人生の休憩記録-8-
『4月のはじまり。休養2ヶ月目突入』
4月は私のだいすきな季節のはずなのに、今年は、
自分だけポツンと、白黒の世界にいるような、春のあたたかい、明るい雰囲気に、遠くから俯瞰しているようなそんな気分だ。
だが、娘のおかげでなんとか、本当になんとか、新生活という春の波を少しずつ感じつつある。
娘の保育園ロスを感じていたら、もう学童初日となっていた。
保育園から一緒の子もいるが、体調不良でおやすみということで、娘、ド緊張の不安MAX。
玄関に出る時や車に乗っている時に手を握り合った。運転しながら、緊張してる?と聞くと「…うん」「ママも新しい環境とか苦手だったし、最初から緊張しない人はなかなかいない。大丈夫だよ」「…うん」
学童に到着し、玄関でめいいっぱいぎゅうっと抱きしめた。「大丈夫!行っといで!」
学童の先生が「1年生みんな緊張しながらきてるから大丈夫だよ!おいで!」と優しく招き入れてくれた。
じゃあね👋と泣かずに行き、健気に不安と戦う娘の成長に、私は車に乗ってから泣いてしまった。
母親しっかりせい!ともう1人の自分が、私につっこみを入れた。
保育園での最初は泣く娘に、後ろ髪を引かれながらも、預けていた。
今の娘は、新しい生活に頑張ろうと前向きに、不安ながらも楽しみと感じているようだ。
そんな、頼もしい姿につい涙をしてしまった。
娘にとって初めての別れと新しい出会い。
私は、もしかしたら、神様がいるのか知らないが、娘のためにもこの時期に休むことは必然で、休みをもらえたのかもしれない。
仕事よりも何よりも大切なのは家族だ。娘の不安とドキドキに毎日しっかりサポートできるのは嬉しい。心からそう思う。
勇気を持って休んだ時に、上司や私と関わる地域の人にたくさんの嬉しい言葉を頂いたり、仕事をたくさん助けてもらった。こんな私を想って泣いてくれる人もいた。
今も私が休んでいるところを補ってもらっている。この恩は、しっかり返したい。もしも、仕事に戻れなかったとしても、なんらかの形で返していきたい。自分も何かを与えられる、愛を持つ人間になれたらなと思う。
話が逸れてしまったが、学童初日。娘はなんなく過ごし、お迎えに行くと笑顔で帰ってきた。
毎日が、初めてで、疲れるよね。
そして来週から学校も始まる。何度でも抱きしめるし、悩みがあったりわからなかったら、先生に聞いたりお友達でも良い。ママやパパでもいい、
1人じゃないよ。
ママやパパは間違えることたくさん、ダメなところもたくさん大人だからえらいわけじゃない。自分が疑問に思ったことは大切にしよう。
失敗や間違いはダメなことじゃない。むしろラッキーだと思おう。間違いをしてこそ大きくなれる。好きや楽しいを全力で。これは我が家の家訓だ。
そんなこんなで、娘より泣き虫な自分につっこみをいれながらも、先週よりはだいぶ心が落ち着いてきたように感じる。
これが、登校班など始まるとどうなるか正直なところ不安だ。
実は、学童前日に、スーパーでお弁当の材料を買っていると不安が襲いかかり、汗が出てしまうほど、パニックになった。
夫に話を聞いてもらい、落ち着いたが、歌に出てくる、3歩進んで2歩下がる。なんか毎日、気持ちが前向きになったかと思えば、沈んだりそんな感じだ。歌のように明るくはないが。
先週に関しては、夜、寝込むこともあったが、夕飯を作り、みんなでわいわい食べるまでに回復。
なんとかこの状態をキープしたい。
それもこれも夫のサポートのおかげだ。先日の、温泉の翌日、繁忙期なのに仕事を休みにしてくれたのだ。そこで、娘と3人で公園へ出かけたら、春風にあたり、太陽を浴びたら、気持ち良かった。
そういえば、休養前に、仕事で関わっている尊敬しているTさんが話していたことを思い出した。
人間はもともと自然の中で暮らしていた生き物だから、山の緑や川のせせらぎ、草原を思い浮かべながら寝たり、そういうところへ行くと心がスッキリするよと言っていた。
確かにそうだ。緑輝く木、池の光に反射したキラキラ、桜の蕾、日向ぼっこ。時間がゆっくり感じた。この休養で自然のありがたさを、感じる日々。桜の開花も入学式に合わせてくれているような気がした。
入学準備もなんとか目処がたちそうなので、お散歩を再開しよう。今の目標はそれだ!
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