【厳選】心理学をかじりたい人へ
みなさん、どうも。オミクロン株がいつ自分に襲い掛かるか怯えながら仕事をしているひらぶーです。部活動停止で休日もヒマで嬉しいような悲しいような…
今回は、私の青春を駆け抜けた心理学の本について紹介します。といっても学術的な本ではなく、一般向けに分かりやすくまとめてある教養としての心理学を学べる本を紹介します。数ある中から計4つの本を厳選して紹介したいと思います。
1.心理学の本の選び方
そもそも、心理学の本ってどうやって選べばいいのか分かりませんよね。フィーリングで選ぶ人もいれば、メディアで紹介されて買いに行くという人もいます。自分なりの選び方がある人は飛ばして2.からご覧ください。
① 分野で選ぶ
私が本を選ぶとき、まず目にするのは分野です。思いつくだけでも「社会心理学」「性格の心理学」「男女の心理学」「恋愛心理学」「相手を思うままに操る○○」…のように目を引かれるものがたくさんあります。探しているジャンルがあればいいですが、どれを選べばいいか分からない時もありますね。そのときは「社会心理学」と書いてある本から手に取るといいです。社会心理学は個人、対人、集団、社会と扱う範囲が広い学問です。しかも、より私たちの生活に近い内容が盛り込まれていますので、分かりやすい内容になっています。
② 著者で選ぶ
ここまでくるとマニアックになってきますが、同じ分野でも著者によって語り口やターゲット層が変わってきます。本を選ぶ時間の節約になればと思います。今回は厳選して3名の著者をご紹介します(敬称略)。あくまで個人の意見ですので、大目に見てください。
1.植木理恵(うえき りえ)
この方は心理学者で、臨床心理や教育心理をはじめ多数の著書を出版されています。「ホンマでっか!TV」(フジテレビ)の出演などでご存じの方も多いのではないでしょうか。
私が植木先生を推したい部分は、内容の分かりやすさです。心理学を全く知らない人でもわかりやすく読め、とっかかりやすいのがオススメポイントです。難しい言葉をなるべく使わず、例えも分かりやすいので内容が入りやすいです。周りに心理学を学ぼうとしている人がいたら、まず最初にこの方の著書をお勧めしてください。私のオススメ本はこちらです。
この本は、挿絵や図が視覚的にわかりやすくなっており、興味を惹かれる内容になっています。心理学に興味を持った私が、本屋で目にして最初に購入した思い出のある一冊です。
2.内藤誼人(ないとう よしひと)
この方は心理学者で、立正大学客員教授をされています。この方のオススメポイントは、分かりやすさと内容のバランスが取れていることです。心理学の本には「詳しく載ってるけど文章が長くてメンドくさい」ものや「分かりやすいけど内容が薄い」ものがあります。もちろん、自分のレベルに合わせて選べばいいのですが、心理学を少しかじり始めた人やある程度詳しくなった人には超オススメしたいです。社会心理学の知見をビジネスに応用する心理学の著書が多い方ですが、私が好きなのは以下の本でした。
これは、最新の心理学の実験や研究成果を紹介しています。これを含めて3シリーズあり、ご存知の方も多いと思います。心理学の実験や研究って説明するのが難しいんですよね。簡単に紹介すると中身が薄いものになるし、細かく説明すると面白さや凄さが伝わりづらくなります。
しかしこの本は、あまり知られていないような研究成果を分かりやすく解説するという、心理学を学んでいる途中の人にはかなりオススメできる一冊になっています。
3.亜門虹彦(あもん にじひこ)
この方は、心理アナリストとして雑誌やテレビでご活躍されています。この方はいわゆる「心理テスト」の書籍を多く出版されています。心理テストから心理学の世界に飛び込む方もいると思います。しかし世間には心理テストが多く蔓延り、中には誰にでも当てはまるようなことを診断結果に書いている(バーナム効果)ものが多いです。
私も多くの心理テストの本を読んできましたが、ピンポイントで指摘するこの方の心理テストはかなり信頼度が高いと言えます。このような本は会話のネタや暇つぶしにもなるので、持っておいて損はないと思います。私のおススメはこちらです。
③ これから教職員になる人に
