平林勇

映画監督・映像作家・映像ディレクター/短編映画/カンヌ映画祭/ベルリン国際映画祭/ベネチア国際映画祭/ロカルノ国際映画祭/毎日映画コンクール大藤信郎賞/長編映画『SHELL and JOINT』/国際エミー賞/アジアテレビ賞/しまじろうのわお!/湖池屋SDGs劇場サスとテナ

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    【内容】 ・Xや無料noteでは言えないこと。 ・有料マガジンでしか読めない記事。 ・毎記事2000字以上。 ・月に5〜8回投稿。多い時は10回以上。 ・映画監督、映像ディレクターの仕事について。 ・フリーランスの生き抜き方をフリーランス歴20年以上の経験から。 ・「中年の危機」に悶絶している様子をリアルタイムに報告。 ・子供を2人育てる父親の視点と哲学。 ・50歳からの筋トレ。カタチより体力。 ・世の中に対する日々の雑感。 ・親友の画家、石田徹也について。

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    平林勇の映画つくり日記

  • 世界の映画祭に行って来た

    今まで行って来た映画祭の日記をまとめています。日記は当時書いたままの状態をnoteにアップしています。

  • 心の声がやかましい

    ここに出てくる登場人物はひと言も声を発しません。このドラマはすべて登場人物の"心の声"だけで構成されています。沈黙の裏には、豊かでやかましい心の声があるのです。

  • 映画『SHELL and JOINT』の全部

    映画『SHELL and JOINT』に関する、私が書いたnoteは、すべてこのマガジンにまとまっています。

最近の記事

  • 固定された記事

短編映画の作り方

ビジュアルから考える一般的に映画は脚本を書くところから始めると思いますが、私は短編映画を作る時にビジュアルから考えます。テーマを考える前にビジュアルから考えています。部屋、海辺、白ホリ、暗闇、森の中などの撮影場所を考えます。ビジュアルから先に考えるのは、作品の世界観を強くすることが出来るからです。「ああ、あの森の中の作品か。」とか「白ホリで撮ってる作品ですね。」などと、イメージが残りやすくなるからです。 実は短編映画は長編映画とは違い、世界観を武器にしずらいフォーマットで

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    • 藪から棒日記

      藪から棒ですが、細かく忙しいです。喉にサバの小骨が刺さっていて、手の爪にささくれがあって、足の小指が深爪していて、ほっぺたが剃刀負けしていて、首を寝違えたぐらいのイメージです。大勢に影響は無いんですが、「あ〜!もうっ!」って感じがあります。あとは先が見通せない件がいくつもあって「あ〜!もうっ!」って感じもあります。タイトルを「あ〜!もうっ!日記」に変えたいぐらいなのです。

      • いやしかし日記

        藪から棒ですが、個々人が抱えている悩みの総量は同じなんじゃないかと思ったのです。例えば、1人の人間が抱えられる悩みの上限が100nym(ナヤミ)だとしたら、あの人も、あの芸能人も、あの首相も、あのスーパースターも、悩みの量は100nymを超えないと言いますか。

        • どうでもいい日記

          季節の変わり目が中年に襲いかかって来てますが、綿密なウォーキングと筋トレで何とか防御出来ています。最近ふと思ったんですが、もう50代は体力作りでいいんじゃなかろうかと。人生の7回表から9回裏に備える時間でいいんじゃなかろうかと。そんな風にも思ってしまうのです。 それにしても、本当に体力がついてきた事を実感します。見違えるほど疲れなくなりましたね。残念なことと言えば、こんなにウォーキングや筋トレをしてるのに、ウエストが85cm以下にならないことです。 私の仮説なんですけど、

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        記事

          主要メンバーという意識(無料記事)

          今回もスキが多かった記事を引用するシリーズです。「今は1人でお金が稼げる時代でいいっすね〜」という記事です。 この記事ではフリーランスの映像ディレクターという立場で書いているので、会社員の方にはそれほど刺さらなかったかも知れませんが、会社員でも同じような意識が必要な時代だと思います。 結論から言えば、「会社の肩書無しでフリーランスになっても仕事が来るか?」というところが基準になるかと思います。ほとんどの会社員の方々はそういう視点で自分を見ていないはずです。結果も出してない

          主要メンバーという意識(無料記事)

          幸せに生きる心構え、というか

          ちょっと宗教がかったタイトルですみません。語尾に「というか」をつけることで、少しだけ恥ずかしさを軽減しておるのです。おりますのです。「幸せに生きる心構え」が本のタイトルだったら、置かれている場所は「人生」「宗教」「哲学」「自己啓発」のコーナーでしょうか。挿絵は水彩で描かれた道端で咲く小さな黄色い花。筆者は山奥で自給自足の生活をしながら、人生に疲れた人々を受け入れる生活を60年ぐらい続けているはずです。90歳のお祝いには、全国から2万人の支持者の方々が集まるのです。 そのよう

          幸せに生きる心構え、というか

          正しい方向か分からないけど全力で走らなければならない時がある

          9月に「若者よ!油断するなよ!」という内容の記事を投稿したら、たくさんのスキと反響を頂きました。 最近、古いHDDを整理していたら日記が出てきたんです。1997年〜2000年にかけての日記です。20代後半の日記ですね。そこには私が会社を辞める1年前からと、会社を辞めてから2年ぐらいにかけての事が書いてありました。 本当に心の底から心配になるぐらいの生活をしていました。会社員時代は、たぶん毎日5時間睡眠ぐらいで、あとは仕事をしているか、飲みに行っているか、遊びに行っているか

