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梅の剪定はおもしろい!

こんにちは。ひらた果樹園園主です。

家の中にいても近隣の梅の木を剪定するパチンッパチンッという音が聞こえてきます。梅の剪定シーズン到来です。

剪定とひと口にいっても方法は多種多様です。いろいろな方が独自の剪定方法を説いていたりしますので、どういう風に剪定するのかも農家にとって大きな決断だと思っています。

多分どの農家さんも基本的には『質が良くて数も採れる』ための剪定を行なっている(行おうとしている)と思います。

そういう思いの中で試行錯誤しています。もちろん自分もその一人です。

ぼくは果樹に携わるようになって今年で5年目です。なので丸4年間果樹という樹を観察してきたわけです。

その過程でいろいろな人の剪定方法を教えてもらいました。いろいろな本も読んできました。

その中でひとつ確信したことがあります。

『剪定に唯一の答えはない』

そして同時にこうも思っています。

『だからこそおもしろい!』

すべての条件が同じということがないのが自然です。

この剪定の仕方は科学的で実際多くの成功事例を出しているという方法があっても、それが自分のところの園で効果を発揮するかはわからないのです。

それでも剪定はしないといけませんが、とりあえずで剪定していたらダメです。

剪定の方法が一定でないと結果が出ても検証ができませんし

良い結果悪い結果どちらにしても一定の再現性のある剪定をしないと定点観察出来ないので毎年の経験の上積みになりにくいのです。

ではどうするか?

少し大袈裟に言うと腹を据えることだと思っています。

『答えはないけれど今の時点で最もしっくりくるやり方はある。その剪定のやり方で数年やってみよう。そしてその過程をじっくり観察してみよう。』

とりあえずぼくはこういう考え方で剪定をしています。

当たり前といえば当たり前の話しでしたね^ ^

ただ自分の思いとして、農家の仕事の醍醐味は時の流れのなかで、自分が関わったことがどのように変化していくのかを味わうこと、そして、その結果を世界に向けて表現することにあると思っているのです。

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(剪定作業は腰をそらした体制になりがちなので腰のケアが大切)


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