私ひらぶーも教員になって自己研鑽に励んでいる(つもり)中で、教育や指導に役立てそうな本は買って吸収するようにしています。その中で読んできた本の中から、4月から学校の先生となる人にはぜひ読んでほしい本があります。新たな学校で新たな出会いがあり期待でワクワクする反面、関係づくりや指導方法で不安に感じる方もいるのではないでしょうか。教員のコンプライアンス順守や体罰禁止の厳格化に伴い、生徒指導や声かけが難しくなっています。そんな若手教師にはこの一冊です。
「褒めて伸ばす」って何やねん!って思う方にはぜひ読んでほしい一冊です。もともとは発達障害やそれに近いお子さんのお母さんの実践をもとに、心理学的見地を取り入れた一冊になっています。家庭での声かけも入っていますが、学校での指導で役立つフレーズも多数収録されています。最初はフレーズをそのまま真似するも良し、慣れてきてフレーズを参考にしてオリジナルな声かけを実践するも良し、ぜひ子どもとの関係づくりに役立てて欲しいです。私も特別支援学級の担任として、この本のフレーズは効果的なものばかりでした。私はこの本を夏休みに購入したのですが、1学期失敗して悩んでいた時にこの本と出会い、2学期から効果的に指導できるようになったのを今でも覚えています。書店だと育児コーナーにあるかもしれませんが、個人的には教師必携の一冊だと思います。
④ ひらぶーイチオシの一冊
心理学をある程度かじり終わって、少し発展したものを学びたいと思ったら、NLPというジャンルを学んでみてください。NLPとは「Neuro Linguistic Programing(神経言語プログラミング)の頭文字から名付けられています。(日本NLP協会より)
NLPには心理学と言語学の観点から新しく体系化した人間心理とコミュニケーションに関する学問です。プログラミングと書いてあるように、フローチャートのように手順を踏んで人間関係の悩みや問題を解決していくところがとても面白いです。
ただ、学問といわれるように論理的な部分が強く、難しい言葉や表現が多いです。分かりやすい本がいくつか出版されていますが、私がオススメするのは以下の本です。
今回ご紹介したNLPをもっと知りたいと思ったら、以下のページにアクセスして調べてみてください。比較的新しい学問ですので、他の人を出し抜いて人間的に大きくなれるかもしれません。
2.心理学を習得するメリット
さて、ここまで本を紹介してきましたが、「そもそも心理学を学ぶメリットは何だ」と言われると私も返答に困ってしまいます。
というのも、このような本を読み漁るだけでは大学の心理学部卒業程度には到底及びません。人間関係が完璧にうまくわけでもありません。毎日が楽しく生きられるわけでもありません。そんなことを謳っていたら怪しい宗教と何ら変わりはありません。
そのうえで、回答の1つとして考えられるのは「人生や人間関係で困ったときに役立つことが書いてあるかもしれない」ことです。「かもしれない」が重要です。心理学が絶対ではないし、宗教の教えや哲学、ひいては占いで悩みが解決され心がスッキリする人もいます。心理学がこれら3者と違うのは、実験や調査といった科学的な部分が強いということです。つまり主観を一切排除して客観的事実で構成されている点で考えると、信頼性が非常に高いのが特徴だと思います。
3.まとめ・今回のオチ
さて、今回は心理学をかじりたい人に向けて、私ひらぶーが厳選して紹介しましたが、ぶっちゃけ心理学がどれほど助けになるかは人によって異なります。ただ、心理学大好き勢の私から言わせると「死のう、やめよう、逃げようと思うくらいなら心理学を学べ」と言いたいです。心理学を学ぶと、悩んでいる時間がアホらしい、嫌なことをされた他人をグチグチ言っている時間が馬鹿らしい、と思えるようになってきます。私が心理学を学んで成長したのは、悩んでいる時間を一瞬で解決できることに尽きます。ただ、そんな私でも時間をかけて悩みに悩むことだってあります。それは…
どっちが似合ってる?
今日の晩ご飯何にする?
です。後者は何とかなるとして、前者は冗談抜きでマジですぐに決められないです。誰か短時間で決める方法を教えてください。ほなまた。