「特急とかち」で行く帯広 中札内美術村&六花の森
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5月5日金曜日
いよいよ今日は、バスパック
7:30 朝食バイキング
品数は少ないが、おもてなしのバイキング。
ご飯は白米のほかに、おにぎりと
子どもの日のお祝いとして、お赤飯が並んでいた。
駅前にあるバスターミナルで十勝バスパックのチケットを購入
その後、ちょこっと駅構内に足を伸ばす
駅舎には帯広の有名店
スイートポテトのクランベリー
白スパサンドのますやパン
豚丼のぶたはげ
9:00をまわったところにも関わらずどこも行列
9:35 中札内美術村、六花の森バスツアー出発
混雑するとおもいきや、乗客は私のほかに夫婦一組
北海道旅行は、レンタカーが普通になってしまっているのか。
途中、愛国駅、幸福駅を遠目に見て
帯広駅から30km、60分
中札内美術村に到着
柏林の中に
作品を展示している瀟洒な建物が散在している
はじめに訪れたのは
北海道の自然を描き続けた画家・相原求一朗氏の展示棟
相原氏は、埼玉県川越生まれ。
北海道の原野が、戦争で行った満州の景色を彷彿とさせたことから
北海道の風景を描くようになる。
アートビレッジには、6人の画家の作品が展示してあったが
私は相原氏の描く、北海道のありふれた風景に
とても心を惹かれた。
特別でなくていい
北海道の日常にあるこの風景を見たくて
私は北海道に足を運んでいる
相原氏の作品が嬉しかった。
すでに展示棟自体が、アート
洋画家 百瀬智宏氏。
北海道とどのようなつながりがあるのか不明だが
百瀬氏の描いた作品は、写真かと見間違えるほど
繊細に書かれていた。
十勝の風景を描いたものは
光り輝いていた
真野正美氏
大阪市生まれ。大手自動車メーカーのデザイナー退職後、帯広に移住
日々の暮らしの懐かしい場面を
鮮やかな温かいタッチで描く
六花亭の冊子『サイロ』表紙を、坂本直行氏から受け継ぎ601号から担当
北海道の暮らしの一場面に
子ども達の明るい声が響き渡っている
誰もが幸せを感じる作品だった。
真野正美展示館には、休憩室が設けられ
お茶とおいしい六花亭のお菓子がふるまわれた。
さりげない心配りが、六花亭には根づいている気がする。
柏林の隣には「美術村庭園」
コンパクトな敷地ではあるが
新緑を迎えるとかちをゆっくりと楽しむことができた
少し離れた「なかさつない道の駅」まで
バスで引き返す
道の駅から「六花の森」まで徒歩で10分
遠くに日高山脈を望みながら
畑に沿った砂利道を歩く
真夏のような日差しに汗ばむ
ゆっくりと六花の森を散策するために
まずは「六’CAFE」で腹ごしらえ
店内は座席数が少ないうえに
食事の提供が遅いため
1時間超待つことになってしまった
いくつかのメニューから選んだのは
「豆のスープセット」と「アイスバターサンド」
腹ごしらえを終えて、いよいよ六花の森へ
「六花」とは雪の結晶を示しているという。
ちなみに六花亭の包装紙に描かれている「十勝六花」とは
ほとんどの花が、まさに見ごろだった
包装紙を描き続けてきた坂本直行氏
私の大好きな釧路の春採生まれ
直行氏は、六花亭の包装紙等の依頼を受けたとき
報酬が発生するのなら、この仕事は受けないとおっしゃったそう。
今回の旅の目的の一つは
直行さん周辺について深く知ることだった
どの展示棟も中は撮影禁止だったため、室内の写真はこの2枚のみ
ゆっくり散策できた満足感を得て
道の駅までの砂利道を戻る
あとはバスで帯広の街へ戻るだけ
人の出も少なくなった道の駅で
ソフトクリームを食べる
以前、ケーブルテレビ「けーぶるにっぽん彩」で
東京でシステムエンジニアをしていた延與幸嗣さんが
パン屋を始めるにあたり、おいしい水を求めて帯広にたどり着いた話を放送していた。
全走行距離36,000km。芽室町の公園にある水道の水を飲んだ時、「これだ」
と決めたらしい。
東京から訪れる人もいる人気店という。
十勝の小麦と日高伏流水、十勝のバター、十勝の小豆。
すべて同郷が、より味を豊かにする。
予期せずおいしい水をいただくことができて嬉しかった。
16:35発 帯広バスターミナル行き 十勝バス乗車
17:40 帯広駅バスターミナル着
明日の朝食を買い求めるため、駅舎に立ち寄る。
ありがたいことに
ますやパンのピーナッツクリームパンとおぐらパンが残っていた。
ホテルに戻り豚丼を食べる
せっかくの帯広
モール泉に入りたい!
銭湯がみなホテルから遠かったため
近くの帯広グランドホテルへ日帰り入浴に行く
茶褐色の湯に入り、サウナでととのう
極楽~
明日の早起きに備えて
帯広の夜 二日目 就寝
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