書く」です
そして、解を1つ選んで問にして同じことを繰り返します

実際にやってみた方は分かるかと思いますが、意外と疲れるけど頭がすっきりしませんか?
効果と理由を説明します


🟢どんな効果があるのか?

  • 限られた時間でアウトプットするクセがつく

  • 自分の直感/ひらめきを引き出せる

  • ロジカルシンキングの基礎となるピラミッド構造の考え方ができる

  • 文章にすることで思考が整理される

  • ワンスライドワンメッセージの分かりやすいスライド作成ができる


🟢なぜこのやり方なのか?

  • 人の集中力は限界があり「時間をかけると思考の質が落ちる」ため、複雑な問題こそ短時間で解決する必要がある

  • 時間的制約がある中での高速アウトプットは、本能や直感を引き出しやすく常識にとらわれない新しい案が出やすい

    • スポーツ選手のゾーンに似てます。ゆっくり考えると思考が常識に邪魔され誰でも考えられるレベルに落ちます

  • 人間の脳は1日に6万回の思考をしているが大半が頭の中で消えていくため、消える前に形にする必要がある

  • 日本語は主語が省略されることが多く、伝わりづらいため「何を」「どうする」をはっきり書く

私はこれに取り組んで短時間で多くの案を出せるようになったことで、
「顧客の予想外の質問やクレームにすぐに対応できる」
「先を読んでチームの支援をしたりプロジェクトの成果物を作れる」
「シンプルに仕事の生産性が上がり、仕事に巻き込んで貰える」
などの変化がありました

コンサルの著名な教科書である【イシューからはじめよ】にもありますが、とにかく言葉にすることが重要です
ただ思考は時間が経つにつれ低下するため「短時間で言葉にする」ことが質をあげる条件となります


🟢Appendix

実はこれ、プライベートでも結構使えます

このような形で「頭が少しモヤモヤする」「何か整理したい」って時に、時間をかけずに思ったことを全速力でアウトプットすると、
自分の頭が整理されて新しいことをインプットできたり思わぬ案が生まれたりしますので、是非やってみてください

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