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「経営者・事業責任者・経営企画・事業企画」の仕事をもっとクリエイティブにする。そのためにCOOを拝命しました。

こんにちは、プロフィナンスの井上です。
タイトルの通り、2024年4月でプロフィナンスのCOOを拝命する運びになりました。

正式なお知らせはこちら → https://vividir.io/news/5rqtNLVfarfHviIBA01SN9

まずは普段ご利用いただいているお客様、ならびに株主をはじめとした支援いただいている皆様、そして一緒に働いてくれているチームメンバーに感謝を申し上げたいと思います。
いつも本当にありがとうございます。

せっかくの機会なのでお気持ち表明をさせてもらいつつ、まだサービスを知らぬ誰かに、こんな人間が作っているサービスがあるのかと知ってもらえたら嬉しいなと思い、筆を取っております。

あまりキャリアを含めた自己紹介をちゃんとしたことがなかったので、せっかくなので書いてみます。
5分前後で読み終わると良いなと思うので、目指せ4000文字(800文字/min想定)でいきます。

リブセンスと事業計画


リブセンス。今でもとってもいい会社だと思います。

千葉大学を2016年に卒業し、新卒はリブセンスという当時目黒のIT企業を選びました。
東証一部に最年少で上場した村上さんが率いている会社です。

なぜリブセンスだったかというと、「人材 x IT」で就活を行っていて、いちばんしっくり来たからです。

教育学部だったので周りはみんな先生を目指し、就活なんて右も左もわからない。
「とりあえず100社の会社説明会に行ってみるか」と、とりあえず決めたその目標から、100社の会社説明を聞いて、時には選考を受けて、そしてその感想全てを整理して、「人材 x IT」に落ち着きました。
そこからはリクルート、インテリジェンス(今はパーソル)、キャリアデザインセンターを筆頭に、いろいろな企業様からご縁をもらったり、祈られたりしながら、最終的には直感でリブセンスを選びました。

「人への興味」が当時あったし、加えて大学時代にアルバイトの掛け持ちで馬車馬のように週5~7働いてたこともあって、「働く」に対する興味関心も高かった。
なので、人材サービスに落ち着いたのは、あるべきところに落ち着いた形だったのかもしれません。

ちなみに先生を目指さなかった理由は「風通しが悪くて改善の声があげづらい環境」「がんばったプロセスや結果が評価に反映されない」など、いわゆるITに惹きつけられる理由がたっぷりで、こればっかりは性格的にしょうがなかった気がします。

リブセンスに新卒で入社したあとは法人営業→地方拠点の推進→事業企画→人材紹介とさまざま、ロールもマネージャーとプレイヤーを行ったり来たりで、3年半かけて酸いも甘いも経験できました。

特に新卒3ヶ月目にSQLやPythonと出会ってから、データ分析による戦略・戦術起案やプログラミングによる業務効率化はずっとやっていて、今でもずっと継続している数少ないスキルの一つです。自分の向き不向きでおそらく向いていたこと、新卒同期11人中8人がエンジニアということもあり、わからないことは全部聞いて教えてもらえたことが大きかったと思います。
正直今のキャリアはリブセンス時代の新卒同期に教わったITスキルが源泉にあるので、感謝してもしきれない。

そんな折、私が初めて事業計画を作成したのは2018年、まさにリブセンス在籍時、スプレッドシートでの作成でした。
先輩の作成した前年予算をトレースする形から入り、修正したいポイントを見つけては数十行を追加して、関数を壊す。壊れた部分を直すのが大変すぎてバックアップから復元しては関数を全て直してからもう一度行を追加する。

そして気がつけば朝日が昇る。
初めての事業計画作成はこんな感じでした。

行の追加や関数の修正、スプレッドシートの見栄えをどれだけ整えても事業成長には直接つながらないのに…。

当時こんなことを思ったことを鮮明に覚えています。

そして事業計画作成や予実管理を行う傍ら、人材紹介エージェントチームのマネージャーを兼務。

多くの求職者と話をして様々な価値観を学ぶ一方で、「日本がこのままだとやまずい。日本のプレゼンスが堕ちていく」。そんなニュースを目にすることが増えました。平均年収が下がっていたりとか、学力がアジアの中でもあまり上がってこなかったりとか、徐々に円が安くなっていってるとか。

