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人の悪を攻むるには、はなはだ厳なることなかれ(菜根譚)

こんばんは。
引き続き今日も菜根譚からご紹介。

人の悪を攻むるには、はなはだ厳なることなかれ。
その受くるに堪えんことを思うを要す。
人に教得るに善を以てするは、高きに過ぐることなかれ。
まさしくそれをして従うべからず。

(意味)

人の落ち度を攻めるときは、厳しすぎてはいけない。
相手が受け入れられる限界を考えてやる必要がある。
人を指導するときは、高いレベルを期待しすぎてはならない。
相手ができる範囲で良しとすべきである。
人を指導する時の心得 人と接する時に思うのが、その相手によって言葉の加減をすべきだ、ということです。この言葉にあるように、ある一線を超えない範囲での注意や要求であるべきなのですね。

 人にはそれぞれストレス耐性があったり、指導のされかたに敏感なケースもあります。それぞれの一線が違うので、それに応じた指導を行うというのが大切であり、非常に難しいことだと常に感じます。

窮寇には迫ることなかれ(孫子の兵法)

(意味)
 窮地に追い込んだ的に攻撃を仕掛けてはいけない。

 これは戦地で敵を追い込み過ぎるな、逃げ道を作っておけ、という言葉が「孫子の兵法」残されています。何かに追われている、周囲から騒がれてその渦中にある敵は、思いもかけない攻撃を起こすには可能性があるのです。

 孫子の兵法と同様に、今日の言葉には人が立ち直れなくなるほどのダメージを与えてはいけない、と諭しています。

ではまた!

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