日米の成長力格差③:同調圧力や多様性に不寛容な社会からはGAFAは生まれなかった?
前回、ファイル共有ソフトの開発者二人が日米でどのように扱われたかを見てきました。
想定外に対して問題があれば人を罰するのではなく、後で規制する米国、既存の法律で罰を見つけてまずは罰する日本!
これでは日本でGAFAは生まれません😭
✅同質化は今や弱み
日本の強みであった同質化した集団の強み、異質な意見を封じ込めて地道に改善をつみかさねてきた日本の改善活動、それは、ちょうど図のように階段状に進歩を積み上げていく姿でした。
これに対して、もう一つの黄色の矢印の動きが、「イノベーション」です。
ある時までは、階段上の改善成果で日本は米国をリードしました。
ところが、イノベーションは、競争のステージを指数関数的に上昇させてしまい、全く追いつけなくなってしまいました。
イノベーションは、連続した変化を一気に超えてしまう変革です。
イノベーションの代表格がGAFAです。
あのスティーブジョブスが生み出したアップルのipodは、ソニーがウォークマンをいくら改良しても生まれないノベーションでした。
製品の小型化では、負けないものが出せたとしても音楽配信のイノベーションは、生み出せなかったのです。
✅従来になかったサービスを生み出す力
日本の歴史の中でも代表的な異端児、織田信長、戦に農民ではなく、傭兵を雇い、鉄砲を使ったイノベーション。
世の中が大きく動くきっかけになるのが、イノベーションなのでしょう。
異質なものを受け入れて、それが従来のサービスになかったものを作り出していく力になるのだと思います。
GAFAの一角、Googleは、従来型の顧客をロックインしてお金を取ろうとするサービスとは全く違う、無償で情報提供するサービスをインターネットで実現しました。
このイノベーションは、Facebookやアマゾンといった新たなイノベーションを生み出す原動力になっていきました。
80年代前半までの日本の経済勝ち戦は、会社の中で先輩の背中を見て身に着けていた知識や会社の肩書によって得ていた人脈の中で入手していた情報が財産でした。
しかし、無料のコンテンツとしてググれば手に入る、万人に共通な基盤を提供してくれたGoogleの出現は、日本の成功方程式を駄目にしました。
アマゾンは、本は本屋さんで買うものであるという従来の流通と小売りの常識を変えました。
物は実店舗で買うという、従来型の購買行動を変えてしまいました。
しかし、世の中が変わったにもかかわらず、変化を躊躇していたのが日本、どうしちゃったのでしょうか?
✅異質なものを排除して攻撃する日本
Facebookは、SNSというサービスの道を切り開き、その後に続くツイッターや、インスタグラム、ユーチューブというサービスを生み出していきました。
インターネットが、もたらしたイノベーション、情報や道具を万人が誰でも手にしていながら、日本は変革が遅いと世界から冷ややかに見られている状況はどうしてなのでしょうか?
異質なものに対して、排他的で直ぐに攻撃してしまう日本人の性格。
これだけ既得権益者が有利で、不公平な事象が報道されても、大人しい日本人。
相変わらず部分最適と属人化と、長時間労働の三種の神器の成功体験から抜け出せない日本のビジネス社会。
次回は、そんな私たちが、GAFAに負けないイノベーションを起こすために、まずは自己分析、自分たちの同質化について少し考えてみましょう。
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