お金の要らない世界
そもそも
「お金を払う」ということは
そう支払いを請求されるから
払うのであって、
請求されないことには
お金は生じない。
もしくは
僕より上の世代では
「受け取っておきなさい」と
積極的にお金を渡す人が
多くいた。
今でもいるか?
それは、
「お金を受け取ると
誰もが喜ぶ」
という世間共有の前提があって、
「お金は価値のあるものと交換できる」
という権威をまとっていなければ
話にならない。
何かを利用、使用、所有するためには
その銀行券を請求され、
その銀行券を持っていなければ、
それを利用、使用、所有することは
許されない。
そんな
参加者みんなが共有する
ルールが成り立っていないとならない。
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銀行券を請求するのは、
そのサービスを提供するにあたって
投資しなければならない
資本や労力に
それなりの銀行券が必要だから。
そこにかかった費用プラス
今後投資しなければならない金額を
プラスして、
その提供するサービスの値段を設定する。
「今後投資しなければならない金額」
というのは、
自分の生活を維持するために
必要な銀行券のこともふくめて。
生活費も含めてってこと。
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このサイクルが成り立たない仕事は
その銀行券の権威の名の下、
淘汰され、
世間で共有している
ゲームには参加出来なくなる。
でも、
僕らはまだ生きている。
我ら人類が組み立てた、
コンクリの建造物に、
「我らの領土だぞ!」
と主張しても、
アリンコは
隙間を這って、
巣を創る。
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僕自身の生活に
経費がかからなければ
何も高い金額を要求しなくても
いいよな・・・
なんて想う。
学校にお金が掛からなければ。
医者にお金を払わなくても済むなら。
光熱費や家賃というシステムがなければ。
僕がライブツアーで出かけると、
交通費がかかる。
乗車券購入費がかかる。
ガソリン代がかかる。
「淘汰」され、
ライブをする仕事がなくなって、
インターネットを使って
「ライブ配信」をする。
インターネット通信費がかかる。
接続するためのデバイス(スマホなど)に
費用がかかる。
(1円で買えた時代もあったよね)
で、
もし、
ガソリン代が必要なくなったら?
僕だけ特別、
ガソリンは入れ放題になったら?
「僕ら」だけ特別、
僕らの通常が、
ガソリン入れ放題になったら?
そんなことあるわけないじゃん。
ガソリンを採掘するにも
輸送するにも、
お金かかるんだから。
え?
なんでお金がかかるの?
油田は
地球の天然資源だよ。
掘れば出てくるんだよ。
「水」は
地球の天然資源だよ。
掘れば出てくるんだよ・・・。
(最近の水道事業が「民間」に売り渡され
外国資本が買い占め云々のことを考えます)
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誰かが、
どこかの部分で、
「銀行券」を介在させたんだよね?
そういうルールを設定した人が
いるんだよね?
いろいろな事実を
考え、察すると、
いろんな
「それ以外」が在り得るってことを
予感させてくれます。
つづく