焙煎 現時点で大切にしている事
こんばんは。
11月が終わり、12月。1年は過ぎてみれば、何だかんだであっという間。早いものです。
今日は現時点で大切にしている焙煎の話をしようかと思ってます。手網なので、排気がどうとかこうとかって話はできませんが、アナログならではの面白さが伝わればと思います。
リフレッシュできるためのフレッシュなコーヒーが自分のコンセプトだから。余計な雑味、酸味はいらない。まずはどんな人でもスッキリと飲みやすさを感じることが大切だと思う訳で。
そこにフルーティーな酸味だったり、ほんのり感じる甘さ、後味のまろやかさなど、いろんな要素があって。そういったお豆さんの個性にあった味を引き出していけることが具体的な目標と考えています。
以下が焙煎で大切にしてること。
1 焙煎前のひと手間を欠かさない。
2 火力調整。
3 時間。
の3点。
焙煎前のひと手間とはすなわちハンドピックと豆洗い。ハンドピックはもはや義務のようなもの。しっかりやらないと絶対に美味しくならない。豆を洗うのはいろいろな意見がありますが、直火でふっくらとしたお豆さんに煎ることに個人的には貢献しているのでは、と。気持ち的な面もあるでしょうが。でも気持ちって案外大事だったりします。
火力調整はそれはそれは大切。お豆全体に熱が伝わらなければ、焙煎度に合った味にはならないもの。完煎りという表現があるけど、うまく言い表わしているなと。完煎りしているからこそ焙煎度に広がりが出来ると思う。自分はコーヒーの甘味を大事にしているから、お豆さんの個性に合わせながら火力を全体に伝えることを強く意識しています。
そして全体に熱を伝えることを念頭に時間を見計らいながら焙煎をしてます。季節や温度などなど外的要因で熱の伝わり方が違ってくると、焙煎時間も差が出たり。また豆それぞれで焙煎時間は度合いも含めて違うこと。こじんまりしたブラジルと硬くて厚めのグアテマラで同じやり方で焙煎しても、狙った味にはたどり着けない。ましてや手網なら尚の事。さまざまな要素が絡み合う中で狙った焙煎度にたどり着けるよう格闘してる訳です。
記録・分析・アクションを繰り返し、狙った焙煎度にたどり着けた時は本当に嬉しい。美味しさも格別です。手網はずっと動かさなきゃいけないから大変だけど、自分なりの焙煎の考え方が見えてきて面白いです。またアナログだからこそひと手間ふた手間かけることの大切さを教えてくれます。
定番の中煎り〜中深煎りを狙いにして、これからも地道に焙煎に探求していきます。
追伸
12月なのに通勤途中の山道は秋のイメージ。季節感麻痺してしまいそう。