当時は、結婚し子どもも生まれる予定があったため、このままの日本での生活に不安を感じていました。そこで、日本をより良い国にするにはどうしたら良いかを考えた末、ひと晩の友人との酒席で「経済がちょっとでも良くなれば」と気付いたのです。

とはいえ、単に「日本経済を良くする」と言っても、具体的な行動がなければ実現は難しい。
そこで、まずは情報収集から始めることにしました。多くの人々との出会いや書籍を通じて知見を深めていく中で、「労働生産性の向上こそが日本経済の活性化につながり、自身の関心や経験も生かせる」と気づいたのです。では具体的に、どのように日本の労働生産性を高められるだろうか。そうした問題意識を抱えていた矢先、ビズリーチからスカウトのメールがありました。

ビズリーチとプロダクトマネジメント


ビズリーチ。

ビズリーチは従来、年収700万円以上の高年収層をメインターゲットとするハイクラス特化の求人プラットフォームです。
これはリブセンス時代の幅広い層への求職支援とは大きく異なる領域です。

また、日本で700万円を超える収入があるのは全体の約15%と限られた層です。私に提示されたのは、上場企業の取締役クラスや外資系企業のヘッドハンティング等、超エリート層の人材紹介部門の事業企画でした。このレイヤーの人材と企業を的確にマッチングできれば、日本経済に大きなインパクトを与えられるのではないか。そんな思いから、気がつけば入社していました。

入社してからは、単年の事業計画を作成したり、Tableauで事業データを片っ端から可視化してモニタリングダッシュボードを作ったり。それこそ10億〜15億アップリフト相当の大きな企画を仕込ませてもらって、みんなに助けてもらってリリースして、それでなんとか結果を出したり。プロダクト責任者としてPdMに転身してサービスリニューアルしたり、機械学習で磨き上げたマッチングロジックをサービス実装して指標を上げに行ったり。
優秀で愉快な仲間たちと楽しく過ぎていった3年半でした。

しかし、もうすぐ30歳というタイミングで人生を大きく考えることに。

コーチングと未来

ビズリーチで面白い仕事、優秀な仲間たちと楽しく仕事はしていましたが、今後の人生を考えたときに改めてどうしたいんだっけ?と悩み始めました。
そこで昔からお世話になっていた人材紹介エージェントの井手さんにお願いして、コーチングを受けることになりました。

話をしてみて、
・Will / Can / MustでいうところのCanにばかり目がいっていて、もっとWillを考えてみても良さそう。そしてWillからMustを探しにいく動き方をしてみよう。
・言語化スキルは高いが、言語化の表現の引き出しをもっと増やせるようになると、もっと自分の気持ちや状態を上手に自己理解できるのではないか。
などなど金言を多く賜り、自身を見直すきっかけとなりました。

初回のコーチングメモ。思考の癖を指摘してもらえるのは本当にありがたい。

コーチングを経てたどり着いた答えとして、
・スタートアップに挑戦したい
・金融やライフスタイル領域に挑戦したい
・そして、40歳までに一定の成功を収めたい
という3つの答えに辿り着きました。

ここから、転職活動が始まります。

プロフィナンスとestie

プロフィナンスとの出会いは知人の紹介経由でした。
「転職を考えてて」と言うと、「ここならどう?」と。

そこからは2回の面談を経て、無事に内定をいただくことができました。
面談で特に印象に残っているのは2つ。
・CPO 森勝さん(https://twitter.com/repomn)と将来のビジョンが似ていたコト。
・CEO 木村さん(https://twitter.com/yoshikbiz)と話したときは、事業への熱量と粘り強さに畏怖の念を抱いたコト。
そして、全く違うタイプの2人で、「この2人でうまくいくんかな?」って思ったのがファーストインプレッションでした(これは怒られそうw)。

・これまでの仕事人生で事業計画の負を強く感じていたこと
・顕在化したマーケットはまだないが開拓できれば非常に大きなマーケットであること
・自身のケイパビリティをすぐにでも活かせそうな環境であること
・経営陣との親和性も高いと感じたこと
これらの理由が、JOINの意思を固めるに至る大きな要因でした。

