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自分の力だけで稼ぐ力(無料記事)

今はSNSを使って、自分の力だけでお金を稼ぐことが出来ます。XやTikTokのフォロワーの多い人は収益化出来ますし、YouTubeの再生回数の多い人も稼げますし、このnoteでもいろいろなコンテンツを売ることが出来ます。

「自分の力だけで」と書いたのは、私が100%受注仕事をやっているからかも知れません。私の仕事は映像のディレクターで、誰かが私に仕事を発注してくれないと成立しない仕事なんです。100%仕事が来るのを待つしかない仕事なんです。

仮に積極的に自分から売り込みに行ったとしても、やっぱり仕事を待たなければなりません。必ず誰かの頭に私が思い浮かばないことには、仕事が出来ないんです。俳優みたいな仕事も全く同じですね。俳優という仕事が絶対に俳優だけでは成立しないのと同じで、映像ディレクターという仕事も映像ディレクターだけでは成立しないんです。

でも今はSNSを使って自分の力だけで稼ぐ方法があります。これはかなり画期的なことだと思います。小中高で教科として教えてもいいんじゃなかろうかと思うほど大事なことです。

SNSを使って自分の力だけで稼ぐ力がなぜ大事なのかと言うと、そこである程度の生活費のベースを稼ぐことが出来たら、ブラック企業で働く必要もありませんし、1日18時間もアルバイトをしなくていいんです。

生活費のベースをSNSで稼げていたら、自分がやりたい仕事をすることが出来ます。自分のやりたい仕事が儲からなくても、生活費のベースがあれば別に好きでやっているからいいんです。

自分の人生をドライバーとして自分で運転することが出来るんです。でも、生活費のベースが無いと、バスや電車に乗っているのと同じで、誰かの運転にある程度委ねることになります。乗るバスや電車は注意深く選ぶとしても、自分の思い通りには動いてくれないんです。

もちろん今までだって、実家が裕福だったり、起業した会社が大きくなったり、宝くじが当たったりで、生活費のベースがある人は自分の人生を自分で運転出来ましたが、SNSはそれが身近になって誰にでもチャンスがあるところが凄いんです。

しかも、それをたった1人で成し遂げられるんです。勝手に1人で生活費のベースを稼いで、自分の好きな人生が歩めるんです。X、YouTube、TikTok、noteなどなど、勝手に1人で始めてメチャクチャ稼いでいる人たちがたくさんいます。

私はずっとフリーランスの映像ディレクターとして、奇跡的にもずっと生活費を稼ぐことが出来て来ましたが、私たちのような受注仕事の人たちは常に仕事が来ることを気にして生きていかなければなりません。会社員の人たちと大きく違うのはそこです。

「いやいや、会社員だって給料が下がることもあるし、上司に気を使ったりしなきゃなんですよ。」と言われるかも知れませんが、会社員の場合はサバンナでチーターに食い殺されることはないんです。酷い言い方に聞こえるかも知れませんが、動物園の中でエサを貰えてる状態ですから。

でも「受注仕事」かつ「フリーランス」というのは、サバンナにいるインパラの様なものです。周りを警戒しながら草を食べ、ガサガサっと音がしたら、すぐに全速力で逃げるんです。そして、首を高く上げてどこに草が生えているのかを見極めて、注意深く移動するんです。そのぐらいの緊張感が常にあります。

そして私も何度も経験してきましたが、仕事は私とは全く関係ない要因によって終わります。社長が変わったり、部長が変わったりして、下請けを総取っ替えされることも良くありますし、頼りにしていた人が定年退職してしまって仕事が無くなることもあります。ものすごく接待してヨイショしてた代理店の人がフリーになって仕事が無くなることもあります。「あの時のヨイショを返せ!」と思いますけどね。

映像のディレクターなんて最も仕事を失いやすい仕事です。作った映像が良くても売り上げに貢献しなかったら変えられますし、担当者の「ちょっと今までと違った感じにしたい」という気まぐれでも変えられます。さらに言えば、映像のディレクターは基本的に若さが大事です。多くの映像コンテンツが若者向けだからです。だから、年を取ったというだけでも変えられます。それが宿命なんです。

そうやってインパラのようにビクビクしながら生きているのが、フリーランスの映像ディレクターなんですが、もしSNSで生活費のベースが稼げていたらもっと心穏やかに生きていけるんです。「監督」と呼ばれる人たちが怒鳴り散らすのは、そのストレスに晒され続けているからかも知れません。と言いつつ、いまは「怒る人」というだけで仕事を失いますが。

私がSNSで稼いでいるのはnoteの定期購読マガジンだけで、Xでは収益化出来るフォロワー数がいませんし、YouTubeではほぼ何も発信していません。生活費のベースを稼ぐなんてまだまだなんですが、半年や1年で見るとそれなりにまとまったお金になります。チャリンという音ではありません。

特に不安定な職業であるフリーランスの若手クリエイターは、ガチのマジで頭をフル回転させて命がけでSNSで生活費のベースを稼ぐことを考えた方がいいんです。「え〜、私バカだし〜、自分が出るとか恥ずかしいし〜、文章ヘタだし〜。」とか言ってないで今すぐやるんです。バイトの時間を少し減らしてでも、頭をフル回転させて考えるんですよ。

いやむしろ、それも出来ずに、それもやらずに、それもやれずに、どうやってクリエイターの世界で仕事を得るつもりなんでしょうか。SNSで発信してないクリエイターはこの世に存在してないのと同じですし、「受注仕事」という立場であるなら、尚更やらないとダメなんです。もし「SNSで発信することでつまらない人間だと思われたらヤバい」と思っているなら、クリエイターに向いてません。

見回してみてください。売れてるクリエイターはみんな大なり小なり「イタく」見えるんです。イタく見えるのが嫌な人は、クリエイターで稼ぐのを諦めて、もっと地味で堅実な仕事を目指した方がいいと思います。

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Xや無料noteでは言えない事。毎記事2000文字以上。月に5〜8回投稿。多い時は10回以上。映画監督、映像ディレクターの仕事について。フリーランスの生き抜き方をフリーランス歴20年以上の経験から。「中年の危機」に悶絶している様子をリアルタイムに報告。子供を2人育てる父親の視点と哲学。世の中に対する日々の雑感。親友の画家、石田徹也について。などなどを書いています。

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