          正しい方向か分からないけど全力で走らなければならない時がある

          あなたはターゲットではない

          世の中に溢れている商品やサービスは、必ずターゲットが想定されて作られています。中高生女子とか、中年男性とか、ネコ好きとか、オタクとか、仏像マニアとか、横向き寝とか、胃もたれしやすいとか、たくさん物を運びたいとか、などなど。 ある程度そういうターゲットを想定して作られているのです。 いやしかし! 悲劇は自分がターゲットに入ってない時に起こるのです。「Netflixで見たドラマ、相変わらず不倫ばっかりやってやがって、全然面白くねえ!」などと言ってしまう人がいますが、それは「

          あなたはターゲットではない

          いやしかし日記

          季節の変わり目は中年にとって試練です。本当は今まさに季節の変わり目のはずなんですが、今日もまだ冷房をつけています。夏から秋への変わり目ですらキツイのに、夏から冬に急激に変わられると、中年ですら死にかねません。本当にいい加減にして欲しいものです。 昨日、ちょっと面白いことがありました。

          いやしかし日記

          中年の野心と筋肉

          スマホでYahooニュースやSmartNewsを見ていると、ミッドライフクライシスや男性更年期障害の記事が頻繁に出てきます。たぶん、私がそんな記事ばかり読んでいるからでしょう。 中年になって思い知るのは体力の低下です。体力の低下は気力の低下にダイレクトに繋がっているので、体力の低下を放置してしまったら再起不能です。あっという間に気力のフレイルになります。フレイルというのは、健康と寝たきりの中間ぐらいの状態です。 私は46歳ぐらいの時に体力の低下を一番感じました。いま思えば

          中年の野心と筋肉

          育児歴18年

          子供が小さい頃はTwitterやnoteによく子供の事を書いていましたが、子供が年頃になるとあまり無邪気には書けなくなります。中高生は子供たちの中に強いコミュニティが作られますから、親がプライベートの事をペラペラを書いてしまうと影響が大きいのです。Xは自分の子供にも見られてますしね。 でも、子供に関するnoteは反響も大きいのでたまには書いてみます。多くの人も書きづらいと思って書いてないと思いますので。 いきなり有料になりますけどね。

          育児歴18年

          藪から棒日記

          私は根が真面目なので、有料マガジンの記事を出来るだけ多くお届けしようと奮闘するタイプなんです。だからここのところ立て続けに投稿しているのです。10月の前半は釜山に行って全く書いていませんでしたので。 ーーーーーーーーーー 藪から棒ですが、初めての人と会話する時に人の名前を出すのは危険です。これは何度も感じたことがあります。例えば、初めて会った人が日本テレビの人だとします。「そう言えば日テレのAさん、私もよく知ってるんですよ〜」みたいな言い方です。 これの何が危険かと言う

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          一人の作家につき一つの作風論

          いま、映画のシナリオ開発でいろいろと葛藤しています。一番葛藤しているのは「面白さ」についてです。釜山に行った時にも多くの人が言ってたのは、「どんなトップスターが出ててもストーリーが面白くなければヒットしない」という事です。 まあそうなんでしょうが、私はハラハラドキドキするような、最初から最後まで目が離せないようなサスペンスドラマを面白いとは思わないんです。それが世界的に大ヒットしてようが面白いとは思わないんですよね。 でも、多くの人はそういう「面白い」ストーリーこそが正解

          一人の作家につき一つの作風論

          釜山国際映画祭での再会

          釜山国際映画祭のマーケットに参加していたと思ったら、もう10月半ばじゃないですか。あっという間ですね。人生を振り返ったり、自分を見つめ直す時間もありません。自分を見つめ直すと病みますけどね。 釜山国際映画祭では本当にたくさんの人に会いました。海外映画祭の良いところは、海外の映画制作者と会えることもありますが、日本人同士がより緊密に出会える事かも知れません。私も感動的な再会がいくつもありました。

          釜山国際映画祭での再会

          釜山国際映画祭ACFMに参加しました

          釜山国際映画祭のACFMに参加して来ました。ACFMというのは「Asian Contents & Film Market」の略で、映画業界の人がそこでいろいろな商取引をするマーケットになります。企画をプレゼンしてお金を集めたり、完成した映画を売ったり、国際共同制作のパートナーを探したりなどなど。 私はVIPOのブースでACFMに参加したのです。VIPOというのは「Visual Industry Promotion Organization」の略で、日本名は「映像産業振興機構

          釜山国際映画祭ACFMに参加しました

          仕事と言ってもいろいろ

          プロ論では原理原則はひとつでバシッと背骨が通ったことが語られることが多いですが、実際には仕事と言ってもいろいろある気がします。 例えば、セルフブランディングのための仕事、人生を豊かにする生きがいのための仕事、自分や家族を養うための食い扶持のための仕事などなど。 それらが全て同一の仕事で賄えている人は幸せな人なんでしょうが、なかなか難しいものです。我こそはという人は名乗りを上げて、やった仕事とそのギャラの一覧表を見せて欲しいものです。誰しも、声高に言いたくない仕事の1つや2

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