最後までJOINするか悩んだのはestieという不動産 x ITのスタートアップで、
久保さん(https://twitter.com/takuya__kubo)には熱いオファーレターももらい、最後の最後まで悩みました。

上にあげた要因も同じように満たしており、本当に迷う。
最終的に決め手となったのは「どっちに挑戦した方が波乱万丈だろう?」というカオス感でした。
プロフィナンスは4人目。estieは数十人いるコンパウンドスタートアップでいくつかのプロダクトはPMFも見えている。

この状況ならプロフィナンスに行こう、と。

ただ、もう一周人生をやり直すなら、estieに関わっていきたいと思えるぐらい面白そうな会社でした。
採用情報を載せておきます。興味ある人がいればぜひ。

これまでとこれから

そんなこんなで2023年7月にJOINしてからもうすぐ1年が経ちそうです。
カスタマーサクセスを中心にプロダクトマネジメントもやって、がっつりLTV高めていくぞ〜と意気込んで入社しましたが、気がつけばプロダクトマネジメントはCPO森勝さんに丸投げして、マーケティング・フィールドセールス・カスタマーサクセスとBizdevに振り切って日常を過ごしています。

そういえばプロフィナンスの事業について触れてこなかったので、簡単に説明させてください。

プロフィナンスは
・経営DX SaaS「Vividir」の提供
・研修事業
・予実管理や収益シミュレーション業務のBPO
の3つをメインに事業展開しており、最近は特に日系大手企業様からお引き合いをいただくケースが増えています。

Vividirは経営者・起業家・経営企画・事業企画向けの予算編成〜予実管理を支援するツールです。
睡眠削って予算編成・収益シミュレーションをしている皆さん、このツールを使えば睡眠時間が確保できます。
関数ミスを探して血眼になる必要も、月づれを考慮してOFFSET関数を組む必要も、どれが最新版かわからなくなることを防ぐために口酸っぱく命名ルールを関係者に強いる必要もありません。
「どう予算を作成すれば精度高く、かつ実際の事業戦略を考慮した計画を作れるか」という本質的な部分にフォーカスできます。

サービス説明資料

前職ビズリーチと前々職リブセンスにいたときの「こんなプロダクトがあったらいいな」を存分に盛り込んでいます。
ショートカットもモリモリです。もはや僕得でしかないプロダクトです。ギークな人からすると好み以外の何者でもないです。

BPOサービスは最近始めたばかりで、予実管理そのものを丸投げしてもらっています。
CEO木村さんがファイナンス界隈の第一線でグロービス講師として活動もしていいますし、CSO宮田さんはリクルートでKPIの鬼と言われていますし、事業面・ファイナンス面それぞれで第一線級のノウハウを盛り込んだ贅沢な予実管理サービスを提供できています。僕もCRMやSFAから実績データを流し込むための環境整備やAPI設計、一部実装などご提供できており、本当にトータルサポートで任せてもらえます。

予実管理をまるっと投げられます

徐々にご利用いただいているお客様も増え、PMFに向けて滑走路ができてきました。
戦略面もうっすらと固まってきており、あとは「やるだけ」のフェーズも間近です。

さいごに

「役職・組織構造は事業目標を達成するための手段であり、役割である」。
個人的にこのように捉えています。
ありがたいことにCOOを拝命することとなり、より一層の責任を感じていますが、今のフェーズ、今のメンバー、今の事業状況ならではの付加価値を出していければと考えています。
もちろん足りない部分もあるので成長しつつ。
まずはサービスのPMFを目指して引き続き邁進します。

最後の宣伝となりますが、絶賛、セールス責任者を募集中です。
僕もセールスとして現場に立っていますが、めちゃくちゃ力不足です。
誰か助けてください。本当に。
もしよろしければXでご一報ください。喜んで会社説明いたします。

https://twitter.com/hirohachi__

※2023年末に母を亡くしそのままバタバタと忙しく更新をやめてしまったのですが、今回をきっかけにXも復活していく予定です。
ポストしたいネタは3ヶ月間ぐらい貯めといたので、定期的に発信していきたいと思います。

長く短い人生、カオスを楽しみつつ、予実管理の現状を一緒に変えてくれる仲間を探しています!
どうぞよろしくお願いいたします!

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