そしてわたしも、忘れない。VRに誘おう。
昔、僕の友だちで悩んでる子がいて、
ひとり、思い詰めてしまっていた。
僕はその人をどうにかしてあげたかったけど、
人が人に対してできることはあまりにも少ない上に、
何を悩んでいるかすら靄がかかったようで、
よく分からなかった。
どうしたらいいか悩んだ僕は、
ある人に相談した。
そしたらその人はこう言った。
楽しくなりそうなときに、
その子を誘うことを、忘れないようにしよう。
そういうとき、けっしてその子をひとりにしない。
そのことを平野さんは忘れない。
そして私も、そのことを忘れない。
たったそれだけのアドバイスだった。
わたしも忘れないって言われた瞬間、心の中に風が吹いた。
その人はその子の悩みに「参加」してきたのだ。
なんということだろう。
楽しいことが始まりそうなとき、
その子を忘れずに誘うこと。
たったそれだけのことが、1000の言葉より、何日、何ヶ月ただ寄り添うより、その子を本質的に救う予感がして、涙が出てきたことを思い出す。
それからずいぶん時が過ぎた。
きっとVRも、そういう誘いのひとつになる。
さあ、それぞれに声かけを始めよう。
一緒に遊ぼう。
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