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夏は読書の季節

父の本を整理していたとき出てきた
懐かしの本。

パトリシア・コーンウェルは
小学校高学年か中学生の時によく読んでいた。

父の本棚から借りて
怖いのに
怖いもの見たさのせいなのか
この世界観のせいなのか
何度も読んだ本。

読んでいたのは
いつも夏休みだった。

やることがなくて暇で
青い空をぼーっとみながら
畳の上に寝転んで
行ったこともないアメリカの
夜も眠れなくなるくらいに恐ろしい犯罪の物語の中に飛び込んだ。

父の選ぶ本には偏りがあったけど
私の選びそうにない本たちで
時々借りて読んでいた。

漫画では
「家裁の人」
「美味しんぼ」
「プレイボール」
「包丁人味平」
「課長 島耕作」
をよく借りて読んでいた。

父の本からは
間違いなく影響を受けて
育っていると思う。

父の本を整理する時
パトリシア・コーンウェルだけは
捨てられなかった。

私にとっては
ミステリーというだけでなく 
『思い出の本』でもあるから。

そして
思い出というだけでなく
この本はとっても面白くて
没入できる。

時々出てくる主人公の女の人が使う
高級なボディオイルや
仕立てのいいシャツの描写は
小さな私にとって憧れの女性のイメージだった。

机の上にこの本を並べてみたら
すごくリラックスできた。

【いつでも本の世界に逃げれる】
その安心感。

夏は読書の季節だと思う。

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