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maimaica
映画『はたらく細胞』を観て
監督:武内英樹 原作:清水茜『はたらく細胞』
主演:赤血球 白血球ほか
映画館での予告編を観て、絶対観ようと思っていた。
恥ずかしながら
血液が、細胞が、どんな働きをしているかをしているか
よくわからないで生きてきたから。
白血球
赤血球
血小板
キラーT細胞
NK細胞
マクロファージ
ヘルパーT細胞…
体内に37兆個の細胞
一時も休まずに
一生懸命働いてくれている
毎日毎日、決められた仕事を
真面目にこなしている
侵入してきた外敵には
チーム細胞でチカラを合わせ戦う
24時間365日
それなのに
その働きに報いていない
感謝するどころか
甘んじ酷使している
9年前、乳がんを患った私
手術、抗がん剤、放射線治療。
化学療法による治療のたび
がん細胞のみならず攻撃を受けてしまう正常な細胞に
申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
私がいつも健康でいるように働いてくれているのに
いきなり皆殺し
その状況を映画のシーンと重ね合わせた。
そして、この6月に関節リュウマチ
現在続く、免疫抑制薬の服用。
狂わせた免疫のみならず
カラダを守ろうとする免疫までも押さえつける
なぜ私は
何度も、自分のカラダを裏切るのだろう
芦田愛菜さん演じる漆崎日胡の
大好きな先輩との初デートの日
体内はお祭り騒ぎの爆上がりーー
神経細胞のDJ KOOのリズムに合わせて
溢れだすアドレナリン、ドーパミン・・・
赤血球や白血球たちも軽やかなステップ
これからは
カラダにいいものを食べること
外敵に気をつけること
カラダをいたわること
私のために一生懸命に働いてくれている
小さな小さな者たちに感謝して
自分のカラダを慈しむ
そして
気持ちを明るく
楽しく生きること
これ、私に一番足りなかったことかも
もう病気になんかならないよ
自分を大切にしなきゃ
37兆個の小さな者たちに
そう教えてもらった映画だった。