【じーじのもろもろ】そろそろ話題になり始めましたよ⁉
心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉
さて、じーじが「あれどうなった?」と記事を投稿した後から徐々に話題になり始めていますよ「木質ペレットの輸入」
木質ペレットなんて言われても「何のこっちゃ?」と言う方もおられるかもしれませんね。この記事👇は分かり易く問題点を解説してくれています。
バイオマスという言葉をよく聞かれると思いますが、「再生可能な生物由来の有機性資源(化石資源除く)」のことです。
日本政府は、2009年に「バイオマス利用推進基本計画」を決めてバイオマス利用を増やしましょうと目標を立案して取り組んできました。
今は2025年目標に向かって毎年実績を評価しています。
上記表から廃棄物系のバイオマスと利用率実績を書き出してみると以下のとおりです。
①家畜排泄物(86%)
②下水汚泥(75%)
③黒液(100%)・・・パルプ製造時のリグニンなどの廃棄物
④紙(80%)
⑤食品廃棄物(29%)・・・2025年目標40%
⑥製材工場等残材(98%)
⑦建設発生木材(96%)
未利用系のバイオマス
⑧農作物非食用部(31%)・・・2025年目標45%
⑨林地残材(29%)・・・2025年目標30%
数値が低い⑤⑧⑨の内、目標との乖離が大きいのは食品廃棄物関連の利用率です。
林地残材は森の再生に必要なものや自然災害を防ぐためのものは林地に残さなくてはなりませんので目標自体も30%と低い上に既に目標に近い利用が進んでいます。これ以上林地残材を燃やすために利用すると土砂崩れの原因を作ってしまいますから、これ以上利用率を上げることはできません。
だけど、だからと言って海外の切らなくても良い森林を伐採して木質ペレットを製造して、わざわざ日本に運んで燃やす必要はないとじーじは思います。やるならじーじはFIT賦課金を払いたくないですね。
FIT賦課金を払って再エネ(太陽光・風力)の普及促進には協力しましょう。でも海外の切らなくてもいい森林破壊の加担者になってまで賦課金をFITバイオマスボイラーに利用してほしくはありません。
上記のグラフを見ていただくと全国にごみを焼却する施設は、2018年の段階で1,082あります。
この内、発電設備は379施設です。この差1,082 - 379 = 703施設の中には熱利用をしてお湯を市民プールなどに活用しているところもあるでしょうが、この表からは分かりません。バイオマスボイラーで重要なのはこの熱利用です。まずは発電だけでなくて熱利用を含めた100%有効活用をしましょうよ。
つまり単純焼却の処分場を減らすKPI設定です。廃棄物ボイラーの熱利用、発電利用をもっと進めましょう。
それもせずに海外の切らなくてもよい森林を伐採して日本に燃やすために木質ペレットを輸入してくるというのは間違っていると思うんですよね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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