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仕事そして自分との向き合い方

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note代表の加藤貞顕氏の記事を含めた、仕事と労働環境へ実践的アプローチをされている方々の記事を集めさせていただきました。 人の内面をどう見つめていくのか、深掘りしている方々も…
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2019年4月の記事一覧

カルチャー崩壊と再構築。 Goodpatchが取り組んだ組織デザインの2年間 - 後編

Goodpatchの組織とカルチャー崩壊からの再構築までのストーリーを描く記事、後編です。前編をまだ読んでない方はこちらから。 流れを変えた17年新卒カツキのプレゼン2018年に入りましたが、まだ会社には閉塞感が残っていている状況でした。そんな時に会社でオースティンであるSXSW2018への参加資格を掛けて、希望者が自分の持つデザインノウハウのプレゼンをして、全社員の投票でオースティンに行けるメンバーが決まるという社内企画がありました。 SXSWに行くために6名のメンバー

カルチャー崩壊と再構築。 Goodpatchが取り組んだ組織デザインの2年間 - 前編

会社組織を運営していく上で企業文化の重要性は多くの経営者が理解している事かと思います。僕ももちろん起業前から企業文化が一番の差別化ポイントになると理解し、会社運営をしておりました。 創業期から毎日の朝礼、朝礼ではLTと英語でのカンバセーション、毎週月曜日のプロジェクトレビュー、オープンでフラットなコミュニケーション、グローバルコミュニケーション、チームでデザインする、デザインに対してのディスカッションなど、多くのカルチャー醸成のために多くの取り組みを行ってきました。 しか

触れてはいけない人

触れてはいけない人がいる。目の前の人間に勝つかどうかが全ての比較の人生を生きている。 自分が他者より劣っていると感じる事が嫌で、他人を褒める事ができない。褒めることはあるが他人を褒められるぐらい余裕がある自分を見せたくて褒めている。 何にでも張り合い、ただそこにいることができない。よく皮肉を言っている。素直になれない。笑った時、少し顔が引きつる。 こういう人は敵か味方しかいない世界を生きている。会った途端、こちらを値踏みしている。 気に入られれば褒められるが、少しでも外れる

無知は独善

私の好きな言葉で”無知は独善”というものがある。 人間はいつも何かを思い込んでいる。私もあなたもおそらくあの頭のいい人も、今も何かを思い込んでいる。そして人は自分が思い込んでいると気づいた時には、もう思い込んではいない。つまり私たちはいつも何かを思い込んでいて、そして思い込んでいることに気づいていない。 独善という状態は自分の正しさを疑わず、一方向からしか物事を見られていないのだと思う。つまり視点の固定化だ。人生では若い時には正しいと信じて疑わなかったことがある経験を経て