映画鑑賞日記#1|ゲゲゲの謎
噂の鬼太郎映画。
「凄いらしい」と聞いて気になっていた。
鬼太郎に関しては子供の頃観てた知識しかない。
歴代の主題歌の違いぐらいは分かる程度。
しかし友人の中にはすっかりハマって10回以上鑑賞済み、自ジャンル:ゲゲゲになった子もいる。
逆に何の前情報も知らず「東映まんがまつり」系だと思って行ったら全然違った!という友人もいる。
世の中に深い考察があふれていると思うので、1回しか観てないライトな感想だけ書きます。
感想
「確かに目玉のおやじってどうして目玉なんだろうと思ってた、その謎が解ける映画!」
小学生の時、あれは鬼太郎の左目だとずっと思ってました。関係無いんかい!
最初の印象はみなさん言ってる通り、
「あ、横溝正史の世界」
昭和30年代の描写の緻密さ。
閉鎖的な村、製薬で財を成した一族、遺産を巡り争う兄妹、不気味な翁の遺影、財産分与のシーン。
湖にボート、洋風の塔のバルコニー、清楚だが謎めいた美女・・・
「犬神家の一族」オマージュをところどころに感じる。
後半は一気に妖怪大戦争。
それこそ東映まんがまつりみたいに一反木綿や子泣き爺たちが助けに飛び出してくるかと期待したらそんなことはなく。
ゲゲ郎は孤軍奮闘し、目玉のおやじになった。
お母さんの様子だと身体の仕組みは人間と一緒なのかな。
水木が鬼太郎の育ての親になり墓場鬼太郎に繋がっていくということを、後で友人から聞きました。
この映画によると鬼太郎は昭和30年代生まれなのか・・
じゃあ最初のアニメが始まった頃(1968年)は見た目通りの少年の年齢だったってことになる。
意外と若い。
(たぶん作品によって設定は色々あるのでしょう)
2時間弱の中に情報量がたくさん詰まった映画でした。
ライトな知識しかなかった鬼太郎、掘れば掘るほど深そう。水木先生は偉大だ。
声優陣も良かったです。
熱血でも悪役でも先生でもない、飄々とした関さん。
昭和の喋り方(という指示)でちょっと早口だったらしい木内さん。でもアントマンのイメージが強いせいかそんなに早口とは思わなかった。
皆口さんがあんな役を!
声が石田彰なせいで話の展開が読めちゃう石田彰!(敬称略)
最後までお読みいただきありがとうございました。
英李(hirari)