移ろう虚ろな時代を生きる
先日のnoteで、
自分の生きた世代と、
自分の育った立ち位置を
言いつつ、
それを説明するだけで
話が広がり、
なぜそれを言ったのか。
そこに辿り着かずに
noteを閉じてしまった。
こんな僕がいる。そして、
僕とは違う生き方をしてきた人もいる。
だから、
こんな僕から
日々思っている視点を
まとめようと思って、
前回のnoteを書き始めたのでした。
今回また改めて
綴ります。
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「奨学金」というローンを組んで、
大学へ進学する人がいるらしい。
学ぶ意志を奨励して、
高い学費を必要とする
「大学」へ行くために
お金を貸しますよ。
という制度、だよね?
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まず、
なんで学費が必要なの?
学生、もしくは親の払うお金は
大学の何に使われるの?
まず、職員、教授等の人件費。
施設を建て、維持するためのお金。
それは、各業者に支払われるお金。
さらにそれらは
各業者の人件費や資材代などに充てられる。
さらに資材代は・・・
と続く。
******
学ぶために、
これらは全部必要ですか?
本当にやり始めたら、
あれやこれや
経費が必要なのはわかる。
でも、
もっと考えてみると、
その「必要なこと」のために
なんでお金を支払わなければならないの?
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その「価値のある資料」を
見に行く為に、
飛行機代、交通費、宿代、飯代がかかる。
価値ある仕事をしに行くのに
なんで無料で行かせてくれないんだ?
それはね、
宿の主人も、飛行機のパイロットも、
ご飯屋さんも、
あなたのその「価値ある仕事」の価値なんて
どうでもいいからなんだよ。
その仕事の価値を分からない人に、
自分が今、必要とする、価値のあるサービスへの
対価として、
請求された金額を支払う。
で、それらの経費を払いながら
学んだ勉学は
どんな価値があるのだろう?
誰がその価値を
わかってくれるのだろう?
誰がその勉学で学んだことを必要とし、
それを求め、
今まで経費で支払ってきた分を含めた
これから暮らしていくために必要なお金を、
誰が僕に支払ってくれるのだろう?
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成果を出さなければならない。
「成果」とは何だ?
とにかく、
先払いで、
色々お金を払ってしまった。
返さなければならないお金がある。
ということは、
「成果」=「お金」
という社会に
10代、もしくは生まれた時、
さらには生まれる前から
生きなければならない定めとなっている。
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僕の両親は、
認知症になってまで、
お金にしがみついていた。
ATMのボタンも押せないから、
虐待された施設から(ちょっと過激な言い方で
すいません)
別の優しい施設に引っ越す移動の車で、
僕が20万を下ろし、
父親の手に持たせてあげたら
父は安心したようだった。
お金を持てば、不安が解消されるのか・・・。
前の施設が辛かったんだね。
気づかなくてごめんね。
お金があるから出来た移動だし、
入ることの出来た施設。
そこには
お金を持っていない息子の僕の
ATMの操作が必要で、
交渉が必要で・・・。
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空き家になった実家を整理していると、
いろんな保険やら、投資やら、貯金やら、
計算していた資料が見つかる。
一生懸命、町に、小さな家を建て、
知らせれた方法に則り、
いろんな契約やら、ハンコやら押して、
持っているであろう、お金や資産を
意識することで
人生を生きてきたのであろう。
そんな世界で生きてきて、
それなりに成果を、
この今の日本のシステム上で
出してきたんだから、
まぁ、20万の現金持つと安心できる人生で
よかったよ。
そのお金のおかげで、
老人ホームやら、医療にかかる金額が
賄えているわけだし。
その親の貯蓄で支払ったお金で、
老人ホームの職員さんは暮らせて、
お医者さんも暮らせて、
関わるいろんな業者さんが
暮らせている。
ちゃんと暮らせてればいいけどね・・・
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こんなループの社会。
「安心」かな?
と思ってしまう
僕の視点があります。
この循環の中に
「成果」を出せないでいると・・・
不安だ。
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多くの人が
学校で勉強し、進学し、就職し、
給料を得て、暮らしている。
だから、そうして暮らせるような
社会になっている。
そして、
そうして暮らせるような
社会でないと
多くの人が困るわけだ。
そんな人たちのエネルギーで
この「貨幣で動く社会」は
成り立っている。
それが成り立たなくなってしまったら
困る人が大多数である。
で、僕は、
そんな「貨幣で成り立つ社会」に於いて、
貨幣でなかなか成り立たずに
ず〜っと生きてきたわけだから、
「貨幣で成り立つ社会」が
崩れてくれた方が
僕は、
生きやすくなっている実感がある。
みんなが貧困で困っているという
情報を聞く。
僕も貧しくて困っていたけど、
結構、僕、
バブルの末期から困っている先輩なので。
困らない方法を教えてあげられます。
それは「困らない」こと。
いや、嘘。
困ってますよ。
ず〜っと困ってます。
困ってる人が増えて嬉しいです。
一緒に困っていても仕方がないので
一緒に歩きませんか?
そんな気分の昨今なのです。
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「世を捨てる」
「世」ってどこにありますか?
住みなれた土地を離れて、
新たな土地に辿り着けば、
そこにはまた
そこで暮らしてる人がいて、
そこで暮らすことになれば
そこが「世」となる。
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お金に頼って世を生きてきた人は
お金に頼って生涯を生きるのは
尊重すべきだと思います。
80代になって、
自分たちで築いてきた時代のシステムの恩恵。
「年金」で賄って生涯を閉じれるなら
とても幸せなことで、
大いにお金を握りしめていてくれれば。
それで幸せと感じれるのなら。
サポートもします。
その傍で、
僕もしっかりと
自分なりに築いて、氣付いてきた人生に、
身の回りの「世」と、
報われる社会を築かないとな・・・
なんて想うわけです。
ロストジェネレーションの僕が
「ロスト」を築く(笑)。
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共にいる仲間が
動き始めている。
共にいる仲間が
氣付き始めている。
誰もが今、同じ時代、
同じ舟に居る。ということ。
この時、
各世代、それぞれの立場で
同じ舟に乗っている。
「誰か」を想えば、
それは「僕」の「想い」と知って、
「僕」は限りなく
大きく、豊かに拡がることが出来る。
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「歪み」に飲み込まれ、
自身が「闇」に落ち、
病む人を
多く見るようになった。
「歪み」があるから
世は変化する。
変わらずにそこに留まろうとするから
しんどいんだろうな・・・と
自分で思う。
でもそんなに人は変われないよね。
だから「命」は生まれ、生き、尽きることを
繰り返すのかな?
この命が尽きるまで
どうしてやろうか?
と考える。
時代に触れて、感じた「壁」
「壁」に触れた僕の感覚を頼りに
歩むことにする。
ここまでダラダラ書いてきたことは
今年にできたこの↑「我々は生き残った」で
集約して歌ってたな・・・