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「ベタ」の対義語が「オリジナリティ」ではない

先日、「何者かわからないとその先は無い」というタイトルでnoteを書きました。自分のプロフィールを真面目に書かないと相手にしてもらえないという話です。

私はこういう事例を分解して抽象化して、他の事例に当てはめて考えるのが好きなんですが、たぶんこの「何者かわからないとその先は無い」という話は、ベタとオリジナリティの話に行き着く気がしたんです。

自己主張や自我が強い人は、ベタを嫌って100%オリジナルで勝負しようとします。オレ流ですね。でも、成功者は骨格や構造をオレ流にはしていません。守るべき社会的フォーマットは守って基礎を作り、暴れられる場所でオレ流をやっています。

プロフィールを真面目に書くのは、社会的フォーマットに則った行動です。骨格や構造と行ってもいいかも知れません。真面目に書かれたプロフィールは、地面にしっかり打ち付けられた杭のようなものです。

「その人」が「そう言う」から、発言に信頼性が出ますし、面白くも感じられるんです。プロフィールが「おじさん」だけで、アイコンがイラストだったら、鋭いことを言っていてもイマイチぐっと入って来ないんですよね。

世の中にはプロフィールもアイコンも適当なのに人気がある人がいますが、そういう人はずっと発信し続けてるんです。ずっと発信し続けて、なおかつ毎回鋭い事を言っていることで信頼を得てるんです。だから、そこを目指さない方がいいです。SNSの天才みたいな人たちなので。

社会的フォーマットを守る事にどんな意味があるかと言うと、間口を広げるという意味があります。自分の発信のマーケットを広げると言いますか。

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Xや無料noteでは言えない事。毎記事2000文字以上。月に5〜8回投稿。多い時は10回以上。映画監督、映像ディレクターの仕事について。フリーランスの生き抜き方をフリーランス歴20年以上の経験から。「中年の危機」に悶絶している様子をリアルタイムに報告。子供を2人育てる父親の視点と哲学。世の中に対する日々の雑感。親友の画家、石田徹也について。などなどを書いています。

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