突然降りてくる
ついこの間までは,昭和の名随筆を読み漁った。静かな落ち着いた世界に浸った。憧れた。
そういえば去年の今頃は、山と渓谷社の山岳レスキューの話を,
わざわざ,Amazon unlimitedに入って,何冊も何冊も耽読した。
雪崩だの滑落だの道迷いだの、山登りでの生死の境目だの、
長野,山梨,岐阜県警の勇姿,山小屋の人々の親切だの
登山にもキャンプにも一切興味がないし,これからも永久にしないのに。
毎日遭難の話ばかり読み耽った。
きっかけは覚えてない。3ヶ月ほどずっと。
そして今日。
「アウシュビッツの小さな厩番」
新聞の新刊案内で,見つけた。
表紙に惹かれて直感で買った。届くのさえ待ちきれずkindle で。
きっと、ここからは、しばらくホロコースト。
サバイバーの話をきっと探す。
きっと辛いだろうけど,読み耽る。
本はいつも,突然降りてくる。
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