【じーじは見た！】後編：第1回こども未来戦略会議を見てみた！
心はＺ世代！ 身体は還暦過ぎた昭和人！ Ｚ世代応援団のじーじです⁉️
「異次元の少子化対策」と言った岸田首相は「長年の課題である我が国の少子化は、近年、その深刻さを増しており、静かなる有事とも言うべき状況である。」と位置付けて「こども・子育て政策の強化について、具体的な施策の内容、 予算、財源の在り方」をこの会議で自らが議長となって議論していくそうです。
その第1回の会合で官僚さんが準備した資料を確認しています。
本編は後編です。前編から読んでいただけると嬉しいです。
✅少子化対策の基本スタンス
官僚さんが準備した資料にはどんなことが書いてあるのでしょうか？
基本スタンスにはいいことが書いてありますよね。
バラまくから産めよ増やせよではなく「個人の幸福追求を支援することで結果として少子化が反転する」という考え方が基本だよと言っています。
また、個人の幸福追求の支援というのは、実は社会全体でこども・子育てを支えていくことなんだよという意識の醸成でもあるんだよと言っています。
官僚さんは良いことを言っていますよね。でも政治家はこんなことを言っても票になりません。
✅こども・子育て政策の基本理念
これもいい事が書いてありますよ。
１）若い世代の所得を増やす
…大変良い話だけど、それはどうやって？
２）社会全体の構造・意識を変える
…意識は変えたいよね、だけど、それはどうやって？
３）全ての子育て世帯を切れ目なく支援する
…経済的支援をしてくれるのはありがたいけど、それはどうやって？
言うは易し行うは難しで財源の話ばかりをマスコミが報道してくれていますね。バラマキはお金の心配が大変です。
最後の経済的支援の部分だけは詳しくみておきましょうか？
✅こども・子育て支援の加速（今後3年間）
今後3年間でやると言っている支援の中味を見てみましょう。政治家はここは真剣に考えます。票を左右しますから。
官僚さんが色付けして強調しているのが「子育て世帯に対する住宅支援の強化」ですって。期待したいですね。
とにかく子供を産んでいただいた家庭へ経済的支援を頑張りますと言ってくれていますが、お金をもらったらからと言って子供が増えますかね？
もちろん多少は影響あるでしょうが、人口増に転じるくらいの出生数には至らないでしょうから人口減少のカーブを緩やかにするための支援金ということになるのでしょうね。
岸田さんは、国民運動が大好きみたいですね。
こんな感じで始まった「こども未来戦略会議」ですが、どんな印象をもたれましたか？
期待が持てないと感じた方もおられるでしょう。
だって過去30年の政策の反省がありませんからね？
じーじは、すごく遠回りだけれど「教育」を抜本改革することの方が、急がば回れで20年後の日本に良い影響を与えることができる最もコスパの高い対策だと思っているんです。
それに無い袖は振れません。
それなのにあっちでいい顔、こっちでいい顔で、結局、大盤振る舞いのツケは、増税で、あるいは企業に保険料等の負担を押し付けて？
そんなことをしたら、またぞろ、賃上げどころか、こぞって人を安く雇う競争が始まり、スタートアップつぶしの同調圧力社会が継続しませんかねえ？
心配ごとだらけの会議ですが、これからの成り行きを見守っていきましょう。
頑張れＺ世代！
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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