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HSPと"繊細さん""敏感さん"
『いま流行(?)らしいHSPについて』で、HSPとは何ぞや、誤解されていること、自分の体感についてお話しさせて頂きました。
そちらでも、お話ししましたが、今の日本の現状ですと
「繊細さん」「敏感さん」が独り歩きをしていて、なかなか本当のHSP理解に繋がっていません。
というのも、日本人は元来、他国よりも「繊細であれ」「敏感であれ」という教育をされてる人が多いからだと思います。
四季折々の変化を感じ、それにあった調度や服装を整える"繊細さ"。
「場の空気を読む」「空気を掴む」といった表現に見られる、曖昧な機微を読み取る"敏感さ"。
これを読んでいるあなたも、ひとつやふたつ、心当たりがあるのでは?
自分はドイツに留学していたことがあるのですが、
秋に、現地の友達と公立の公園に行きました。
東京でいう、井の頭公園や新宿御苑みたいなところが、ドイツにはたくさんあるのですが、
Zooエリアでふと紅葉した葉を見つけて、
その友人に「綺麗な赤色になってるね」と声を掛けました。
「へぇ気づかなかったよ。そういえば出口でアイス食べない?」
ちなみに、友人はジュードーの先生が日本人でその考え方が好きで、日本語の勉強を始めた、と言っていました(笑)
繊細さは感性にも近い部分がありますが、フェスティバルや音楽鑑賞、映画鑑賞などが多いドイツでも、
個人差はあると言っても、こんな感じです(苦笑)
日本では、何かの手続きに行った時、窓口の人がすぐにペンを貸してくれたりしますが、
(しかも、探す素振りだけで、貸してくれる方もいますよね……)
ドイツではそういうことは、ありません。
口で「貸してくれる?」と聞いても「ない」と言われることが多いです。
日本人の丁寧さは、敏感だからこそできることもあるのです。
そう考えると、先の記事で書いたように、
環境要因でHSPに近いIDを獲得する非HSPは日本人は多そうです。
(詳しいことは、先の記事か記事内で紹介しているHP・書籍をご覧ください)
いずれにしても、
「繊細さん」「敏感さん」なんて付いている本が売れるのは、
HSPでも、そうじゃなくても、
「生きづらい」
「苦しい」
と思っている人が多いからではないでしょうか。
その生きづらさは、一体どこからくるのでしょう?
過去の体験?
人間関係?
学業や仕事?
自分の場合、パートナーができるとパートナーの機微を読み取ってしまいがちです。
言外のことも分かるので、世話焼き過ぎになりますし、
あとは、パートナーが自分に飽きている=別れる時期も大体判ります。
その話を、結婚相談所のカウンセラーにしたところ
「鈍感力も大事」
だと言われました。
鈍 感 力
何と斬新な言葉かと思いました。
でも案外、人は人が思っているほど、他人のこと気にしてないんですよね。
(そのことに、逆に傷つくこともあるのですが)
でも、もし、あなたの「生きづらさ」が人間関係からくるものなら、
もう少し人との距離を取って、言葉を受け流すゆとりを持つのは、有効だと思いますよ。